南野陽子、ファンのおもてなしに「ご褒美みたいな時間をもらえた」『推しといつまでも』

特集・インタビュー
2023年04月20日
『推しといつまでも』南野陽子©MBS

人に推薦したいほど好きな“推し”への熱い思い・感謝を直接伝えるきっかけを提供するバラエティ『推しといつまでも』(MBS/TBS系 毎週月曜 午後10時~10時54分)。4月24日(月)放送では南野陽子さんがファンからもてなされ、さらにスタジオにも登場する。南野さんにもてなしを受けた感想やご自身が推しているものを聞きました。


◆今回、ファンの方の家へ行って、実際におもてなしをうけていかがでしたか?

準備期間が短い中でいろいろ考えておもてなししてくださったんだなと思うと本当にうれしかったです。同世代の方かな?と思っていたのですが、私がデビューしたころはまだ生まれてない女性の方だったのでびっくりしました。ですが、(芸能活動を)続けてきてよかったなと思いました。

◆ファンの方のお子さんたちと一緒に「春景色」を歌われていた姿に、温かい気持ちになりました。

私自身が高校生ぐらいのときに歌っていた曲が、まさか5歳ぐらいの子供たちが歌ってくれるなんて想像もしていなかったので、うるっときちゃいました。デビューして38年ぐらいたって、これまで良いこと良くないこと、いろいろとあった中で、活動を続けていたらこんなにご褒美みたいな時間をもらえたなみたいな、そんな感じがして。本当にロケに行ったあとに、ちょっと自分の今後の身の振り方を考えちゃうぐらいビシビシ思いが伝わってきました。

◆どんな身の振り方を考えられたのでしょうか?

価値観が1つ増えました。テレビや写真、ラジオにしても、ちゃんとレンズやマイクの向こうの人をイメージして動いているつもりなのですが、そこに小さい子やママがいることをあまりイメージしていなかったので、新たにイメージする人が増えたというのは、この番組に感謝です。ファンだからというだけではなく、人を思うことはすごくエネルギーがいることなので、そのエネルギーを素直に届けられる人っていうのは、本当にすてき。ナホさんみたいに私がなりたいなって思いましたね。

◆推しにもてなされる番組と聞いて、初めはどんな印象を持ちましたか?

グッズ自慢みたいなのになったら嫌だなって、少しマイナスで見てたところがあったのですが、全然そうじゃなくて。すてきな番組だなと思いました。ファンだ、推しだって言うと、本当に好きな人、ものに好きと言えることや、伝えたい思いを形にするというのは、誰でもできる簡単なことだけど、誰でもできないから、みんな恋愛もこじらせるわけであって。見た人それぞれの生き方のヒントになりそうな番組だと思いました。

◆初めてファンの方から応援されているなと感じたときはいつでしょうか?

学生時代に「これにサインしてください」「ヨーヨーを持って写真を撮ってください」と声を掛けられたときは、当時雑誌の白黒の4分の1ページぐらいに載っていただけだったので、「こんな私を知ってくれてるの!」って。次に『スケバン刑事』をやる予定みたいな情報が出たら、(斉藤)由貴ちゃんが持っていたヨーヨーを持って写真を撮ったり。「私、すごいところに来ちゃったかも」と思いましたね。あとは、ロケ先でお静かにみたいなボードを持ってロケしている中で、移動する時にみんながついてくるとか、そういうのを見た時にわあって思ったのは覚えてますね。コンサートとかで歌ってるときの声援だったりですね。

◆記憶に残っていらっしゃるんですね。

覚えてますし、ファンの方も昔からいる人だと、お顔を見れば分かったりするので。ファンの方にもいろんなタイプの方がいて。大きい声でコールしてくれる親衛隊がいれば、部室にマガジンあたりが置いてあったんだなみたいなスポーツ少年とかもいるし、あんまりお友達とかとコミュニケーションが上手に取れないタイプが一生懸命手紙を書いてくれたりとか、いろんな人がいることは分かっているので、コンサートでもみんな違う思いで聞いてくれてるなっていうのは分かってましたけど、小さい子がいるママは想定外でした。

◆南野さんご自身が推されているものはありますか?

私はご飯を食べることが大好きで。ご飯が好きすぎて、昨年から京都の舞鶴で田植えを始めたんです。白いご飯が好きで、好きならお米作りからと思って、何のゆかりもない京都に行って。今年ももちろんやるんですけど、植えて、除草剤をまいて、刈って、出来たもの食べてます。

◆自分で育てたお米の味はいかがですか?

おいしいんですよ、これが。どのぐらいぬかを取るかなど、精米までこだわってやっていて。やっぱ日本海側っておいしいんですかね。新潟などの米どころが目立ちますけど。その出来たお米は京都のお米としては、グランプリを取ったりするぐらいのところで、元々は過疎化で、使わなくなった田んぼを出さないようにしようっていうプロジェクトで、子供たちと一緒にそこの田んぼを守ろうという活動をしています。

◆南野さん以外にその活動に参加されている方はいらっしゃいますか?

ゲスの極み乙女の休日課長と私と宗本康兵君という私の曲を作ってくれてる方と、中孝介君たち、音楽仲間で始めました。本当に皆さんにお配りしたらおいしいって言っていただけるお米なんです。

PROFILE

南野陽子
●みなみの・ようこ…1967年6月23日生まれ。兵庫県出身。B型。

番組情報

『推しといつまでも』
MBS/TBS系
2023年4月24日(月)午後10時~10時54分

番組公式HP:https://www.mbs.jp/oshi_mbs/

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