藤原丈一郎「もっと演技がしたいという気持ちを全て米澤大地に吹き込んでいる」『ペンディングトレイン』インタビュー

特集・インタビュー
2023年05月26日

◆なにわ男子のメンバーからの反響はいかがですか?

みっちー(道枝駿佑)がこれまでに共演した俳優さん方が『ペントレ』に出演されていたり、僕が出てるということもあって見てくれています。みんな考察したり、「どうなるの?」「あれってどういう意味なんですか?」と探ってくるんです(笑)。僕はもちろん知っているので言いたい気持ちを抑えて、「まあまあ」と濁しています。友達からも「見てるよ」「毎週金曜日が楽しみ」と言ってもらえてすごくうれしいですね。

◆現場の裏話を教えてください。

最初に台本読んだとき、未来に飛ばされて、生きるか死ぬかというので、ピリついた感じの現場なのかなと思っていたんです。実際は真逆で、番組公式SNSを見ていただいたら分かると思うのですが、『ペンディングトレイン』と言いながら、電車ごっこをしていたりするんです(笑)。でも、そんなシーンは本編には一切ないので、「俺ら、これしていいのかな」と思ったこともありました。それくらい撮影現場ではカットかかった後は、劇中で本当に大変なサバイバルをしているのか分からなくなるくらいのワチャワチャ感があります。最近はよく山田さんと赤楚(衛二)さんが僕の前で関西弁を違うイントネーションで言ってきて惑わしてくるんです(笑)。お2人とも愛知出身なので、関西弁もあまり違和感ないのですが、変に米ちゃんをまねしてきますし、しかも本番始まるギリギリまでそのエセ関西弁を言ってくるのでつられそうになったことも。僕が標準語でせりふを言ってしまったときは、関西弁で「大丈夫やで」と言ってきたり(笑)、そういった和気あいあいとした感じで撮影が進んでいます。

◆藤原さんから見た出演者さんイチの愛されキャラを教えてください。

愛されキャラは山田さん。最初の頃、劇中では僕らとちょっと対立というか、一目置かれていたので、撮影中はみんな引いているのですが、カットがかかったときに山田さんが「俺、ずっと怒鳴ったりしているから、みんなとしゃべれてすごく楽しいんだよね」と言ってくださるんですよ。それに俺らも「あ、うれしい」と思いましたね。役や作品のことを話したり、たわいもない話だったり、ちょっかいとかも山田さんがかけてくださったり(笑)。皆さん和気あいあいとしていて、山田さんがやっているラジオを聞いた出演者の方が「昨日ラジオ聞きましたよ」とか、山田さんの出演作品を見た方が「めっちゃ良かったです」と声を掛けられていて、愛され座長という感じがします。

◆藤原さんは山田さんとのエピソードはありますか?

僕が始球式をする機会があったときに「藤原君、始球式あるんでしょ?練習しようよ」と声を掛けてくださって、撮影と撮影の合間にキャッチボールさせてもらえたのがすごくうれしかったです。

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