山中柔太朗インタビュー「人生の中でもポイントとなる作品に」『ブラザー・トラップ』

特集・インタビュー
2023年03月06日
『ブラザー・トラップ』山中柔太朗©『ブラザー・トラップ』製作委員会

あかり(久間田琳加)、和泉(山中柔太朗)、和泉の兄・大和(塩野瑛久)の三角関係を中心に繰り広げられる、繊細で一途なドキドキのピュアラブストーリーもいよいよ後半戦を迎える『ブラザー・トラップ』(TBSほか 毎週火曜 深夜0時58分~1時28分 ※一部地域を除く)。山中さんに役作りや胸キュンシーン、後半の見どころなどを聞きました。


◆山中さんが演じる和泉はどんな人でしょうか?

和泉はすごく友達やあかりちゃん思い。きっと、兄貴思いでもあって、人を優先できる人。そして、はっきり物事が言えるところは一番の魅力だなと感じました。原作を読む限り、和泉はゆっくり動くのではないかと思って、その辺も特に意識しようと思いました。

◆久間田さん、阿部プロデューサーが「山中さんは和泉そのまま」と言われていたのですが、山中さんご自身が思う和泉と似ていると思う部分はありますか?

僕的には和泉を演じることが難しかったので…たぶん共通点は少ないかなと思います(笑)。ただ、和泉の意外と周りを見てるところは、僕も意識しているところなので似ているのかもしれません。特にはっきり物事を言うところについては、オンエアを見ていても、「あ、それ聞く?」みたいなことも。自分で言ってるんですけどね(笑)。どういう気持ちで和泉は聞いているんだろうと、理解するのに少し苦労しました。

◆撮影する中で印象的なシーンはどこでしょうか?

最終話で兄貴と話すシーンがあるんですが、そこはちゃんと本音で2人がぶつかり合うんです。そこは思い出に残っていますし、いいシーンだったなと思います。その撮影後、塩野さんから「めっちゃよかったよ」と言われたこともとてもうれしかったです。

◆本作に出演されて、周りからの反響はいかがでしょうか?

ありがたいことに、周りの方からたくさんのお声をいただきます。地元の友達からも「見たよ」と言ってくれますし、M!LKのメンバーも告知を見て、「次見ようかな」とか言ってくれたり。ただ、本当に見てくれたのかは、感想をもらっていないので分からないですが(笑)。

◆本作では胸キュンシーンにも挑戦されています。

キスシーンは恥ずかしかったですね。和泉がうぶな感じなので、そこは緊張したままお芝居したことで和泉っぽさが出せたと思います。どのシーンも恥ずかしかったですけど、そこは自分の素と混ぜながら。赤面するシーンは、「顔、赤くなれ~」と思いながら頑張りました(笑)。指切りキスは1日準備する日があって、その時に「指切りしたままキスしよう」ということになりました。なかなか指切りしながらキスしている人はいないと思うので、印象的ですし、風景がきれいなところで撮ったので、美しくもちょっとかわいいいいシーンになったんじゃないかなと思います。

『ブラザー・トラップ』©『ブラザー・トラップ』製作委員会
『ブラザー・トラップ』©『ブラザー・トラップ』製作委員会

◆共演された久間田さんの印象を教えてください。

ずっと笑顔という印象があります。ドラマの主演できっと疲れていると思うのに、ずっと笑顔で現場を盛り上げてくれています。お芝居の安定感がすごくて、ずっとあかりちゃんで居続けてくれているので、僕が和泉として頑張ろうと。ただ、胸キュンシーンでたまに笑われましたね(笑)。

◆では、兄役を演じられた塩野さんは?

本当に優しくて憧れますし、お芝居のこだわりなどは、まねしたいなと思うところがたくさんあります。兄弟役として似ているところはあるかと言われると、似ているところは少ないと思います。服とかも塩野さんは質のいいものを長く着るタイプな感じがするんですが、僕はたくさん買っちゃうタイプですし。ただ、顔の系統は似てると言われることが多いです(笑)。

◆塩野さんとお話をしている中で盛り上がったことは?

僕が所属するグループ、M!LKの話をたくさん聞いてくれます。メンバーの佐野勇斗と共演していることもあって、「今度ライブ行かせてよ」「昨日はM!LKで何の仕事あったの?」と、興味を持ってくれていて。「アイドルの柔太朗を見たい」とも言ってくださっているので、ぜひライブにご招待したいなと思っています。

◆本作を通じて得たことなどありますか?

久間田さんや塩野さんに囲まれてお芝居ができてすごく刺激的ですし、毎日学ぶことばかりで成長できる現場でした。大変だったこともありますが、僕の人生の中でもポイントとなる作品になっていると感じています。

◆特にどんなところに成長を感じていますか?

お芝居ですね。監督に「演技経験は少ないので、たくさん言ってください」とお伝えして。すごくこだわって言ってくださって、それはすごくためになりましたし、その分大変ですが、成長していると思います。

◆後半の見どころを教えてください。

塩野さんが話していて印象的だった言葉を借りると、後半から真の『ブラザー・トラップ』が始まります。4話で兄貴とあかりちゃんのキスシーンがあったりして、徐々にドロドロまでいかないですけど、次第に濃くなっていく3人の関係と、思いが同時に見られます。「どうなっていくんだろう」と後半も楽しんでもらえたらうれしいです。

PROFILE

山中柔太朗
●やまなか・じゅうたろう…2001年12月23日生まれ。栃木県出身。O型。最近の出演作品には『恋と弾丸』(MBS)や初のW主演作品『飴色パラドックス』(MBS)が挙げられる。山中柔太朗ファースト写真集 「10ten」が発売中。5人組ボーカルダンスユニット・M!LKのメンバーとしても活躍している。

第7話(3月7日放送)あらすじ

『ブラザー・トラップ』©『ブラザー・トラップ』製作委員会

遥(工藤遥)の口から語られた4年前の真実を知ってしまったあかり(久間田琳加)は、知らないうちに大和(塩野瑛久)を傷つけてしまったのではと思い悩む。
そんな時、和泉(山中柔太朗)の母・由紀(NANA)が入院したという知らせが届き、和泉と一緒に病院へ駆けつけたあかりは、後からやってきた大和の姿に動揺。たまたま大和と2人になったあかりは、4年前に自分が感じていたことを正直に打ち明け…。
そんな中、由紀は自分が入院したことで大和に辛い思いをさせてしまったから、和泉にあかりとの時間を大事にするように話す。その話を聞いた和泉はあることに気付き、あかりを避けるような態度をとってしまうのだった。
あかりは和泉の態度に違和感を感じつつも、和泉とちゃんと話したいと思い和泉を呼び止める。そこで和泉は自分の思っていることを感情のまま話し出し…。

番組情報

ドラマストリーム『ブラザー・トラップ』
TBSほか
毎週火曜 深夜0時58分~1時28分 ※一部地域を除く

先行有料配信:「Paravi」「U-NEXT」にて各話地上波放送1週間前の火曜正午に先行配信
※地上波放送後、「TVer」「TBS FREE」「GYAO!」「Yahoo!」にて無料1週間見逃し配信

<出演者>
立花あかり役:久間田琳加
成瀬和泉役:山中柔太朗
藤宮遥役:工藤遥
駒井瑛太役:若林時英
三宅絵里子役:渡邉美穂

成瀬由紀役:NANA(MAX)
成瀬大和役:塩野瑛久

<スタッフ>
原作:日向きょう「ブラザー・トラップ」(ジーンLINEコミックス/KADOKAWA刊)
脚本:おかざきさとこ
プロデューサー :阿部愛沙美
配信プロデューサー:大原拓真、今井夏木
演出:坂上卓哉、尾本克宏、府川亮介
制作プロダクション:TBSスパークル
製作:『ブラザー・トラップ』製作委員会

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/brothertrap_tbs/
公式Twitter:@drama_streamtbs
公式Instagram:tbs_drama_stream
公式TikTok:@drama_stream_tbs

©『ブラザー・トラップ』製作委員会