田所あずさインタビュー「エンディングテーマは私の家の“洗濯機の音”にご注目ください（笑）」『神達に拾われた男２』特集＃2

2023年1月8日（日）スタートの異世界スローライフファンタジーアニメ『神達に拾われた男２』（TOKYO MX、BSフジ、J:COM J:テレ）。本作の放送を記念してTV LIFE webでは、主人公リョウマを演じる田所あずささん、ヒロインのエリアリアを演じる桑原由気さん、新キャラクター・ミヤビを演じる巽悠衣子さんにスペシャル・インタビューを実施。

＃2では、主人公のリョウマを演じている田所あずささんにインタビュー。地球のブラック企業に勤めていたが突然の事故死により、異世界に転生。今は異世界でクリーニング店を経営しながら、日々スライムの研究に励んでいる。そんなリョウマを演じての感想と共に、担当するエンディングテーマのポイント、また2023年の目標について語っていただきました。

◆『神達に拾われた男』シーズン1が放送されたときの反響は？

「癒やされる」という声をよくいただいてましたね。地元の友だちも最終回を迎えたとき、「なんで終わっちゃうの」って寂しがってくれて。日々に疲れた皆さんの心をほっとするような作品に携われているんだなっていうことを実感していました。

◆アフレコ現場での思い出はありますか？

主人公で、しかも念願の男の子役ということもあって、最初はものすごく緊張してました。特に作品の雰囲気を左右する第1話のアフレコはガチガチだったんですけど、この作品はエリアリア役の桑原（由気）さんを筆頭に、スタッフもキャストも皆さん穏やかで、優しい方たちばかりで。全体的にまったりとした空気が流れていたことに救われたし、そういう空気が作品的にも流れていたと思います。シーズン2になってからも相変わらずで、しかもリョウマくんは終始幸せそうな感じだったから、私も楽しく演じられました。

◆シーズン2からは巽悠衣子さん演じるミヤビなど、多くの新キャラクターが加わります。巽さんとミヤビに重なる部分はありますか？

ミヤビちゃんって年齢は若いけどしっかり者で、そこは巽さんと似ている気がします。巽さんも周囲を引っ張ってくれるし、作品に対してもすごく考えていて。ミヤビちゃんの口調って京都弁らしいんですけど、事前に京都弁のことを調べて、ここはこうしたほうが…みたいな話をされていたんです。そういう事前に準備している感じがプロフェッショナルで、カッコイイなって思いました。

◆田所さんは本作のエンディングテーマ「ドラム式探査機」も担当されますが、こちらはどんな曲でしょう？

疲れて家に帰ってくると、帰ってからも時間に余裕がなくて、ろくにゆっくりする時間も取れないと思うんですね。『神達に拾われた男』自体、癒やしの要素がある作品ですし、私も忙しい中で生きる人たちを癒やせるような曲にしたいと思ったんです。聞いた人を無重力の世界に連れていくような、体がふわっと軽くなる曲になってくれたらうれしいです。

◆楽曲のポイントを挙げるとしたら、どのあたりでしょうか？

楽曲タイトルは“探査機”になっていますけど、ドラム式と言えば洗濯機ということで、洗濯機が大事な要素になっているんですね。それで洗濯機感を出すために、私の自宅のドラム式洗濯機が動く音を録音して、入れてるんです。リョウマくんが異世界で開くのもクリーニング屋さんということで、そのあたりも意識してますね。なので、「これが田所あずさの家の洗濯機の音か」と思いながら、聞いていただければと思います（笑）。

◆最後に、この作品からスタートを切る2023年の目標をお願いします。

いい意味で「頑張らない」というのを目標にしたいです。お仕事もプライベートもちょっと肩の力を抜いて、1つひとつのことを余裕を持って楽しむことができたらなって。心も体も余裕がないと楽しめないから、頑張り過ぎない感じでやっていきたいです。

◆どんなプライベートの過ごし方をすれば、生き生きできそうですか？

今まで休日になると、とにかく休みたい、体力を温存したいみたいな気持ちが強くて、なかなか外出しなかったんです。でもそうすると体力が回復しても、心には余裕がないままで。疲れてはいるけど、ちょっと外に繰り出すとか。そういうことでちゃんと心の疲れも取れて、楽しい1年が送れるのかなと思っています。