上坂すみれとヒャダインが初コラボ!「“いつか機会があれば”とずっと思っていました」

特集・インタビュー
2021年10月26日

上坂すみれ「生活こんきゅーダメディネロ」インタビュー

◆怪獣とのバトルシーンも凝っていて素晴らしかったです。

なんと、ゲストに怪獣さんがいらしてくれたんです! 早稲田大学の伝統ある特撮サークルのオリジナル怪獣だそうで、わざわざ来てくださったんですよ。それに私は今、特撮ドラマに悪役の声で出演しているのですが(『ウルトラマントリガー』妖麗戦士カルミラ役)、こうして実際に戦うことで、倒す側や倒される側の気持ちがちょっとだけ分かって良かったです。“あ〜、こんなにやるせない気持ちになるんだなぁ”って。

◆CDジャケットも「生活こんきゅーダメディネロ」のタイトルにピッタリの面白さがありますね。

ハイエンドといいますか、現代美術といいますか…日常生活の中で廃棄されるものたちで作られた非常にエコな衣装を身にまとっています。背景の美術セットも、ダンボールやビニール、アルミなど、どの家庭にもあるものばかり。にもかかわらず、どれもパッと写真を見ただけでは分からないくらいオシャレで驚きました。特にピンチハンガーで作られた王冠を見た時は、“この発想はすごい!”と感動しましたね。ただ、重くて歩きづらいし、着け心地はあまりよろしくないんですが(笑)。

◆ちなみに、表題曲の「生活こんきゅーダメディネロ」にかけて、もし無尽蔵に使えるお金があったら、上坂さんなら何に使いますか?

無尽蔵ですか…それならば、軍隊から戦車や潜水艦を買いまくりたいです。ただ、私は免許を持っていないので、免許をお持ちの方に運転してもらって…。

上坂すみれ「生活こんきゅーダメディネロ」インタビュー

◆特に欲しい戦車はあるんですか?

ソ連の戦車って機動性が高いものが多いんです。中でもT-55は冷戦時代から走っているものがたくさんあって。…そうだ! お金があれば、T-55で旅とかしてみたいですね。

◆いつごろから戦車や潜水艦が好きになったんですか?

結構昔からですね。それに、このお仕事をするようになってから、海上自衛隊で一日艦長をさせていただいたり、陸上自衛隊の方々ともお仕事できたことで、ますます好きになっていきました。戦闘機も好きなんです。ロシアのものだとスホーイとか、ヤコブレフとか、ツポレフとか。でも、航空自衛隊の方々とのお仕事がなくて。機会があればぜひ見に行きたいですね。

◆では、カップリング曲についてもお話を。今回は2曲収録されていて、どちらも上坂さんの作詞です。これは最初から決めていたんですか?

「ものどもの宴」は私の動画ラジオ(『上坂すみれのおまえがねるまで』)のテーマソングになることが決まっていましたので、スタッフさんから歌詞もお願いしますというオーダーがありました。「ドロップス」に関しては、オシャレな曲を作ろうというところからスタートしたんです。ただ、あまりにもオシャレすぎると私がついていけなくなるので、それならば自分で書こう、と。

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