當真あみ、『Get Ready!』で初の泣き芝居に挑戦「水面の気持ちと向き合った」

特集・インタビュー
2023年02月10日
『Get Ready!』
『Get Ready!』©TBS

妻夫木聡さん主演の日曜劇場『Get Ready!』(TBS系 毎週日曜 午後9時~9時54分)。2月12日放送の第6話は當真あみさん演じる嶋崎水面がキーパーソン。ジョーカー(藤原竜也)が、エース(妻夫木聡)の店「カーサブランシェ」の常連客・水面の父親で、パティシエの嶋崎(鶴見辰吾)を次の患者候補として挙げる。人生の苦難を乗り越え世界的なパティシエとなるも、病に侵され余命宣告を受けた嶋崎。娘である水面にエースは命の選別を迫る。そんな第6話の放送を前に、役作りや見どころを聞きました。


◆嶋崎水面を演じるに当たって、どんな女の子だと思われましたか?

最初、台本もらったとき「なんだ、この女の子は!」と不思議な女の子だなと思いました(笑)。ケーキを食べて、とにかく波佐間さん(妻夫木)にアタックして、自分の気持ちのままに素直に行動するんです。一番は明るくて、真っすぐな子っていうのをイメージして、水面を演じています。

◆最初から水面の内面について説明を受けていたんでしょうか?

知りませんでした。第6話の台本を読んで初めて「あ、水面はこういう女の子なんだ」と水面のいろんな部分を知ることができました。視聴者の皆さんと同じ気持ちで、私も水面を演じていました。

◆今回、水面のそういうバックグラウンドが分かって、あらためて水面の印象が変わったりしましたか?

水面はお父さんが好き。だからこそ、昔のお父さんの姿を求めて、同じ仕事をしていて、波佐間さんのことを好きだと言っていたのではないかなと思いました。

◆演じる上で気を付けたことはありますか?

お父さんと接しているときの水面と、普段の明るい水面が全くの別人にならないようというのは、気をつけながら演じました。今回、初めて泣く芝居もさせていただいたんですが、役にしっかりと入りきらないとできないということが難しくて…。だからこそ、そのシーンの水面の気持ちと向き合って、「何で、水面はここで泣いているんだろう」とよく考えながら演じました。

◆お父さん役を鶴見慎吾さんが演じられます。鶴見さんとのお芝居はいかがでしたか?

鶴見さんから「こうするといいよ」というお芝居のアドバイスをいただき、スムーズにやりやすくなって。鶴見さんから学ぶことがたくさんありました。

◆他に、アドバイスをもらった方はいらっしゃいますか?

「せりふを言うときの声のトーンはこういう感じだよ」だったり、 ちょっとしたしぐさだったり、堤(幸彦)監督からもアドバイスを頂きました。

『Get Ready!』©TBS

◆現場で共演者の方たちとお話しはされますか?

妻夫木さんは仮面ドクターズの専門的なせりふが大変だと思うのですが、毎日撮影が忙しい中でも、現場ではすごく気さくに話しかけてくださって、すごく優しい方です。松下(奈緒)さんはすごく優しいお姉さんという印象でした。現場にいる皆さんを見ていて思うのは、周りの方への気配りがすごいんです。なので、そこを私も見習いたいです。

◆妻夫木さんとの共演シーンが多いですが、刺激を受けたことは?

オペのシーンは私がパティスリーで接している波佐間さんの雰囲気からすごくガラっとカッコいいんです。一つの作品の中で表と裏のような、二面性のある役をしっかり分けられていて、共演させていただいていても、目の前にいる波佐間さんが本当にオペをやっているエースなのかな?って思うくらいで、すごいなと感じました。

◆今後、水面と波佐間の関係はどうなりますか?

なぜ水面が波佐間さんにこんなにもアタックしているのか、毎日ケーキを買ってまで会いに行っているのかがこの第6話で分かります。なので、ぜひ第6話を見ていただければ。

『Get Ready!』©TBS

◆ご家族や友人からの反響はいかがですか?

「どういう感じで今後、水面が変わっていくのか気になる」と言われています。というのも、いつもケーキを買い、なぜ波佐間さんに猛アピールしているのか、実際はどういう女の子なのかが見えてこなかったからだと思うのですが、きっとこの第6話を見てもらったら、また違う反響が来そうです(笑)。

◆本作は、斬新な内容や映像が特徴的な作品だと思うのですが、参加してみて驚きなどありましたか?

私は基本的にパティスリーでの撮影が多かったので、他のシーンは放送されたときに、視聴者の皆さんと同じで初めて見るものばかりでした。特に、医療シーンは本当にすごいなと思っていて、実際のセットを見に行きたかったのですが、機会がなく行けなかったので、テレビで見ています(笑)。近未来感がカッコいいですし、作品にぐっと引き込まれていく感じがすごく楽しいです。

◆ちょうど1年前に『妻、小学生になる。』でドラマデビューされました。今回、連続ドラマで演技をされるに当たって、1年前と比べて自分で成長したなと思うところはありますか?

現場でいい意味で緊張しなくなりました。『妻、小学生になる。』の時は本当に「ずっと緊張する」と思いながら演じていたのですが、今、妻夫木さんや松下さんたちとご一緒させていただいても、しっかり現場にいられるようになったのではないかなと思います。

◆振り返ってみると、どんな1年でしたか?

いろんな作品にこうやって関わらせていただいて、本当に学ぶことがたくさんあったし、新しい一面をお見せできているんじゃないかなと感じるところがあります。

◆この現場で学んだことを教えてください。

今まで演じさせていただいた役柄と水面はまたちょっと違った役で、私とは違った性格だからこそ難しいなと思った部分もありました。ZIP!朝ドラマ『パパとなっちゃんのお弁当』と、ちょうど撮影の時期がずれていたので、しっかりと水面と向き合って演じることができました。

◆水面はパティスリーに通って、毎度ケーキを食べるシーンがありますが、撮影でどのくらい食べられているんでしょうか?

大体1話分で2個ぐらいです。監督に本当に「大きく頬張って」と言われているので、1回で3分の1ぐらいを一口で頑張って食べています(笑)。

◆元々ケーキは好きですか?

甘いものは大好きです。見た目から味が予想できない感じのワクワクするケーキばかりでした。

◆第6話の放送が2月12日で、バレンタインデー直前です。これまでバレンタインデーはどのように過ごされていましたか?

コロナ禍になる以前の小学生、中学生のときは、いっぱいチョコを作って友達みんなと交換していました。今年、作れそうだったら、いろいろ調べて頑張って作ったチョコを友達に渡せたらいいなと思います。

◆今後挑戦したい役はありますか?

今まで等身大の役柄というか、自分に近い役を演じさせていただくことが多かったので、今度はミステリアスだったり、クールな雰囲気の役柄に挑戦してみたいです。

◆『どうする家康』も控えていますが、女優としての2023年の目標を教えてください。

役に真剣に向き合って、しっかりと頑張っていきたいです。目標にしてる長澤まさみさんのように、いろんな役を演じ分けられる、そんな女優さんになれるように頑張ります。

PROFILE

當真あみ
●とうま・あみ…2006年11月2日生まれ。沖縄県出身。O型。「カルピスウォーター」の14代目CMキャラクターを務め、注目を集める。主な出演作は、ドラマ『妻、小学生になる。』『オールドルーキー』。映画「かがみの孤城」では声優に初挑戦。

番組情報

日曜劇場『Get Ready!』
TBS系
毎週日曜 午後9時~9時54分

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/getready_tbs/
公式Twitter:@getready_tbs
公式Instagram:@get_ready_tbs
『Get Ready!』メタバース:https://tbs-getready.webmetaverse.jp

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