医師役初挑戦の白濱亜嵐、外科医&看護師の親族に聞いて役作り「リアルな存在として感じていただけるように」

特集・インタビュー
2021年04月24日

◆最後に、この作品を通じて視聴者に伝えたいメッセージをお願いします。

コロナ禍にある今の時代、新しい職を得るというだけでも大変ですし、新生活を迎えるに当たって不安を感じている方々も少なくないと思います。そういう方々にとって、“救い”とまではいかなくても、心の支えになるような作品にできたらなと。そして、医療現場を知れば知るほど医療従事者の方々の苦労が分かり、僕自身、あらためて感謝の念を抱いています。視聴者の方々にも、同じ思いが伝わればうれしいです。

PROFILE

白濱亜嵐
●しらはま・あらん…199384日生まれ。愛媛県出身。A型。GENERATIONS from EXILE TRIBEのリーダー。EXILEのメンバー。最近の出演作に、ドラマ『M 愛すべき人がいて』、映画「10万分の1」「コンフィデンスマンJP プリンセス編」などがある。

番組紹介

『泣くな研修医』
4/24START
テレビ朝日系 毎週(土) 後11001130

(STAFF&CAST)
原作:中山祐次郎
脚本:樋口卓治
演出:豊島圭介、朝烏ツワ子、小松隆志
出演:白濱亜嵐、木南晴夏、野村周平、柄本時生、恒松祐里、木村昴、山口智充、高橋和也ほか

(STORY)
地方の大学を卒業した雨野隆治(白濱)は、1日も早く一人前の医師になるという夢を持ち、研修医としてやる気に満ちていた。が、研修医の現実は、「兵隊」「伝書鳩」「さすまた」と言われ、医師たちが機嫌良く仕事ができるようにするため、サポートという名の雑用をこなす毎日。その上、患者を前にしてもまともに動けず、救急患者が運ばれてきた時には、隆治はうろたえるばかりで、何もできないどころか器材をばらまいてしまう始末。理想と現実はほど遠い。結局、その救急患者は指導医の佐藤(木南)が全て行うことに。それでも、同期研修医の川村(野村)、滝谷(柄本)、くるみ(恒松)には、見栄を張ってまるで自分がやったかのように語り出す。
そんなある日、14歳の女の子が母親に付き添われながら、腹痛で救急外来にやってくる。妊娠も疑われたが、結果アッペ(=虫垂炎)だと診断され、手術は後日行われることに。医局のカンファレンスで誰が執刀するかという話になるが、どの医師も「忙しい」と互いに手術を押し付け合って誰もやりたがらず、隆治に振られる。初めてのオペに喜ぶ隆治の一方で、先を越された同期は複雑な心境に。それからというもの、隆治はかき集めたアッペの資料を読み込んだり、手術の確認、縫合の練習など準備に没頭する。そんな最中、病院内でトラブルが発生。なんと、川村と滝谷が取っ組み合いのけんかを起こし…。

 

photo/小澤正朗 text/海老原誠二

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