奥平大兼「できるだけその時自分が思ったことを言える状況にしようと思った」映画「MOTHER マザー」

特集・インタビュー
2020年07月08日

奥平大兼

◆奥平さんは俳優や芸能界に興味はあったのですか?

いえなかったです。中学1年生の冬にスカウトされたんですけど、そのころ、バスケットボール部に入っていて試合にも出たかったので、事務所の方に「部活に専念したいので、今はやらなくてもいいですか?」とお願いしたら「分かりました」と。中学時代はずっと部活に専念して、中3で部活を引退してから、演技レッスンとかに少しずつ行くようになりました。ただ中3は行事も忙しくて、演技レッスンを1か月くらいしか受けられずにすぐオーディションの話を頂いて、なのでなかなか自分の状況についていけなかったです(笑)。

◆普段、お友達と遊ぶ時はどんなキャラクターですか?

うるさいですね。友達が近くにいるとすごくしゃべっちゃうので、(どちらかと言えば)先生に注意されるタイプですね(笑)。楽しいことがあるとそっちしか見えなくなっちゃいます。友達も面白い人たちばかりなんですよ。

◆今一番楽しいことは?

外出自粛期間は学校に行けなかったので、学校に行ける楽しさが身にしみて分かりました。自粛中もずっと「学校行きたい!」と思っていて、勉強は嫌だけど、友達に会うだけで楽しいなって分かりました。今は本当に学校に行くのが楽しいです。映画「MOTHER マザー」の情報解禁後、初めて学校に行ったので…。

◆周りの反応はどうでした?

ずっと「周平~」って言われています(笑)。「もういいじゃん!」っていうくらいネタになっていますね。

◆ちなみに今ハマっていることは?

ゲームが好きで夜中までやっちゃうタイプだったんです。でも、やめました。今は、音楽がもともと好きなので、普段は6時間、休日は10時間とか、ずっと音楽を聴いています。スマホでどんなことに時間を使っているか見られるからアプリがあって、それを見るとほぼ音楽を聴いてますね。

PROFILE

Daiken Okudaira
●おくだいら・だいけん…2003年9月20日生まれ。東京都出身。O型。中学1年生の時にスカウトされるが、中学3年間は部活に専念。映画「MOTHER マザー」が初めて受けたオーディションで、メインキャストに大抜擢される。

作品情報

映画「MOTHER マザー」

「MOTHER マザー」
全国公開中

<staff&cast>
監督・大森立嗣
脚本・大森立嗣、港岳彦
出演・長澤まさみ、阿部サダヲ、
奥平大兼、夏帆、皆川猿時ほか

<STORY>
シングルマザーの秋子(長澤)は、ゆきずりの男たちと関係を持ち、その場しのぎの生活を送っていた。息子・周平(奥平)が頼れるのはそんな母親だけ。実家にも見放され、自堕落な生活を送り続ける秋子は、周平に依存し続ける。17歳になった周平は事件を起こしてしまう。

©2020「MOTHER」製作委員会

●photo/干川修 text/佐久間裕子 hair&make/速水昭仁(CHUUNi.inc) styling/伊藤省吾(sitor)

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