2024年1月10日（水）にスタートするDRAMA ADDICT『蜜と毒』（BSテレ東／テレビ大阪ほか 毎週水曜 深夜0時～0時30分）でW主演を務める入来茉里さんと白石隼也さんにインタビュー。お互いの印象や、演じられる役、作品などについて聞きました。
本作は、衝撃的な展開の連続で話題を呼んだ柏屋コッコによる電子コミック「蜜と毒～逆恨みの復讐」（forcs 刊）をドラマ化。一時の感情に流されお互いに不倫関係を持ってしまった夫婦が、それぞれの不倫相手によって追い詰められていく、ノンストップ・クライシスサスペンスドラマ。
仕事熱心な夫を支えるよき妻でありながら、夫の不倫に気づいてしまい、自身も社内の後輩と不倫してしまう小坂マチコを入来茉里、若い女性と不倫関係を持つマチコの夫・小坂亮平を白石隼也が演じる。
◆入来さんと白石さんのW主演、そして入来さんは連続ドラマ初主演となりますが、最初に本作のお話を聞いた時の心境はいかがでしたか？
入来：最初は単純にうれしかったです。内容はけっこう過激な題材ですが、こういう役をやったことがなかったので、思い切って挑戦しようと思いました。
白石：僕もお話を聞いた時は光栄に思いました。妻役が入来だと聞いて、もともと知っている人だったので、いい関係でできたらなと。
◆もともとお知り合いだったお二人が今回夫婦役ということで、実際に夫婦として共演されていかがですか？
白石：お互い10代のころから知っていて、がっつり映画で共演したりもしていたので、昔から知っている分気恥ずかしさみたいなものはありました。でも、逆にその関係性をうまく生かして、夫婦らしく見えているといいなと思います。
入来：2人だけのシーンはけっこうナチュラルになっている気がしますし、夫婦のやりとりや空気感を自然に演じられているんじゃないかなと思います。
◆今回の共演でお互いの新しい一面を見つけたり、印象が変わった部分はありましたか？
白石：入来は前より強くなってる気がするかな。もちろん、いい意味で。僕の入来の印象としては、けっこう繊細なイメージがあったんです。でも、もう30代だし、いろいろな経験を経て人として強くなっている気がします。
入来：マチコと一緒だね。今回は夫婦役なのでキスシーンもあるんですけど、私は役柄的に受け身なので、どういうふうにキスをしてくるんだろうなとずっと思っていました（笑）。それがクランクインする前からの楽しみの一つでしたね（笑）。最初の出会いが10代で16年くらいの付き合いになりますが、大人な一面を見ずにきているし、友達の一面しか知らなくて。今回恋愛対象になる役をやることによって、恋愛をしている時の男らしさみたいなものを感じました。
◆原作やドラマの台本を読まれて作品の印象はいかがですか？
白石：とても過激な復讐劇がテーマになっています。衝撃的なやり方で復讐が始まるのですが、物語の中でセンセーショナルな部分や過去の事件などをさかのぼっていくと、もっとひどいことが起きていたりするので、人間が追い詰められるとこんな恐ろしい一面が出てくるんだなと。そのあたりはリアリティを持って演じたいなと思います。
入来：ドラマのお話を聞いてから原作を読ませていただいたので、マチコの目線になって読み進めましたが、マチコの不倫相手の大塚圭介君（柾木玲弥）が怖くて（笑）。漫画で眼球をなめるシーンがあるんです。眼球!? ってびっくりしました（笑）。見たことがなかったし、他にも衝撃的なシーンがたくさんあって、楽しく読ませていただきました。
◆原作には衝撃的なシーンもたくさんあるとのことですが、その実写化となると大変なシーンも多いですよね。
入来：再現度という意味では、私よりもいろいろ仕掛けてくる大塚君の方がきっと大変なシーンがいっぱいあると思います。（白石に）何か大変なシーンあった？
白石：僕が演じる亮平は、不倫相手の小鳥遊優梨子（大谷凜香）から暴走した愛情表現をされるので、すごく大変そうなシーンがいろいろあって。想像を絶するようなシーンもあるので、イマジネーションを豊かにしていいリアクションができたらなと思います。
入来：フィクションではあるものの、なるべくリアルに感じてもらえるようにしていきたいです。
◆役を演じられる上で意識したことはありますか？
白石：2人とも不倫しちゃっているので、どちらの役も愛すべきキャラクターではないんですよ。そういう意味では、なかなか感情移入してもらいにくい役かもしれません。でも、物語はいい話ですし、ドラマとしていろいろな見方をしていただけるといいなと思っているので、皆さんに嫌われない程度にチャーミングにやろうと努めています。
入来：私は全然愛せます！
白石：マチコを？
入来：私は愛せる！ マチコもいっぱい悩んでるんだよ。30代っていろいろ悩むじゃないですか。マチコもいろいろ葛藤していて。
白石：でも不倫はしてるし、嫌われても仕方ないよね。
入来：たしかに、みんなに絶対愛してほしいとは思ってないけど、私はちゃんと愛してます！（笑）私自身がまず愛して、皆さんにお届けできたらなと。
◆「愛せない」「愛せる」とお二人の中でも意見が分かれていますが、そんな中でマチコと亮平の魅力や好きなところを何か挙げるとしたら？
白石：亮平はとってもおばかでどうしようもない男ではありますが、逆にすごく純粋で、興味がある物事にまっしぐらなんです。根本的に人間が好きな人なのかなと僕は思っていて、かわいらしい一面もあるので、そういう部分を随所に出していきたいです。
入来：マチコは押しに弱いところはありますが、軽いから流されるということではなくて。誰かからのリアクションを真面目に受け止めるからこそ、流されたり翻弄されたりしている気がするのですが、魅力って言うと難しいですね…。マチコの魅力はどこだと思う？
白石：マチコは、主婦としては100点なんですよ。100％人に尽くす奥さんなので、いい旦那さんに巡り会えていたらとても幸せな家庭を築けていたと思います。
入来：すごい、いいコメント！（笑）
◆近年、不倫ドラマがたくさんあって、人気も高いと思いますが、お二人の不倫ドラマの印象や、人気な理由についてどう思われますか？
入来：私の周りの女性のお友達は結婚していたり子供がいる方が多くて、そんな友達がみんな不倫ドラマを楽しみにして見ているらしいんです。登場人物の心境などに共感できる人もいると思うし、想像して楽しむこともできると思うし。今回の作品は内容がより過激なので、現実離れしている分、いろいろな不倫ドラマを見ている方でもさらに楽しめる内容になっていると思います。
白石：ここ数年、物価高になってコロナもあって、生活が厳しい人も増えていると思います。そんな中でハッピーな物語を見ても嫉妬してしまう部分もあるかもしれないし、時代の流れから不幸な物語を見たくなるという傾向になっているのかもしれませんね。
入来：タイトルも『蜜と毒』ってたしかに不幸の香りがすごいよね（笑）。
◆最後に、視聴者の方に向けてメッセージをお願いします。
白石：不倫ドラマではありますが、ただの恋愛関係のもつれみたいなものが中心に描かれるわけではなく、夫婦のそれぞれの不倫相手がやばい人だったということで、復讐劇の要素も強いドラマです。恋愛ドラマではありつつ、スリラーのような要素も入っているので、ただの不倫ものではないのかなと。不倫ドラマは女性が好きなイメージがありますが、そういう意味では男性も楽しめる作品になっていると思います。
入来：主婦の方や同世代の女性にはすごく見てほしいドラマです。私たち夫婦が幸せになれるのか。どういう選択をしてどういう歩み寄りをして、果たして最後はどうなるのか。結末を楽しみに見ていただけたらうれしいです。
PROFILE
入来茉里
●いりき・まり…1990年2月16日生まれ。鹿児島県出身。O型。
白石隼也
●しらいし・しゅんや…1990年8月3日生まれ。神奈川県出身。O型。
番組情報
DRAMA ADDICT『蜜と毒』
BSテレ東・テレビ大阪・TVQ九州放送
2024年1月10日（水）スタート
毎週水曜 深夜0時～0時30分
テレビ愛知
2024年1月15日（月）スタート
毎週月曜 深夜0時30分～1時
配信：
DMM TVにて独占配信／1月10日スタート 毎週水曜 深夜0時
※2話以降1週間独占先行配信
広告付無料動画配信サービス「ネットもテレ東」（テレ東HP、TVer）では、BSテレ東での放送直後より配信
原作：柏屋コッコ「蜜と毒～逆恨みの復讐」（forcs刊）
出演：入来茉里、白石隼也、柾木玲弥、大谷凜香ほか
監督：大内隆弘、佐々木梢、金子功
脚本：本山久美子、大谷洋介
プロデューサー：小林教子（テレ東）、佐々木梢（PROTX）
コンテンツプロデューサー：浅岡彩子（BSテレ東）、髙橋一馬（BSテレ東）、由井絵梨子（BSテレ東）、久保田渉（BSテレ東）、荻野史歩（BSテレ東）
制作：BSテレ東／PROTX
公式HP：https://www.bs-tvtokyo.co.jp/mitsutodoku/
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©「蜜と毒」製作委員会 2024
