ヒカル&花村想太によるユニットUPSTARTの新曲が不倫ドラマのOPに「モヤモヤをスカっと吹き飛ばす曲」

特集・インタビュー
2021年07月14日

チャンネル登録者数429万人超えの人気YouTuber・ヒカルさんと、5人組ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEのメインボーカルとして活動する花村想太さんによるユニット・UPSTART。今回、UPSTARTの2作目となるニューシングル「ペルソナ」が、不倫から始まる悲劇を描いたドラマ『サレタガワのブルー』(MBSTBS)のオープニング主題歌に決定。インタビューでは、フィールドが異なる2人だからこそ生まれた攻めた歌詞や楽曲制作を重ねる中でお互いに“すごい”と思った部分などについて伺いました。

◆ニューシングル「ペルソナ」が、リリース2作目にしてドラマ『サレタガワのブルー』のオープニング主題歌に決定しました。

ヒカルavex、ようやった!

花村想太:すごい角度やな(笑)。本当、ありがたいですね。素直にうれしいです。

◆本作は“不倫”をきっかけに始まる悲劇を描いたドラマです。作品の印象は?

ヒカル:この作品は、珍しく女性側が不倫をする話なんですよね。そこがまず斬新だなと。あとは、不倫妻・藍子(堀未央奈)がイマドキな女性で、SNSの裏アカで不倫相手のことをつぶやいたりするんです。現実世界でありそうな話だなと思いました。

花村:僕は原作を読んだ後、気分がズーンと沈んでしまって…。だからその分音楽でしっかり“サレタガワ”の男性に寄り添って、スカっとさせるような曲を作ろうと思いました。

◆アップテンポの曲調がすごく聴きやすかったです。

花村:ありがとうございます。“不倫=素顔”を隠して仮面を着けているというイメージから、その仮面が二重、三重、四重構造になっている、と想定して。曲調をフレーズごとにガラっと変えていく作戦で曲を作りました。だから、サビ以外に同じフレーズは入れませんでしたし、1番と2番のAメロは違うものにして。Bメロは同じなんですが、1番と2番では少し間を抜いて変えてみたり。どこを聴いても全く同じ歌には聴こえないようにすることで、仮面を外してもどれが素顔か分からない、というイメージを落とし込んだんです。

◆楽曲制作はお2人で担当されたんですよね。

花村:はい。歌詞は、僕とヒカル君の2人で。曲は、ヒカル君に原作を読んで思い浮かんだキーワードを箇条書きで送ってもらって、そのイメージに沿って僕が制作しました。メロディーが完成してからは、また2人で会って、ワンフレーズ目から歌詞を書き直して作り上げましたね。

ヒカル:頭にぱっと浮かんだ言葉を箇条書きにしただけなのに、花村君がこんなにすてきな曲にしてくれたんです。

花村:そんなことないでしょ(笑)。

◆歌詞の中にはなかなか攻めた表現の言葉も。このような言葉はどのように生まれたのでしょうか?

花村:例えば後半に出てくる「ピストル」。これは、僕がヒカル君からもらったフレーズの中からインスパイアされて思いついた言葉なんですけど、普段の僕だったら多分この言葉は出てこないと思うんです。でも、ふとヒカル君が人にピストルを向けているイメージが湧いてきて。

ヒカル:実際に僕が浮気されたらそうするかもしれない(笑)。

花村:でしょ(笑)。ヒカル君だったら、これくらい強い言葉で歌っても良いんだろうなと思って盛り込みました。

◆お2人だからこそ生まれた部分なんですね。

花村:はい。あと、僕、ヒカル君が考えた歌詞の中で、すごく驚いた部分があるんですよ。それが、1番の「寝息」と2番の「ねえ生きてる」で子音踏みしているところなんですけど。何がすごいかと言うと、全ての音が同じなんですよね。何だか、上級な歌詞遊びだなって。技術的にもすごく高度ですし、それをさらっと出してくるヒカル君はやっぱりすごいなと思いました。

ヒカル:その部分は、僕自身も意識したポイントです。普段から韻を踏んだ文章を作るのが得意なんですが、こうやって自分が書いた歌詞がメロディーに乗って1つの曲になるのは面白いなと思います。

花村:多分、ヒカル君、本気出したら本書けるタイプですよ。文章の起承転結がしっかりあるし、組み立て方が本当に面白い。

◆ヒカルさんはそれを受けていかがですか?

ヒカル:実は僕、高校生の時にモバゲーの小説ランキングで1位を取ったことがあるんですよ。

花村:え、そうなの!?(笑)

ヒカル:うん。王様ゲームをテーマにした物語を書いてました。だから物語を作るのは正直得意です。時間があれば作って売る自信もあります!

花村:すごい! それは絶対面白いと思う!

◆ほかに、2人だからこそ生まれた部分は?

花村:ヒカル君は、僕にはない視点で言葉を考え出していくんです。例えば、前回「才能」という楽曲を制作した時に、ヒカル君が「ドラえもん」というワードを歌詞に入れたいと言っていたんですが、それってなかなか難しいじゃないですか。そしたらヒカル君は「じゃあ、四次元ポケットは?」「秘密道具は?」ってどんどん連想させていって。ありきたりな言葉を並べるのではなく、そうやって1つのテーマを基にして言葉を発展させていくことで、唯一無二の歌詞になるんだなと思いました。

ヒカル:何となく思いついたこと言ってるだけなのに(笑)。

花村:僕の体にはもう音楽として王道のラインが染みついてしまっているから、ヒカル君みたいな自由な発想にならないんです。だから本当にすごいなと思います。

◆逆にヒカルさんはどんなところに花村さんのすごさを感じましたか?

ヒカル:すごい、しかないですよ。僕が書いた言葉を基にすごく良いメロディーを持ってきてくれたし、全体をまとめるのもうまい。作詞、作曲、レコーディング、何をやっていてもレベルが違う。この世界のプロだなと思いました。

◆じゃあ制作はぶつかり合うことなく、スムーズに?

花村:そうですね。一度もなかったです。お互いをリスペクトし合っているし、お互いの意見をちゃんと聞き合いながら進めました。

◆では最後に、「ペルソナ」リリースを楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

花村:ドラマ自体は不倫がテーマで、“サレタガワ”の男性がモヤモヤする物語なんですが、それをスカっと爽快に吹き飛ばしてくれる曲になりました。ぜひ、ドラマと一緒にお楽しみください!

ヒカル:僕はこういう復讐ソングって世の中にあまりないんじゃないかなと思っていて。だからこそ恐らく一部の人にはめちゃくちゃ刺さる曲になっていると思うんです。ぜひ皆さん、まずは一度聴いてみてください!

PROFILE

UPSTART
●あっぷすたーと…YouTuber・ヒカルと、Da-iCE/Natural Lagのメインボーカルとして活動する傍ら俳優としても活躍する花村想太による「LIVE YOUR LIFE / ありのままに生きろ」をコンセプトに活動する音楽ユニット。

(写真右から)
ヒカル
1991529日生まれ。兵庫県出身。O型。2013年、YouTuberとして「Hikaru Games」というチャンネルを開設し、活動を開始。20217月現在、チャンネル登録者数は439万人を超える。

花村想太
●はなむら・そうた…1990815日生まれ。兵庫県出身。A型。Da-iCEのボーカル兼パフォーマーで、楽曲の作詞・作曲も行う。2020年には自身のソロバンドプロジェクト・Natural Lagを始動するなど、多岐にわたって活動の幅を広げている。

リリース情報

ニューシングル「ペルソナ」
MBS/TBSドラマイズム『サレタガワのブルー』オープニング主題歌)

配信日:2021年714日(水)深000
URLhttps://avex.lnk.to/personaID

photo/中村圭吾 text/山村千晴

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