髙田彪我インタビュー「『さくらしめじ』で演奏している時のように」『おかえりモネ』

特集・インタビュー
2021年06月02日

現在放送中の連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合ほか)で、ヒロイン・百音(清原果耶)の幼なじみ・早坂悠人役を演じる髙田彪我さん。おっとりした性格で、同級生チームの中でも一歩引いているような立ち位置だが、みんなから頼りにされるしっかり者という役柄だ。

公務員の家庭に育ち、自身も地域のために働くことを目指しているが、電車オタクでいわゆる「撮り鉄」というユニークな一面も。そんな悠人を演じる髙田さんは、普段フォークデュオ「さくらしめじ」で活動していることが撮影にも役立ったと語る。

髙田彪我インタビュー

◆朝ドラ初出演ですが、『おかえりモネ』の出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

まさか、自分が小さい頃から見ていた朝ドラに出演できると思わなかったので、電話でマネージャーさんから連絡をもらった時は、思わず「え、嘘でしょ!?」と言ってしまいました。
元々朝ドラは家族で見ていたので憧れだったんです。朝ドラって朝の顔ですから、出演できるのはとてもうれしいなと思いました。

◆悠人の人物像はどのように考えていますか?

故郷に対する愛が強いという印象で、なんて素敵な役なんだろうって思いました。震災を経験して辛い思い出を抱えながらも、乗り越えようとしていて、より故郷への愛が深い悠人くんを演じられることを誇らしく感じます。
悠人くんの性格は幼なじみの中でもマイペースというか、他の人と時間の流れが違うようなそんな役柄ですね。僕自身も周りの人から宇宙人と呼ばれることがあるんですけど(笑)。そのくらいマイペースというか、視点が違うと言われるので、そこは悠人くんと似ているところかなあと思います。
他の同級生メンバーと時間の流れが違うというところもあってか、みんなをちょっと遠くから見ているような役どころです。それぞれの個性を知っているからこそのせりふがいっぱいあると感じています。

◆中学時代の設定で吹奏楽部の演奏シーンがありますが、いかがでしたか?

撮影の1〜2ヶ月前からみんなで合わせて練習して、本当に吹奏楽部にいるような感覚でした。自主練もしましたね。今まで管楽器は全くやったことがなかったので、吹き方も一から教えて頂きました。
ただ、救いだったのは楽譜がちょっとだけ読めるんです。あとなんとなく音感もあって、聞いた音を覚えるのが得意だったりするので、そういうところは普段音楽活動をやっていて良かったなと思いました。
はじめは先生と一対一でレッスンしていたんですが、そこから1か月くらい個人で練習して。初めて合わせた時は、合奏する楽しさというのをすごく感じましたね。
ゆず祭りのシーンにはお客さんがいたんですが、いつも「さくらしめじ」で演奏している時のようにお客さんがいると燃えるというか、うわー楽しい!ってなりました(笑)。

番組情報

連続テレビ小説『おかえりモネ』
NHK総合ほか
毎週月〜土曜日 前8・00〜8・15ほか

©NHK