M!LKインタビュー「『Ribbon』でまだ見たことのない新たなフィールドにいくんだ! という今まで以上の責任を感じました」

特集・インタビュー
2021年11月26日

M!LKインタビュー

11月24日(水)にメジャーデビューシングル「Ribbon」をリリースしたM!LK。本誌(TV LIFE22号)では収録曲の聴きどころを中心にお話を聞きましたが、WEB版ではメンバーの人となりが分かる他己紹介や、タイトルにちなんでリボンにまつわるエピソードをお伺いしました。

 

◆まずは皆さんがどんな人柄なのか教えていただきたいので、自己紹介と隣に座っている人が紹介する形で他己紹介をしていただけますか?

曽野舜太:では、僕からいきます! 19歳、ハッピーレッド担当の曽野舜太です。僕はひとことで言うと、少年みたいな人です。

佐野勇斗:舜太はM!LKの中で最年少なんですけど、その場所によって自分を変えることのできる、“柔軟な男”だなって。トライエンドエラーをしようという積極性もあるし、M!LKの中で自分の立ち位置に関して研究したり、いろいろなものを見て学ぼうとする意欲もあって吸収力もある。何より、ポジティブなのでグループ内で打ち合わせをしたときもプラスなことを言ってくれて、場を盛り上げてくれるありがたい存在でもあります。

塩﨑太智:めちゃくちゃアゲられてるじゃん!

曽野:(ドヤ顔で)まさに僕は最上級の男だと思います。

塩﨑:今ので一気に下がった。

一同:(笑)。

曽野:褒められすぎたから緩和したんです(笑)。

◆中和できる男でもあると。では、佐野さんについて。

佐野:佐野勇斗、23歳、愛知県岡崎市出身です。僕も舜太と似ているところがあるんですけど、現場現場で自分を変わるような気がしていて。M!LKの中で言うなら、結構ワガママだし、“我がまま”にやってます。

山中柔太朗:その言い方、カッコいい~!

塩﨑:M!LKのみんなに「これやろうよ」って勇斗が一番最初に発信してくれるんです。M!LKのことを常に考えているからこそ、理想があるからこそ、ワガママになるというか。

吉田仁人:“我がまま”というよりは、“我らがまま”でもあるよね。

塩﨑:何に対しても熱心な男で、ただでさえ役者の仕事も忙しいはずなのに、本番だけでなく、リハやダンスレッスンの時もつねに真剣で。M!LKも頑張っている二刀流、まさに芸能界の大谷翔平選手!

一同:オォーー!

塩﨑:勇斗に任せれば大丈夫だっていう安心感、包容力があります…。ガタイがよくて…。

吉田:そっちかい!

塩﨑:勇斗がいてくれるだけで、包まれている感じがします。

佐野:ホールド力ですね(笑)。

塩﨑:僕自身もそうですけど、男性からも憧れられる男だなって。

吉田:“漢”のほうのおとこだよね。

一同:確かに!

◆続いて塩﨑さんについて。

塩﨑:塩﨑太智、2000年9月11日生まれのミレニアムボーイ、奇跡の男です! M!LKに加入できたこともそうですが、努力でこうなったというよりは本当に奇跡の重なりでここまできたという感じで…。自分が奇跡というよりは、奇跡で育ってきた男ですね。

吉田:僕と太智はオーディションも事務所の所属日も同じで、ずっと一緒にいたんですけど、そんな僕から見ても、奇跡をモノにしてる男だなって思っていて。僕は努力して、自分の足で行動するタイプだけど、行きつく先には必ず太智がいるんです。

一同:(笑)。

山中:ある意味、それも持ってるってことだよね。

吉田:もともと太智は夢のあるものが好きで。それが突飛な発想やライブ演出につながったりもしている気がします。生き方をはじめ、例えるなら全てがテーマパークのような、周りの人が自然と笑顔になってしまう男で。楽屋とかで僕たちがつかれていても、太智が何かしゃべるだけで、みんな笑顔になってしまうんです。

塩﨑:(満面の笑顔を浮かべる)

吉田:そういった部分も含めて、(人に)愛される男。僕もそろそろコイツのことを愛していこうかと思ってます。

塩﨑:9年ぐらい経つのにまだ愛されてなかったの!? 遅すぎだろ~(笑)。

佐野:太智は一番アイドルだよね!

曽野:仕事終わりにバイバイする時も、最後の最後まで見えなくなる直前の直前まで手を振ってくれるんですよ。

塩﨑:それは本当に寂しいから。

山中:さすがアイドル!

佐野:僕の知り合いも、太智に会ったらハマるって9割の人が言うし。一番下の弟も太智推しだし。

塩﨑:目が肥えてるね~(笑)。

山中:確かにダンスもすごい上手だから、ステージ映えもするし。仁人君もダンスが上手だけど、違った良さがあるんだよね。

曽野:天才肌の踊りだと思う。

吉田:M!LKの軸だよ。

M!LKインタビュー
◆では、吉田さんについて。

吉田:吉田仁人、鹿児島県出身の21歳でM!LKのリーダーを務めています。ひとことで言うと、自分は努力の人間かな、と。自分の反骨精神と共に生きてきたといっても過言ではないと思います。

山中:自信を持ってそれが言えるぐらい、本当に努力の男なんです。リーダーで、盆栽が趣味だったりして、一見堅物のように思われるんですけど、その逆。誰とでもすぐに打ち解けることができるし、誰にでも平等にツッコむことができる柔軟性、コミュ力が誰より高いから、仁人君がいるだけですごい助かるんです。

吉田:うんうん。それから?

山中:(笑)。あと、すごい寂しがり屋で、M!LK全員で連絡をとっていても「今日ゲームできる?」って連絡してきたり、ちょっかいを出して常に誰かとしゃべっていたいタイプ。

吉田:ちょっとそれ、褒め言葉じゃなくない?

山中:(スルーして)あっあと、私服でスーツを着たりするんですよ。

一同:(笑)。

吉田:歌とかトークとかダンスとかもっと褒めどころがあるはずなのに…。隣に座ったのが間違えだったかも…。

塩﨑:外れだ!(笑)

吉田:一番語彙力のない男だった(笑)。

山中:歌もトークもダンスも僕が言うまでもなくダントツでうまいですし、いい意味でリーダーっぽくないというか、それを背中で見せてくれるんです。

塩﨑:“背中男”。

一同:(笑)。

吉田:それは嫌だ!

山中:男として色気もあると思います。まとめると“寂しがり屋な色男”ですね(笑)。

佐野:あの~、補足させてもらっていいですか?

吉田:お願い(笑)。

佐野:長い間一緒にいてすごいなと思うのは、全員に対して平等なんですよ。その日の自分の調子や気分によって変わることもなく、誰に対しても、常に同じテンションで平等に接することができる。それって人として大事なことだと思うんですけど、意識してそうしているというよりは、仁人の場合無意識にできているんだろうなって。僕はどちらかと言うと感情の起伏が激しいけど、仁人はそれがないから人として尊敬してますね。

塩﨑:安定してる男だね。

吉田:いいのかな、この芸能界で安定って(笑)。

佐野:リーダーとしては必要なことだと思うよ。俺なんて、最初は仁人と一緒にリーダーをやってたのに、1か月持たずに解任されたから。

一同:(笑)。

佐野:仁人になって正解でしたね。

曽野:絶対、正解!

塩﨑:最年少、厳しい~(笑)。

佐野:っていうか、俺がリーダー時代知らないでしょ!?

◆では、山中さんについて。

山中:山中柔太朗、今年20歳になります。12月23日、去年までは国民の休日ということで、そういう星のもとに生まれたのかな、と。

吉田:どういうこと?

塩﨑:生まれるべくして、日本に生まれたっていうこと?

山中:(平然と)そうですね。

吉田:よく自分で言えるな(笑)。

山中:僕は好きなことに夢中になるタイプで、特にサッカーや服が好きなんですが、服に関してはM!LKの衣装を担当したり、お仕事としてもやらせてもらっています。

塩﨑:柔太朗は“夢中な男”だね。夢中になるし、夢中にさせる。

一同:オォーー!!

吉田:じゃあ、柔太朗君は以上で。

一同:(笑)

山中:仁人君と差がありすぎ(笑)。

曽野:僕が代表して言います!

山中:期待してるよ~。

曽野:柔君は、クールさとキュートさを兼ね備えた大型犬。

塩﨑:○○な男じゃないんかい!

吉田:もはや人間じゃなくなってる!

一同:(笑)。

曽野:見た目はクールな王子様系でカッコいいんだけど、めちゃくちゃサッカーオタクだし、しゃべると面白くて。でも内面はキュートというギャップや二つの武器を持ち合わせている、二刀流の男なんです。

吉田:そこは被せちゃダメでしょ、下手かよ(笑)。

塩﨑:柔太朗は、僕たちが言ったことに対してすごく笑ってくれるから、一緒にいると心地良いんですよね。

曽野:自分を犠牲にしてでも他人を幸せにしようとする、柔君は自己犠牲の精神の持ち主なんです。

吉田:加入当初は犠牲にしすぎて心配になるレベルだったけど…。

塩﨑:今でも、自分が話そうとしてる中で誰かが話し出したら、空気を読んで引っ込んじゃうんですよ。だから、柔太朗に話をいっぱい振ってあげてください。

山中:いやいや。もう僕の話は十分なんで、シングルの話にいきましょう!

曽野:これです! まさに自己犠牲の男ですね。

M!LKインタビュー

◆自己紹介、ありがとうございます。そんな皆さんは11月24日にシングル「Ribbon」でメジャーデビューされましたが、あらためてメジャーデビューの話を聞いた時はどんな心境でしたか?

吉田:個人面談みたいな感じで、1人ずつ順番に聞いたんですよ。正直、最初は何を言われるか怖くて。その中でメジャーデビューという話を聞いたので、「う、うん…そうなんだ」って、どこかホッとしたというのが正直な気持ちですね。

佐野:メジャーデビューとこれまでとの活動の違いがよく分かっていなくて。僕も「そうなんですね」と。

曽野:みんなそんな感じに近いよね。

吉田:でも僕は一番最後だったんですけど、言う側のスタッフさんがその時には飽きてきていて(笑)、「もう、M!LKは…」って深刻そうな雰囲気を出していたので、“えっまさか解散?”って不安が頭によぎって。そのあとにメジャーデビューの話を聞いたので、完全に思考が止まりましたね。うれしかったんですけど、まさかメジャーデビューの話を聞く時にもいじられるとは思わなくて、情緒不安定になりました(笑)。

◆その後、心境に変化はありましたか?

吉田:僕らは大きな夢の一つとして、ドームツアーを掲げながらこれまで活動をしてきたんですけど、「Ribbon」をレコーディングする時に、この曲を引っ提げてまだ見たことのない新たなフィールドにいくんだ! という今まで以上の責任を感じました。夢を叶えるためにも、ここから上にのぼっていかなきゃいけない、逆にここから引き返すとなったら0に戻ってしまうという僕は背水の陣的な意味合いで今の現状を捉えて、より前向きな熱い思いになりましたね。

曽野:面談の時にも「これからもっと求められるものが高くなるけど、やっていく自信はあるのか」と覚悟を問われたというか。それこそ背水の陣のように、ここからさらに頑張っていかなきゃなと気を引き締め直すことができました。

◆では「Ribbon」にちなんで、みなさんの“リボン”にまつわるエピソードを教えてください。

山中:昔、サッカーをしている時に、スパイクのリボン(シューレス)がほどけない、僕だけの結び方があって。2回結んで輪っかを作るっていう…。

佐野:それ、有名な結び方じゃない?

山中:え? 地元の友達のおばあちゃんが編み出したって話題になっていたんだけど。

吉田:おばあちゃん、『伊東家の食卓』見たんじゃない?

一同:(笑)。

山中:絶対にほどけないから衣装でもその結び方をしますし、それをしないと落ち着かないんですよね。

曽野:僕はこの間プレゼントを送る時に自分でラッピングしたんですが、リボンって表裏があるから普通に結ぶと両方が見えてしまうんですよね。でも僕は表表で結ぶ方法を発見しました!

塩﨑:すごいね。そもそも表裏があることに気付かなかったよ(笑)。僕はリボンをうまく解けなくて切ってたけど、これからはちゃんと見るようにします!

佐野:僕は小学校の時に気になる女子からもらったバレンタインチョコのリボンをずっと捨てられなくて。

一同:めっちゃいいエピソードじゃん!

佐野:ファンからもらった手紙も実家とかに大事に保管しています。

一同:僕も!

曽野:最後は仁人君、M!LKのリーダーとしてしっかり締めてね。

吉田:うーん…。(考え込む)これから「Ribbon」を引っ提げて活動していきますので、その中でファンの皆さんと一緒に“リボン”にまつわるエピソードをたくさん作っていけたらいいなと思います。

一同:うまい!

曽野:さすがリーダー!

吉田:エピソードができたら、TV LIFEさんのコールセンターに報告の電話をしますので!(笑)

PROFILE

M!LKインタビュー

佐野勇斗
●さの・はやと…1998年3月23日生まれ。愛知県出身。A型。

塩﨑太智
●しおざき・だいち…2000年9月11日生まれ。和歌山県出身。B型。

吉田仁人
●よしだ・じんと…1999年12月15日生まれ。鹿児島県出身。B型。

山中柔太朗
●やまなか・じゅうたろう…2001年12月23日生まれ。栃木県出身。O型。

曽野舜太
●その・しゅんた…2002年5月3日生まれ。三重県出身。O型。

リリース情報

メジャーデビューシングル「Ribbon」
発売中
ビクターエンタテインメント

 

photo/中村功 text/星野彩乃 hair&make/中島愛貴(do:t)、小林麗子(do:t)