鈴鹿央士インタビュー「普段と違うテンションの僕も楽しんでほしい」『LIFE！冬1』

春、夏、秋、冬と季節ごとに放送され、毎回座組が変わるコント番組『LIFE！』。ドラマ『silent』や『六本木クラス』など、2022年は大活躍となった鈴鹿央士さんが、12月20日（火）放送の『LIFE！冬1』（NHK総合　午後10時～10時45分）で、コントに初挑戦する。

鈴鹿さんはみかん農家に滞在する若者に扮した「別れの予感」や片想いの先生に思いを寄せる「みんな大好き！バカヤロわかな先生」、プレゼンがうまくできない若手社員に扮した「彼のペース」などのコントに登場。内村光良、じろう（シソンヌ）、西田尚美、塚地武雅、吉岡里帆といった面々と共演した感想や、自身の“LIFE”について語ってくれた。

◆『LIFE！』出演が決まったときの感想と、番組にどんなイメージがありましたか？

『LIFE！』には、豪華なメンバーが集まる番組という印象がありました。あとは中川大志さんが出演した回を見たことがあったので、いつか出演したいなと思っていました。なので今回、声を掛けてもらえてうれしかったです。

◆初めてのコントということで、緊張感はありませんでしたか？

最初はすごく緊張してました。マネージャーさんに「だいたいみんな、ワンテイクだから」と、プレッシャーをかけられていましたし（笑）。実際やってみると、コントはドラマと違って撮影もスピーディーですし、本当に皆さん一発撮りでバシッと決めていて、このスピード感の中でミスできないなって。

◆どのあたりから緊張が抜けて来ましたか？

数を重ねるうち、徐々にという感じですね。実は結構、細かく設定が決まっていて。例えば「わかな先生」だと、僕が演じる生徒は入学したときからわかな先生（吉岡里帆）のことが好きで、何とか思いを伝えたいと思っているけれど、ガツガツ行けるタイプではなくて…みたいな感じで。なのでこれも一種のお芝居だなって思えてきたら、自然と力が抜けて、楽しめるようになったんです。

◆コントの中、どんなことを心掛けていましたか？

自分のキャラクターをどう演じるかだけで、あまり深く考えていないです。表情もわりと自然に、たぶんわかな先生みたいに魅力的な人を前にすれば、全男性がああなるだろうなと思って演じていました（笑）。

◆出演中、どんなときが一番楽しかったですか？

掛け合いをしているときですね。内村さんや塚地さん、吉岡さんと皆さん引き出しがたくさんあって。内村さんはコントの内容により全然違うキャラクターを演じられており、どこまで変幻自在なんだろうと。皆さんせりふが自然で、台本を読んでる感じがまったくしないですし、そういう先輩方から出てくるものがすごいなって。見ていて楽しかったです。

◆空き時間、内村さんたちとどんな会話を？

覚えているのは、「コントはじめてですか？」ぐらいかも（笑）。でも皆さん、僕が出ていたドラマの話や好きな音楽とか、いろいろ聞いてくださって。おかげでやりやすい雰囲気にしていただいてるなって思います。

◆鈴鹿さんはわりと物静かなタイプの印象ですが、どんなときだとテンションが上がって、自分から話しかけちゃいますか？

最近だと、サッカーのワールドカップですね。「日本対クロアチア戦」はすごく楽しく、感動してしまいました。でも、一人で見ているときはそんな大声出したりしないですよ。腕組みしながら、「よし！行ける！」みたいにブツブツ言ってます（笑）。試合中、ちょうど友達と電話していたときがあって、そのときは結構大きな声を出してしまいましたけど。

◆ちなみに今年一番、テンションが上がったときは？

「日本対ドイツ戦」です（笑）。特に浅野拓磨選手が勝ち越しの2点目を決めたときは、「ここで決めてくれるんだ！」と、大興奮しました。トラップとシュートも完璧で、しっかり“ジャガーポーズ”も見せてくださって。いや本当、あれはすごかったです！