航空自衛隊航空救難団の救難員、通称“PJ”を題材にしたレスキュー大作『PJ ～航空救難団～』（テレビ朝日系 毎週(木) 後9・00）で訓練生を演じるキャスト陣のリレー連載。今回は、白河智樹役の前田拳太郎さん＆西谷ランディー役の草間リチャード敬太さんが登場！（TVLIFE2025年5月28日発売号より転載）
◆白河（前田）とランディー（草間）はバディ関係ができていますね。
前田：他の訓練生からも頼られる硬派な白河も、2～3話では訓練を通して水への恐怖心が芽生えて、強いようで意外な弱さが出てしまって。
草間：その異変にいち早く気づいていたのが、ランディーでしたね。
前田：ランディーは誰かがしんどそうにしていると、そうやってすぐ察知して元気づけてくれる優しさがありますよね。名言格言も交えて（笑）。
草間：名言格言オタクですから。でも、出てくる言葉が“おばあちゃんの言葉”とかで。僕もおばあちゃん子なので、通ずるところがあります（笑）。
前田：心折れかけながらも、白河は宇佐美教官（内野聖陽）の指導やランディーたち仲間の存在のおかげで周りを頼ることを覚えて。恐怖心や大変なことも乗り越えられて、本当の意味で強くなったんじゃないかと。
草間：優等生的な強さに仲間との絆の強さも加わって、よりカッコよくなりましたよね。ランディーとしてはそんな白河や他の訓練生にとっても視聴者の皆さんにとっても、箸休め的存在になれたらなと思います。
◆共演してのお互いの印象は？
前田：リチャ君は連ドラのレギュラーは初めてだそうですが、そんな感じがしません。堂々とされていて。
草間：えっ!? そうかなぁ。でも、右も左も分からない僕に、拳太郎は何でも分かりやすく説明してくれるんです。年下とは思えないくらい頼りがいがあって、事あるごとに助けられています。
前田：いやいや。この間、Aぇ！ groupのライブに行かせていただいたら、リチャ君がすごくカッコよくて。この現場とは違う“本当の草間リチャード敬太”を見たというか。
草間：どっちも本当の僕ですよ（笑）。
前田：それ以来、ファン気分になっちゃって。今、目を合わせて話しているのも少し恥ずかしいです（笑）。
◆物語はさやか（石井杏奈）が山岳訓練中のダウンとけがにより、救難員過程を辞退する決断をしました。
前田：山岳訓練は一番厳しいとされるだけあって、撮影も前半のヤマ場とも言うべき過酷さでしたが、画面を通して訓練生の熱量の高まりを感じていただけたのではないかと。
草間：厳しいからこそ登場人物の人間性がむき出しになって、引き込まれたのではないかと思います。
前田：でも結果的に仲間のさやかが離脱し、6話（5／29OA）ではその責任として宇佐美教官も自粛を命じられるんです。残された訓練生の受け止め方はそれぞれで、その違いからぶつかってしまったりもして…。
草間：一人一人、それまでの人生も違えば考え方も違うので、誰かに自分を重ね合わせられるんじゃないかと。戦っている場所は違っても、人としての悩みは同じはずなので。
前田：考えさせられる展開がより多くなっていくので、視聴者の皆さんもぜひ訓練生と一緒に、自分なりの答えを見つけていただきたいです。
PROFILE
前田拳太郎
●まえだ・けんたろう…1999年9月6日生まれ。埼玉県出身。O型。近作に、ドラマ『こんなところで裏切り飯～嵐を呼ぶ七人の役員～』『D&D～医者と刑事の捜査線～』『君とゆきて咲く～』などがある。
草間リチャード敬太
●くさま・りちゃーど・けいた…1996年1月11日生まれ。京都府出身。B型。Aぇ! groupのメンバー。近作に、ドラマ『ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情』『年下彼氏』などがある。
番組情報
『PJ ～航空救難団～』
テレビ朝日系
毎週（木）後9・00～9・54
＜STAFF＆CAST＞
脚本：髙橋泉
監督：平川雄一朗ほか
出演：内野聖陽、神尾楓珠、石井杏奈、前田拳太郎、渡辺碧斗、草間リチャード敬太（Aぇ! group）、犬飼貴丈、前田旺志郎、吉川愛、眞島秀和、濱田岳、鈴木京香ほか
●photo／田中和子（CAPS） text／海老原誠二 hair＆make／Kanako（前田）、suzawa（JOUER）（草間） styling／村井素良（前田）、Emina（草間）
©テレビ朝日