百音の過去が少しずつ明らかに…『おかえりモネ』永瀬廉演じる“りょーちん”も初登場【第2週】

ドラマ
2021年05月22日

第1週「天気予報って未来がわかる?」が放送を終えた、連続ドラマ小説『おかえりモネ』(NHK総合ほか)。5月24日(月)から放送の第2週「いのちを守る仕事です」では、永瀬廉(King & Prince)演じる百音の幼なじみ・及川亮が初登場を果たす。

ついに5月17日(月)から放送を開始した、連続テレビ小説第104作『おかえりモネ』。物語の始まりは、1995年(平成7年)9月、主人公・百音(清原果耶)が生を受ける直前だ。気仙沼の離島・亀島で母・亜哉子(鈴木京香)が破水し、本土の病院に運ばなくてはお腹にいる百音の命が危うい状態に。

それを知った父・耕治(内野聖陽)は仕事で気仙沼の本土におり、漁協に飛び込み親友で漁師の新次(浅野忠信)に電話をかける。そして「亜哉子を島から出してくれ!」という耕治の悲痛な叫びを受け、大嵐の中、新次が亜矢子らを船に乗せて海を渡るという感動のオープニングが繰り広げられた。

その甲斐あって、無事に誕生。成長して、高校を卒業した百音は登米の大山主・サヤカ(夏木マリ)の家に下宿し、森林組合の見習い職員として働き始めることに。「海の町」で生まれ育った百音が「森の町」で生きていく。

娘が心配な耕治は頻繁に連絡をするが、百音は仕事が忙しくなかなか返事ができずにいた。そんなある日、東京から人気の気象キャスター・朝岡(西島秀俊)が登米にやってくる。

そこで百音とサヤカたちは、朝岡の希望で北上川の移流霧を見に行くことに。どこまでも続く川面に広がる雲海に、朝日が差す美しい景色を目の当たりにし、地元・気仙沼の海へと思いを馳せる百音。

東日本大震災の記憶が蘇り、「私、何もできなかった…」と涙を流す彼女に朝岡が静かにかけた言葉はきっと多くの人の心に響いたのではないだろうか。「霧は、いつか晴れます」と。

5月24日(月)から放送の第2週では、森林組合の正式採用試験に合格した百音が同僚たちと喜んでいると、耕治が職場に突然やってくる。連絡が取れない百音を心配するあまり、実家に連れ戻そうとしていたのだ。

そして、久しぶりに耕治とゆっくり話をする百音だったが、林業を学びに来た小学生の体験学習に駆り出され、付き添って森に行くことに。天候にも恵まれ、はじめは順調に進むも空模様が急変。大雨とひっきりなしの雷の中、生徒の1人・圭輔(阿久津慶人)がハイキングコースから滑落してしまう。

百音はなんとか圭輔を引き上げることに成功するが、彼は足をくじいてしまっているのか動けない。上司の翔洋(浜野謙太)に電話で状況を伝えるも、どんどんと悪化する天候に、誰も動くことができずにいた。みるみる体力を消耗していく圭輔に、百音が取った行動は…。

その頃、気仙沼の本土では百音の妹・未知(蒔田彩珠)が、百音の幼なじみで漁師になった亮(永瀬廉)と船着き場で遭遇。亮は見た目・能力・性格のすべてに恵まれた青年だが、本人はそれを意に介さずひょうひょうと振舞うため、とにかくモテる。未知も同様で、漁へと出ていく彼のことを目を輝かせながら見つめていた。

そんな悩みなどないように思える亮だが、物語が進むにつれて、ふとその表情に影が差す瞬間が訪れる。彼が人知れず悩みを抱える、父・新次との今後の関係性にも注目だ。

番組情報

連続テレビ小説『おかえりモネ』
NHK総合ほか
毎週月〜土曜日 前8・00〜8・15ほか

©NHK