山寺宏一×江原正士「エディ・マーフィとウェズリー・スナイプス、どちらも彼らの魅力が存分に発揮されています」

特集・インタビュー
2021年03月06日
©Images courtesy of Amazon Studios

◆江原さんも長くウェズリー・スナイプスを演じていらっしゃいますね。

江原:そうですね。彼の初期の作品から随分と担当させてもらってました。彼がバンパイアになっていったころ(「ブレイド」シリーズ/1998年〜)は大塚明夫君が演じていたりして、しばらく離れていましたけど。その後、「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」(2014年)でカムバックしまして。ただ、その時はちょっと、アクションシーンで彼の存在感が薄いなと感じたんですね。また、先ほどお話しした「ルディ・レイ・ムーア」でも映画監督役ということで少しおとなしくて。それが今回は将軍役でしたし、彼がかつてアクションをバンバンやっていたころの切れ味を思い出させてくれましたね。しかも、コメディ要素も同時に表現していて。彼のリラックスした遊び心というものがちょっとのぞけたような気がしました。

◆では実際に収録を終えた今、お2人の中で印象に残っているシーンを挙げていただくと?

山寺:僕は江原さん演じるイジー将軍のシーン、全てです! 本当にどれも面白い!! 彼の子供もまたちょっとヘンで最高ですしね(笑)。自分で演じたシーンでいえば、やはり理髪店。相変わらず雰囲気が前作と全く同じなんです。でもそこに、現代ならではのアメリカの情勢を揶揄した会話も盛り込まれていて。それも時代が感じられて楽しかったですね。

江原:僕が最高に面白かったのは○○○○・○○○○○の登場の場面です! これ、ネタバレになるから名前を出せないんですが、急にものすごく有名な役者さんが出てくるので、絶対にびっくりすると思います。

山寺:読者に伝えたいのか、伝えたくないのか分からないコメントですけどね(笑)。

江原:確かに(笑)。けど、そこはぜひ本作を見て確認していただきたいです。なぜ、彼がここで出てくるのかという意外性も含めて楽しんでいただけます。ホント、びっくりしましたもん。

山寺:まさにサプライズでしたね。

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