念願の『アニサマ』出演が決定!6月にはワンマンライブも「ぜひ一度ライブを見に来てほしい!」MADKIDインタビュー

特集・インタビュー
2022年05月17日
6th Single「Bring Back」MADKIDインタビュー
MADKID

5人組ダンス&ボーカルグループ・MADKIDの6thシングル「Bring Back」は、現在放送中のTVアニメ『盾の勇者の成り上がり Season 2』のオープニングテーマ。今年の年初に掲げた目標『Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-』への出演も決定して波に乗る5人に、パーソナルなことからニューシングルについて、さらにはライブへの意気込みまで、たっぷり話を聞きました。

◆TV LIFE web初登場ということで、まず皆さんのことからお伺いしたいのですが、子供のころによく見ていたテレビ番組はありますか?

MADKID KAZUKI
KAZUKI

KAZUKI:僕は幼いころからテレビっ子で、今でも片っ端からバラエティ番組を録画してるぐらい。ここ数年見続けているのは、『水曜日のダウンタウン』。もともとダウンタウンさんが好きで、『ガキ使』(『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』)も毎週見てますね。中学生ぐらいの時は『はねるのトびら』や『エンタの神様』がめちゃめちゃ流行っていて、その流れで今もバラエティ番組が好きなんだと思います。

MADKID SHIN
SHIN

SHIN:僕はやっぱり『笑っていいとも!』。めちゃくちゃ好きだったので、最後の放送の時は寂しくて大号泣しました(笑)。『笑っていいとも!』はいろんな方が出てましたけど、一番好きだったのは、やっぱりタモリさん。同じ九州出身というのもありますし、タモリさんの堂々とした感じが好きで。…って、僕が言うのも失礼なんですけど(笑)。明石家さんまさんとか、昔から大活躍してる大御所の方はみんな好きですね。自分にはない考え方を持っているところに憧れていて、自分もそういう人間になりたい気持ちもあるんですけど、たぶんなれないだろうな〜(笑)。

MADKID YUKI
YUKI

YUKI:『トランスフォーマー』というアニメが大好きで、当時はそれにすべてを捧げてました。オープニング曲がラップだったんですよ。それにすごく影響を受けていて、今の僕の原点はあそこだったのかなと思います。僕は一つの作品に深くハマるタイプで、『ドラゴンボール』も大好きでした。『ドラゴンボール』はマンガも集めていて、その影響で絵を描くことに集中していた時期もあります。

MADKID LIN
LIN

LIN:僕は子どものころ俳優業をやっていたので、テレビを見る時間がなくて…。テレビを見る習慣がないまま大人になってしまったせいで、今もテレビはあまり見ないんです。だから、小学生時代も友達とテレビの話をした記憶がなくて。特にドラマとかは、自分がオーディションで落ちた番組もあったりして、見たくなかったですね。

MADKID YOU-TA
YOU-TA

YOU-TA:今は自宅にテレビがないんですけど、子どものころは『めざましテレビ』が日々のルーティーンに組み込まれていました。朝起きた瞬間から『めざましテレビ』がついてて、“きょうのわんこ”のコーナーが終わると同時に家を出ていたんです。“きょうのわんこ”ってハズレがないんですよ。出てくるわんこが絶対にかわいい(笑)。自分も生まれた時から犬を飼っていたので、“きょうのわんこ”にはいつも癒されてました。

◆皆さんにとって、子供のころのヒーローというと?

YOU-TA:僕は野球をやっていたこともあって、ソフトバンク・ホークスの小久保裕紀選手がヒーローでした。打ち方とか、ホームランを打ったあとのしぐさもめっちゃカッコよくて。小久保選手が巨人に移籍した時、父に試合を観に連れていってもらったんですけど、小久保選手が客席に投げたバッティンググローブを奇跡的にゲットしたんです! それは今でも実家にあって、僕の宝物ですね。

KAZUKI:僕は本格的に野球をやってたわけじゃないんですが、ずっと西武ライオンズのファンで。松坂大輔選手が僕のヒーローだったので、小学生の時に松坂ヘアにしてもらったり(笑)。松坂ヘアってソフトモヒカンみたいな感じなんですけど、ベッカム・ヘアみたいに浸透してたわけじゃないので、松坂選手が載ってる選手名鑑を理髪店に持っていって、やってもらいました。たぶん地元であの髪形にしてる小学生は僕しかいなかったと思います(笑)。

YUKI:ヒーローといったら、マイケル・ジャクソン! 父が80〜90年代の音楽が好きだったので、その影響で『ベストヒットUSA』という音楽番組をよく見ていて。そこでマイケル・ジャクソンを知って、そこからいろいろと広がって今に至るんですけど、やっぱりマイケルの存在は大きくて、自分がこういう活動をするきっかけにもなったかなと思います。

LIN:僕は特にヒーローみたいな存在はいなかったんですけど、富野由悠季さんと庵野秀明さんは好きですね。小学生の時に、NHKの『わたしが子どもだったころ』という番組で富野由悠季さんの子ども時代を演じさせてもらったことがあって。今みたいに便利じゃない時代にすごい作品を生み出してきたところがすごくカッコいいなと。庵野さんは作られてきた作品がすごいですし、オタクの最上位にいると言ってもいい方ですからね。そのお2人は自分の指標になってる部分はあるかなと思います。

SHIN:ヒーローは、三浦大知さんと山下智久さん。僕は幼いころから歌とダンスをやっていたんですけど、三浦大知さんはその当時から大活躍されていて、ずっとすごいなと思ってました。山下智久さんは、僕がいったん活動から遠ざかっていた時に“またステージに立ちたい!”と思うきっかけを与えてくれた方。ある日、妹が友達からNEWSのライブDVDを借りてきて。それを見た時に“またステージに立ちたい”と思って、改めて歌とダンスを始めたんです。ステージ上で輝いている山下さんがカッコよくて、すごく影響を受けましたね。

6th Single「Bring Back」MADKIDインタビュー

◆ここからは5月18日(水)にリリースされる新曲「Bring Back」について伺いたいと思います。それぞれ特にこだわったポイントを教えてください。

SHIN:僕はサビの最後を歌っているんですが、その部分の語尾の処理というか、しっかり次につなげられるような歌い方を意識していて。すごく細かい部分ですけど、そこを感じ取ってもらえたらうれしいです。

LIN:今回の「Bring Back」は、同じく『盾の勇者の成り上がり』のオープニングテーマだった「RISE」「FAITH」を踏まえつつ、2曲のいいとこ取りをして、さらに進化させたような楽曲なので、その2曲とのつながりを考えながら聴いてもらうと、より楽しめるんじゃないかと思います。

YOU-TA:この曲は歌もラップも難しいのでカラオケで歌うのはほとんど不可能だと思うんですが、それでも「好きすぎて覚えちゃいました!」みたいな人がきっといると思っていて。僕も好きになった曲はひたすら聞き続けるタイプなので、この「Bring Back」も誰かにとってそういう曲になってほしいです。あと、曲の最後は僕がフェイクして終わるんですけど、そこはテレビサイズでは聴けないので、ぜひCDで聴いてほしいなと思います。

KAZUKI:この曲って、いったん終わったと思ったら、また次々と波がきて盛り上がっていくじゃないですか。最初に聴いた時に僕はそこに圧倒されたので、聴いてくれた人にも同じように“おっ!!”と思ってほしいですね。

YUKI:僕はシンプルに、僕とLINのラップを聴いて“ここまでできるんだ!!”と思ってほしい(笑)。今回のラップは単純に速さとか分かりやすさだけじゃなくて、かなりテクニックが必要なところもあるので、ダンス&ボーカルグループというだけで壁を感じている人にも、僕らがしっかり音楽と向き合ってるところが伝わったらいいなと思います。

◆「RISE」と「FAITH」の2曲はYouTubeの再生回数もすごいことになっていましたが、皆さんも反響の大きさは感じていましたか?

YOU-TA:YouTubeのコメントもそうですし、特に海外のファンの人たちの反応ってすごく熱いんですよ。ちゃんと曲を聴いて音楽的な部分を評価してくれる人も多くて、それが一番うれしかったです。そもそも、そこまで僕らの動画を見てもらえるとは思ってなくて。“えっ、こんなに!?”というぐらい反応があったので、アニメの力をお借りしているとはいえ、やっぱりあの2曲で自分たちは間違いなくステップアップできたと思います。

◆今回の「Bring Back」も『盾の勇者の成り上がり Season 2』のオープニングテーマということで、やはり制作には力が入ったのでは?

YOU-TA:その分、初めてパフォーマンスした時はブッ倒れるかと思いました(笑)。増し増しの豚骨ラーメンみたいな曲なので、パフォーマンスも抜きどころが一切なくて。僕らの中で“集大成”という言い方をしてるんですけど、この曲はホントにこれまでの集大成だなと思います。MADKIDの要素がすべて詰め込まれていて、この曲のパフォーマンスを見てもらえば今のMADKIDのすべてが分かるんじゃないかな。

6th Single「Bring Back」MADKIDインタビュー

◆続いて、カップリング曲についても教えてください。

LIN:2曲目が「Critical Point」という曲で、そのあとに「RISE」と「FAITH」が入っていて。ほかにも「Bring Back」の英語バージョンがあったり、「Bring Back」と「Critical Point」のインストもあって、トータルで7曲入ったすごくボリューミーなシングルになりました。

YOU-TA:しかもType-Aという仕様のほうには、いろいろな映像が入ったDVDも付いてるんです。

KAZUKI:そのDVDには「Bring Back」のミュージックビデオと、「RISE」「FAITH」のライブ映像のほかに、僕が撮影・編集したMV撮影のメイキングが入っていて。ただ、今回は通常のMVの撮影風景はYouTubeにアップしていて、こちらの特典映像はよりMADKIDの素顔を知ってもらうために、控え室に固定カメラを置いて撮ってるんです。

◆その特典映像の魅力を一言で表現すると?

KAZUKI:LINがいい味出してます(笑)。LINは初めての人に怖いイメージを持たれがちなんですが、実際はそんなことはないので、LINの本当の姿を見せられたらいいなと思って撮ったら、いつものLINが撮れました(笑)。

YOU-TA:逆に“これがLIN!?”ってビックリする人がいるかもしれないね。

◆「Bring Back」のMVはどこが見どころですか?

SHIN:今回はすごくセットにこだわっていただいて。これまでは廃墟みたいな場所で撮ることが多かったんですけど、今回は作り込んだ感じのMVになってるので、僕らの成長を感じてもらえるんじゃないかと思います。

6th Single「Bring Back」MADKIDインタビュー

◆そして、6月4日(土)にはワンマンライブがあります。さきほどパフォーマンスが激しいという話がありましたが、体力面は大丈夫そうですか?

YOU-TA:大丈夫じゃないかもしれないです(笑)。でも過去にも、MCも映像もなしで17曲連続のライブをやったことがあるので、たぶん大丈夫だと信じています。

LIN:そろそろ体力づくりも始まるしね。

YOU-TA:そうだね。8月27日(土)に『アニサマ』(『Animelo Summer Live』)に出させていただくことが決まったので、それに向けて基礎体力をつけるトレーニングをやろうと思ってるんです。会場がさいたまスーパーアリーナということで、僕たちが普段ライブをやっている会場の10倍ぐらいのキャパになるので、できる準備はしておこうと。

◆そのトレーニングは、専門のトレーナーさんとかに指導してもらうんですか?

KAZUKI:いや、僕らだけで…。

YOU-TA:僕が野球部の時にやっていたメニューをそのままやろうという話になって。しかもそれを公園とかでやるので、もし見かけたら見て見ぬふりをしてください(笑)。

◆ライブにもかなり力を入れているようですが、MADKIDのライブの魅力とは?

LIN:とにかく先入観なしに、一度見に来てほしいです! ステージングを見てもらえば僕らがどんなグループか一発で分かると思っていて。最近は初めての人も来やすいようにショートライブなどもやってるので、まずはそういうところから僕らのステージングに触れてもらえたらと思います。

YOU-TA:そのショートライブも、CDに封入されているチケットを持って来れば無料で入れるようになってます。やっぱりMADKIDの魅力はライブを見てもらわないと分からないと思っているので、できるだけ多くの人に見てもらいたいという気持ちは強く持ってますね。

KAZUKI:僕らのライブは、ほかのダンス&ボーカルグループにはない熱量の高さだと思っていて。ロックバンドのライブでも、その場で生まれるものってあるじゃないですか。もちろんダンスの振付はあるんですけど、お客さんと一緒にライブを作っていくイメージでやってるので、ぜひそれを体感しに来てほしいです。

6th Single「Bring Back」MADKIDインタビュー

◆それこそ『アニサマ』のようなフェス形式だと、MADKIDを初めて見るという人も多いと思います。

KAZUKI:それは僕らにとってすごいチャンスだと思うので、ほかのアーティストを見に来た人たちもうまく巻き込んでいけたらなと思っています。

SHIN:こういうチャンスってそんなにあるわけじゃないので、しっかりこのチャンスを生かして、次につながるようなパフォーマンスをしたいよね。

LIN:ここまで楽しみだと思えることってそんなに多くないので、自分たちも楽しみつつ、初めて見てくれるお客さんにも楽しんでもらえるよう、そこに向けてまずは6月のワンマンを成功させたいですね。

YOU-TA:『アニサマ』の出演が決まったあとにTwitterでエゴサーチしてたら、僕らを見たことがないのに「MADKIDを楽しみにしてる」と言ってくれてる人がたくさんいて。それがすごくうれしかったので、その期待に応えたいですね。期待に応えられたらワンマンライブにも来てくれるかもしれないので、まずはそこでしっかりMADKIDらしさを出すことが大事かなと思います。

KAZUKI:今年の年初に『アニサマ』出演を目標に掲げたんだよね。それが実現したことがうれしいし、3日間の中で“自分たちが一番盛り上げてやるぞ”という気持ちで臨みます!

YUKI:まだスタートラインに立ったぐらいですけど、自分たちがあきらめずにやってきたことが間違いじゃなかったということを、この『アニサマ』のステージで証明したいですね。

YOU-TA:そもそも僕らの中には“あきらめる”という概念はなかったんですが、徐々に応援してくれる方が増えてきたことで、こういう大きなステージをつかめたと思うので、僕たちはライブで自分たちが持っているものを見せるしかないし、まずはそこに向けて全力で準備したいと思います!

PROFILE

6th Single「Bring Back」MADKIDインタビュー

MADKID
●まっどきっど…YOU-TA(ボーカル)、YUKI(ラップ)、KAZUKI(ボーカル)、LIN(ラップ)、SHIN(ボーカル)の5人組ダンス&ボーカルグループ。2014年に結成し、メンバーチェンジを経て2017年より現在の体制に。2018年に「Never going back」でメジャーデビュー。2019年、TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』オープニングテーマとなった「RISE」「FAITH」で一躍注目を集める。

リリース情報

6th Single「Bring Back」
2022年5月18日(水)発売

Type-A(CD+DVD)1800円(税込)
Type-B(CD)1300円(税込)

発売元:日本コロムビア

ライブ情報

「MADKID ONE MAN LIVE -Bring Back-」
2022年6月4日(土)東京・新宿 ReNY
開場17時30分/開演18時
チケット料金:6000円(税込)

「Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-」
2022年8月26日(金)・27日(土)・28日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
※MADKIDは8月27日(土)に出演
※詳細はアニサマ公式サイト(https://anisama.tv/2022/)をチェック

オフィシャルサイト:https://columbia.jp/artist-info/madkid/
公式Twitter:@MADKID_official
公式Instagram:@madkid_official

photo/松下茜(エントランス) text/水上じろう(ファッシネイション)