濱正悟&坪根悠仁インタビュー「新しいジャンルを開拓する自由な感触にワクワク」『屋台メシ部、はじめました』

特集・インタビュー
2022年03月05日

濱正悟さん&坪根悠仁インタビュー

注目の若手俳優、濱正悟さんと坪根悠仁さんが“本人役”として出演中の『屋台メシ部、はじめました』(BS日テレ 毎週(日)深0・00)。この番組は、2人の共同生活と、2人が世界のストリートフードを実際に作って食べる「屋台メシ部」の活動の様子をドラマ仕立てで描く、グルメチックドキュメンタリードラマです。部長の濱さんと部員の坪根さんに、収録の裏話や屋台メシ部の今後の展望などについて聞きました。

◆番組では、同じ事務所の先輩後輩というそのままの関係性でやりとりをしていますよね。実際はどんな間柄なんですか?

坪根:こんな感じですよね? プライベートでご飯に行ったこともありましたし。

濱:そうだね。このドラマのために「どういう設定にする?」という話し合いも特になく、わりと2人の関係性をそのまま生かしています。

坪根:僕は事務所に所属してからそんなにたっていないので、ここまで仲のいい先輩はまだいなくて。なので濱さんと共演できることがうれしかったです。言い方は上からですけど、「やりやすい」というか。

濱:上からだな(笑)。

坪根:ナイスなツッコミをありがとうございます(笑)。

濱:こんな感じです(笑)。僕もこの番組に出ることが決まってうれしかったです。ただの料理番組ではなく、ドラマとも違うので。自分たちのパーソナリティーも伝えられるけれど、ドキュメンタリーでもないという。既存の枠にとどまらない、新しいジャンルを開拓する自由な感触にワクワクしました。

坪根:実際、新しいものを作っている感じがして楽しいです。

濱:後から坪根と一緒だと聞いて、それこそ上からになっちゃうんですけど、「やりやすい」なと。

坪根:濱さんがそれを言っても、上からじゃないですよ(笑)。

濱:でも正直、未知数の番組だったので少し不安はありました。だから、関係性のある坪根との共演は一つの救いでしたね。「こうしたい」や「こう思う」といったことを、現場で伝えやすかったので。

◆2人のやりとりが自然なので、どこまでが台本でどこからがリアルなのかが気になります。

濱:台本はもちろんありますが、「ここは自由です」みたいな部分もすごく多いです。これまでの作品では、台本や物語の中で自分とは違う人物を演じてきました。でも今回は自分自身の役なので、素に近い部分が結構出ています。

坪根:言わなければいけないセリフや料理の説明があって、そこにアドリブを交えてやっているので。そのギャップが面白いかなと思いながら演じ…いや、演じているという感覚が、いい意味であまりないかもしれないです。

濱:確かに、演じてはいないね。伝えたいことがあって、その線路に、役としてではなく自分自身として乗って走っていく…みたいな。

坪根:まさにそうですね!

濱:この番組は、ドラマというよりもバラエティ番組のロケに近い撮り方をしていて。実際にOAされる尺の2倍以上はカメラを回しています。

坪根:“ここ、絶対に使われないんだろうなー”というところが使われたりするのも面白いですよね。OAを見て“お! ここが使われたんだ!”って。例えば1話の、デタラメの台湾語で会話するやりとりとか。

濱:あれはアドリブでした。

坪根:あと2話で、濱さんがギターを弾いて「だーじーぱーい♪」(※その回で台湾の屋台メシ「大鶏排(ダージーパイ)」作りに挑戦)と即興で歌うところも一瞬だけ流れましたし。

濱:現場ではワンコーラス歌いましたけど(笑)。

坪根:自分たちで作った料理を食べたあとの感想は、完全にアドリブです。「おいしい」しか言っていない気がしますけど(笑)。

濱:本当においしいので(笑)。

濱正悟さん&坪根悠仁インタビュー

◆1話で坪根さんが濱さんを「事務所イチの料理男子」と表現しただけあって、番組内の料理シーンは全てご自身でやっているんですね。

濱:事務所イチかは分からないですが、自分たちで作っています。一番大事な部分なので、全工程を一瞬は映していると思います。僕らは楽しく作っていますが、スタッフさんは大変だと思います。撮りたい瞬間を逃せないですから。なので僕らも、普段料理するときよりもゆっくり作業するようにしています。

坪根:それはありますね。僕も料理が好きなので、めちゃくちゃ楽しいです。番組では僕が濱さんの家に転がり込む設定なので、料理は基本的に濱さんに任せっきりなところはあります。僕は、足りない材料があったら自発的に買いに行ったり、たまにお礼の料理を作ってあげたり。

濱:「これ食べたいです!」「作りましょうよ!」という勢いのあるところや、やってみると意外と何でもできちゃうところは、坪根の素が出ているなと思います。

◆この収録のために、料理の練習や稽古はしましたか?

濱・坪根:特にしていないです。

坪根:未知のメニューなので、家に材料がないですし、練習しようがないというのもあります。当日、現場でレシピを見て「やってみよう!」となるのがリアルですし、見ている方々もそこが面白いのかなと思うので。

濱:だから、アクシデントやハプニングもけっこうあります。2話では、材料を入れすぎちゃって「やべ!」とか。

坪根:そこも使われていましたね(笑)。

濱:僕はさっき本当に少しですが、軽くヤケドしました。カツと一緒に指を揚げちゃって。

坪根:“濱カツ”!

濱:それ、おいしそうだな(笑)。

◆番組内でチャレンジしたメニューで、特にお気に入りなものを教えてください。

坪根:1話の魯肉飯(ルーローハン)です。すごくビビッと来るものがありました。スパイスの五香粉を買って、家でも作ろうと思っています。まだ買ってないですけど(笑)。

濱:五香粉はいいよね。

坪根:スパイスが5種類入っているので、万能だなと思います。他の料理にも使えそうです。

濱:僕は、2話で大鶏排(ダージーパイ)を作れてよかったです。普段自宅で揚げ物をしないので、挑戦する楽しさがありました。揚げるときの音も気持ちよかったです。

濱正悟さん&坪根悠仁インタビュー

◆作りたい屋台メシが決まると、魯肉飯や大鶏排なら台湾・台北、3話のコマキムパッや4話のマンドゥなら韓国・ソウルの映像が映し出されます。海外に気軽に行けないご時世なので、たまらないものがあります。

濱:最高ですよね。

坪根:県外ですら行くのが難しいので、現地のスタッフさんがああいう映像を撮影してくださるのはすごく助かります。もちろんできることなら自分たちで行きたいですけど、行った気分になれるので。個人的にもすごく好きな部分です。

濱:今現地で何が流行っているのかを知れるのもうれしいですね。毎回、VTRを見るたびに全ての街に行きたくなります。

坪根:ですよね。実際にご飯を食べ歩くなら、僕は韓国に行きたいです。

濱:僕も韓国にはずっと行きたかったので、この番組で今の韓国の様子に触れて、なおさら行きたくなっちゃいました。自分たちが作った料理が、本場だとどんな味なのか食べ比べてみたい。あと僕は、韓国では服を買うという目的もあります。

坪根:僕は食一択で。

濱:でも、坪根はわりと少食だから、そんなに食べ歩きできないんじゃない?

坪根:だから屋台メシがいいんですよ。少しずつ、いろいろなものが楽しめるので。

濱:確かに。あと僕はインドにも行きたいです。インドってなかなか行く機会がないので、文化も含めて自分の目で味わってみたいですね。

坪根:濱さんはカレーラバーですもんね。1話で取り出したカルダモンが濱さんの自前だったことを、あとから番組のTwitterで知って衝撃を受けました。“マジか!”って。

濱:あのころ、ちょうどポークビンダルーを好きになって、カルダモンにハマっていて。最近はチキンビンダルーを研究しているよ。

◆「◯◯ラバー」でいうと、坪根さんは何ラバーですか?

坪根:揚げ物、特に唐揚げラバーです。大好きなので、家でも作ります。ちなみに得意料理は、ハンバーグです。高校生のころ、アルバイト先で1日に100個くらい成形していました。叩いて空気を抜いて。

濱:嫌にならない?

坪根:僕、単純作業って結構好きなんです。

濱:あ、マンドゥを包むときもそう言っていたね。

◆では最後に、番組のアピールをお願いします。

坪根:僕自身、料理系の動画や番組がすごく好きでいろいろ見てきました。でも世界の屋台メシを紹介して実際に作るこの番組は、今までにない新しいジャンルの番組だと思います。ドキュメンタリーのようでドラマの要素もありますし、料理番組でもあって。

濱:そのジャンル名を、皆さんに決めていただきたいです。

坪根:公式では「グルメチックドキュメンタリードラマ」となっているので、「ドキュドラ」でいいのか、もっといいジャンル名があるのか、一緒に考えたいです。

濱:「屋台メシ部」はその名の通り「部」なので、視聴者の皆さんに部員としてぜひ参加していただきたいなと思っています。「どこどこの屋台メシが食べたい」とつぶやいていただけると、僕らがそれを作るかもしれません。

坪根:「屋台メシ部」は入部希望者を随時募集中です。番組を見て“作ってみたいな”と思ったら、意外と簡単なのでぜひ作っていただきたいですし。それをSNSに投稿していただきたいです!

濱:一緒に番組を盛り上げていただけるとうれしいです!

濱正悟さん&坪根悠仁インタビュー

PROFILE

●はま・しょうご…1994年8月22日生まれ。東京都出身。O型。現在、ドラマ『恋せぬふたり』(NHK総合)、『liar』(MBS・TBS)にも出演中。映画「灰色の壁-大宮ノトーリアス-」が公開中。映画「恋愛終婚」「辻占恋慕」「IDOL NEVER DIES」「お別れの歌」が年内公開予定、「まなみ100%」が公開待機中。

●つぼね・ゆうと…2000年3月16日生まれ。福岡県出身。O型。2018年、ジュノンスーパーボーイフォトジェニック賞&明色美顔ボーイ賞をW受賞。CSオリジナルドラマ『絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男 シーズン2』(CSテレ朝チャンネル1)が3月20日(日)放送。映画「味噌カレー牛乳ラーメンってめぇ~の?」が年内公開予定。

©BS日テレ

番組情報

『屋台メシ部、はじめました』
BS日テレ
毎週(日)深0・00~0・30

●photo/中田智章 text/須永貴子 hair&make/茂木梨沙 styling/徳永貴士(SOT)衣装協力/iroquois(濱)、BIG JOHN、NATAL DESIGN(坪根)

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<応募方法>
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2022年3月12日(土)23:59

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