谷山紀章「ストッパーを作らないこと。振り切ってるから気持ちいい(笑)」アニメ『BASTARD!! ―暗黒の破壊神―』インタビュー

特集・インタビュー
2022年09月15日

『BASTARD!! ―暗黒の破壊神―』谷山紀章インタビュー

◆現在、第13話まで見ることができますが、特に気に入っているシーンは?

アニメ全体でいうと、絵の美しさ、それからクリーチャーのデザインですね。『BASTARD!! ―暗黒の破壊神―』をアニメとして表現するなら絶対必要なクリーチャーに関して、専門のデザイナーがいる。実際、アニメを見てもクリエイターの性(さが)が色濃く出ていると思います。それから、伝説の美女とスライムのシーンも見どころ(笑)。ダーク・シュナイダーのシーンだと、アーシェ(アーシェス・ネイ)とのやりとりは必見ですね。ダーク・シュナイダーって、女性なら誰でもいいという男ですが、ひとりの女性のために心臓をえぐり出すことができる。情というか情けというか、そういう感情もしっかり持っている。彼の男気、アーシェを思う気持ち、救いたいという一念を見てほしいですね。

◆魅力的な女性キャラクターも多数登場しますが、やはりアーシェス・ネイは特別ですか?

そうですね。アーシェはシリアスで遊びのないキャラですし、そこはかとないエロスを感じます。隙がある女性もいいですが、隙のないところがいいんですよ(笑)。あと、美人でダークエルフっていうのも、言い方は下品かもしれませんがそそります(笑)。

『BASTARD!! ―暗黒の破壊神―』谷山紀章インタビュー ©萩原一至/集英社・BASTARD!! 製作委員会
©萩原一至/集英社・BASTARD!! 製作委員会

◆9月15日(木)からは第14話~第24話までが配信になりますが、注目ポイントは?

ダーク・シュナイダーの「俺の娘であるアーシェにこんなことしやがって」という気持ちと、アビゲイルの外道っぷりが見どころかな(笑)。

◆作品に参加されてみて、『BASTARD!! ―暗黒の破壊神―』が熱狂的とも言えるほど愛されている理由はどこにあると思われましたか?

『BASTARD!! ―暗黒の破壊神―』って、僕たちの世代だと知らない人はいないけれど、今の若い世代のなかには知らない人も多いと思うんですよ。でも、それが今でも応援され続けているというのは、きっとディープで濃いファンが多いから。その理由はと言われたら、やはり萩原先生の熱量と、作品のクオリティーが高いことにあるんじゃないですかね。

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