石田亜佑美×佐々木莉佳子×平井美葉インタビュー『ハロプロダンス学園 シーズン4』

特集・インタビュー
2021年01月05日

石田亜佑美×佐々木莉佳子×平井美葉インタビュー

ハロー!プロジェクトから選抜されたダンスが大好きな6人がダンスを軸にさまざまな経験をしていくバラエティ番組『ハロプロダンス学園』。現在放送中のシーズン4では2チームに分かれて、ベリーダンスとコンテンポラリーダンスに挑戦。TV LIFE webでは、本番直後の2組にインタビュー。今回はコンテンポラリーダンスを披露した石田亜佑美さん(モーニング娘。’21)、佐々木莉佳子さん(アンジュルム)、平井美葉さん(BEYOOOOONDS)に感想を聞きました!

◆コンテンポラリーダンスに挑戦されていかがでしたか?

石田亜佑美:何度かコンテンポラリーダンスを見たことがあって、自由気ままに、身軽に踊っているなというイメージを持っていたんです。ですが、いざ自分がやってみると脚への負担が大きくて…。今回、バレエシューズを履いて踊りましたが、地面と足の距離が近い分、重力が足に直接来る感じがして、それを感じさせずに軽やかに踊っているダンサーの方たちはすごいです。

佐々木莉佳子:初めての挑戦だったので、ワクワクしていたんですが、不安も大きかったです。バレエをベースにしていると聞いた時に、バレエの難しさは、見ていても分かるくらいなので「おっと…」と思いました。

平井美葉:私は指導を受ける前から「バレエ経験者だよね」と言われていて…。もう何年もやっていないので、その言葉がプレッシャーでしたね。頭で分かっているんですが、体が追い付かないもどかしさもありました。今回、振り入れから発表までの1か月で、ステップや形の1つひとつに、「ああ、これが私が楽しかった世界だ」と思い出してきて、またその世界に戻れたんだといううれしさもありました。

『ハロプロダンス学園 シーズン4』
『ハロプロダンス学園 シーズン4』

◆発表を終えて、今の気持ちを教えてください。

石田:ダンサーさんたちが軽やかに踊られていることがすごいなと感じましたし、足への疲労感を含めてやり切りました。

佐々木:自主練習もあるとはいえ、本当にできるのかなと思っていたんです。発表後にみんなが「息も聞こえて、鳥肌が立ちました」と言ってくれて、最初に私たちが先生のダンスを見て抱いた感情と一緒だったんです。技術的には、もちろん先生には及ばないものの、同じような気持ちで私たちのダンスを見てくれたと思ったら、初日より成長できていたんだなと。空気感も作れたと思いますし、本当にこの2人で良かったですし、先生にも、2人にも感謝しています。

平井:バレエをやっていた時は、3人で踊ることがなかったので、3人で合わせないといけないところも、振り入れの段階では自分のことで精いっぱいで周りを見る余裕なんてなかったですし、呼吸もしなきゃと思ってもできなくて。でも自主練や発表前の練習で、「初日の慌てぶりは何だったんだ」と思えるぐらいに余裕ができて、見ていなくても気配を感じるような感覚を味わえたことがとても勉強になりました。

『ハロプロダンス学園 シーズン4』
『ハロプロダンス学園 シーズン4』

◆この練習期間で、大谷玲凪先生からかけてもらった印象的な言葉はありますか?

平井:「呼吸が大事」ですかね。いつも踊っているハロプロのダンスでは呼吸というよりも、歌って踊ることが基本なので、普段は呼吸に意識を向けていなかったんです。でも今回は曲の拍数が均等なリズムではないですし、その間を空白にさせないために、呼吸を使うということを教えていただいて、いつもとは違う観点でダンスを見ることができました。

佐々木:石田さんと先生が同学年と聞いて驚きました。鳥肌が立つようなダンスができるのは、子供のころからの積み重ねてきたものがあるからこそだと思いますし、先生の実力に圧倒されました。一緒にお仕事ができたことがすごくうれしいです。

石田:振付をしてもらった時や、発表の前にも言っていただいたんですが、「私は振りを考えてみんなに渡すけど、私は材料を渡すだけ。そのあと調理して、味をつけて料理を完成させるのはみんなだよ」という言葉です。振付をそうしなきゃいけないということはもちろん、ボキャブラリーとしても衝撃的でした。私もハロプロ5グループの中では先輩という立場なので、後輩に振付を教えるときに使いたいなと(笑)。

石田亜佑美×佐々木莉佳子×平井美葉インタビュー

◆振付を味付けされたということですが、注目ポイントを教えてください。

石田:曲中に2回サビが続くんですが、実は同じ振り付けを繰り返して踊っていたんです。ですが、だんだん盛り上がっていくようにするために、「最初のサビよりも2回目のサビはもっと伸びやかに、大きく踊るように」と先生から言われました。ですが、その感覚が練習段階では正直分からなかったんです。でも、本番の緊張感と、皆さんに見られているという意識によって、初めて“いま盛り上がっている”と感じることができました。特に感じたのはジャンプが続くシーン。一番の盛り上がりポイントかなと思います。

佐々木:それぞれソロから始まって、後半に向かって3人で盛り上がっていくところの心情の変化みたいなものが見ている皆さんに伝わればいいなと思います。生ではないですが、画面越しでもその変化が伝わればいいなと思います。

平井:踊っている最中は横並びだったりするので、なかなか目線を合わせることはないんですが、曲中に2か所だけ中心に寄って、3人全員で目を合わせるところはテーマの絆を表すシーンだなと。全体的に呼吸やタイミングでも絆を通わせているので、そこも分かってもらえたらうれしいです。

『ハロプロダンス学園 シーズン4』
『ハロプロダンス学園 シーズン4』

◆コンテンポラリーダンスの表現の仕方で学んだことはありますか?

石田:普段はリズムを刻むのが当たり前で、言われた拍数を絶対に伸ばすし、必ずそこで切るというのが、決まっているんです。このコンテンポラリーに関しては、それも自由で。どれだけ自分がためを作ってもいいし、急に速くなってもいいと言われたんですが、それが難しくて…。自由って不自由だなと思いました。だからこそ、曲の表現の無限の可能性というか、1つじゃないというのを学べたので、グループとしても、1つの表現に縛られず、みんなで表現していけたら、もっと濃いグループになるのかなと、普段の活動につながる気がしました。

佐々木:練習で踊っていても、毎回違うものができるというか、同じものになったことが1度もなかったんです。それがとてもワクワクしました。本番も2回やらせていただいたんですが、やはり雰囲気も違いましたし、面白いなと感じたので、もっと深くコンテンポラリーについて知りたいなって思いました。

平井:コンテンポラリーは、もちろんテーマによるとは思うんですけど、人格を持っていないものを表すというか、ただの感情なのかなと。そういうものを表すために自分も人格から解き放たれないと体現できないんだなと思ったので、いつも動いている範囲よりもっと遠くに、もっと大きくを意識して踊りました。踊っていて、曲と一緒に一秒一秒を重ねていく感じがとても気持ちよかったなって思います。

『ハロプロダンス学園 シーズン4』

◆もし、加賀楓さん、稲場愛香さん、秋山眞緒さんたちが挑戦したベリーダンスをやることになったら?

石田:あんなに腰が動かないと思う(苦笑)。

佐々木:3人とも最初は動かなかったと言っていたのに、できるようになっていて! 絶対筋肉が必要ですよね。私は、できるかな…(苦笑)。あそこまで、できた3人はすごいし、女性らしくてすてきでした。

石田:自分でやると思うとカッコつけてることに、笑っちゃいそう(笑)。入り切ってやっている3人がカッコよかったです。

平井:今回、女性らしいという共通点はあったんですけど、それぞれ違う女性らしさがありましたよね。私たちがやったコンテンポラリーは優雅で、ありのままの女性らしさという感じですけど、ベリーダンスは自らの女性らしさを使って魅了していく。私、そういう女性らしさを前面に出すダンスをしたことがないので…。

石田&佐々木:確かに、そういうイメージない!

平井:ないですよね(笑)。この『ハロプロダンス学園』のシーズン1でやった社交ダンスの時もスタンダードと、ラテンで分かれていて。その時もスタンダードだったので、相手を挑発していくようなラテンもベリーダンスはやってみたいですね。でも、恥ずかしいですね(笑)。自分の見たことない野性的な面も見てみたいなって思います!

PROFILE

石田亜佑美
●いしだ・あゆみ…1997年1月7日生まれ。宮城県出身。O型。モーニング娘。’21のメンバー。

佐々木莉佳子
●ささき・りかこ…2001年5月28日生まれ。宮城県出身。A型。アンジュルムのメンバー。

平井美葉
●ひらい・みよ…1999年12月11日生まれ。東京都出身。A型。BEYOOOOONDSのメンバー。

番組情報

『ハロプロダンス学園 シーズン4』

『ハロプロダンス学園 シーズン4』
ダンスチャンネル
#6:2021年1月7日(木)後11・30~ほか
#7(最終回):2021年1月21日(木)後11・30~ほか

<出演者>
MC:タイムマシーン3号(山本浩司、関太)

石田亜佑美(モーニング娘。’21)、加賀楓(モーニング娘。’20)、佐々木莉佳子(アンジュルム)、稲場愛香(Juice=Juice)、秋山眞緒(つばきファクトリー)、平井美葉(BEYOOOOONDS)