ビッケブランカインタビュー「本気でやったものが詰まっている分、毎日こすっても新しい発見があるアルバムになりました」

特集・インタビュー
2021年09月01日

◆自分が何かをしようと思った時に必ずこうなるとか、たまたま偶然なのかもしれないですけど、それが重なるとやっぱり運命なのかな? って思ったりもしますよね。

自分で意識し始めるからっていうのも大きいと思いますね。924日(金)から始まる「FATE TOUR 2147」というツアータイトルも、早く未来になれという意味が込められているんですけど、実は“2147”という数字は、昔から僕が時計を見ると、決まって“2147分”だというところから取っていて。きっと“1315分”もしょっちゅう見てると思うんですけど、“2147”が頭にインプットされちゃっているから、僕の運命的な数字のような気がしているんですよね。なので、ツアータイトルは、ダブルミーニングなんです。

◆そうなんですね。“1111”とか、覚えやすいゾロ目の数字をよく見るとかは聞きますけど、“2147”ってなかなか覚えにくい数字じゃないですか? 例えば、ご家族の誕生日を合わせた数字とか電話番号とか、何かしらビッケさんにまつわる数字ではないんですか?

全くないですね。ちなみに暗証番号でもないですから……と書いておいてください!(笑)

◆分かりました(笑)。もしかしたら、2147年が訪れた時にその意味が分かるのかもしれないですね。予知夢を見たりすることはないんですか?

予知夢はないですけど、明晰夢を見ることはありますね。意識的に夢に入っていくことができるのでめちゃくちゃ楽しいんですよ。ブルブルと体が震え出して、首らへんがくすぐったくなってきて、ギューッと体が縮こまっていって、目を閉じているのに天井が見えるんですよ。“あ~きたきた、今日はこのデザインね”って。でも、そこで焦ってしまうと起きてしまうので、しっかりしっかり落ち切ってからゆっくり起き上がると、夢の中で起き上がって、“はい、始まりました~”って夢がスタートするんです。初めの寝室の間取りは同じなんですけど、ポスターが貼ってあったり、変な明かりがついていたり。扉の位置も一緒なんですけど、扉を出ると全然違う世界で。ある日は台湾だったり、ある日は上海のホテルの一室に続いていたり、ただの田舎町だったり。

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