【『ちょっとだけエスパー』連載1】ディーン・フジオカ×高畑淳子×宇野祥平、“ちょっとだけエスパー”3人が語る真夏の箱根ロケ

特集・インタビュー
12時間前
【『ちょっとだけエスパー』連載1】ディーン・フジオカ×高畑淳子×宇野祥平
(左から)高畑淳子、ディーン・フジオカ、宇野祥平

“ちょっとだけエスパー”となった文太(大泉洋)が世界を救う話題作『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系 毎週(火)後9・00)の連載がスタート。初回は文太のちょっとだけエスパー仲間を演じるディーン・フジオカさん、高畑淳子さん、宇野祥平さんが登場!(2025年10月29日発売号より転載。2話までのネタバレを含みます)

◆桜介(ディーン・フジオカ)は“なで回すと花が咲く”、円寂(高畑淳子)は“念じるとほんのりあったかくなる”、半蔵(宇野祥平)は“ちょっとだけ動物と話せる”という、まさに“ちょっとだけエスパー”ですね。

ディーン:いいですよね、レンチン。生活が便利になりそうで。

高畑:出力が弱いですけど(笑)。

ディーン:アニマルもいいですよね。

宇野:(半蔵の相棒犬の)佐助がかわいくて、賢いんです。半蔵ほど僕の言うことは聞いてくれませんが(笑)。

高畑:花を咲かせるのはどうですか。

ディーン:景気がいい感じはしますよね(笑)。パッと花が開くだけでも気分が明るくなります!

宇野:みんな絶妙な能力ですよね。

高畑:人の心が読める文太さんの能力もわりと良くないですか?

宇野:そうですね。でも、つらさもあるかもしれませんね。

高畑:そうか、読めるからこそのね。

宇野:うらやましいですけどね。

◆作品に対する印象は?

ディーン:まさにタイトルどおりの物語で、登場人物はちょっとだけスペシャルですが、人間味にあふれていて等身大で。人間誰しもこうなのかなと親近感を抱きやすいと思うんですよね。

高畑:私は最初に台本を読んだ時はすぐにピンと来なくて。え、カプセルを飲んだらエスパーになれるの? みたいな。1話で文太さんがそういう反応をしていましたが、私も同じでした。でも、登場人物の背景が分かると切なくて。傷んだ羽を寄せ合うようにたこやき屋だった場所に集まっているのがたまらなくなりました。

宇野:普通に生きていたら出会わなかったであろう人たちですもんね。まだ言えないことばかりですが、笑いの裏にある表裏一体の“何か“をずっと考えてしまう素晴らしい脚本です。

◆撮影はいかがですか?

ディーン:2話の箱根での撮影は特に思い出があります。撮影だけでなく、お食事なども現場の皆さんとご一緒させていただいて。そうやって仕事外の時間も共にしてざっくばらんに話せる機会はコロナ以降あまりなかったので新鮮でしたし、空気が明るくなって心地よかったです。

高畑:ただ、撮影が真夏だったので暑さとの戦いで。しかもセメントの近くだと、暑さが3倍くらいになるんです。あの暑さはきっと一生忘れられません。生きて終えられるだろうかと不安になるほどでした(笑)。

ディーン:スタッフさんもファン付きの服を着ていましたもんね。

宇野:僕らのケアまでしてくださって、ありがたかったですよね。

ディーン:そんな中で1か月半くらい共に過ごしたので、より感情移入してしまうんです。2話のセンマルや、演じられた小久保(寿人)さんにも。だから、センマルがああいう結末になったのが残酷で悲しくて…。

宇野:あれはびっくりしましたね。

高畑:ショックでしたよね。うそでしょ? と。登場人物がみんな順風満帆に生きているわけではない。そこがやっぱり切ないんですよね。

ディーン:高畑さんのおっしゃるように登場人物それぞれに背景や切なさがありますが、過去が積み重なって現在、そして未来へつながっていく。人は生きている意味を考えることがあるじゃないですか。その時に突きつけられる現実をどう受け止めるのか、あるいは受け止められないのか。そういう今後を予感させるのが、あの結末だったように思います。

高畑:粉の振りかけ方というか、伏線の張り方もうまいですよね。何でもないようなこともちゃんと回収されるので、さすがだなと思います。

宇野:本当は何も知らずに見るのが一番面白いですよね。元も子もないことを言うようですが(笑)。想像もつかない物語が待っていますので、引き続き楽しみにしていてほしいです。

PROFILE

ディーン・フジオカ
●でぃーん・ふじおか…1980年8月19日生まれ。福島県生まれ。A型。近作は、ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!』『正直不動産』シリーズ、『星降る夜に』、映画「ラストマイル」など。

高畑淳子
●たかはた・あつこ…1954年10月11日生まれ。香川県出身。A型。近作は、ドラマ『正直不動産』シリーズ、『新宿野戦病院』など。舞台「おだまり、お辰!」が来年5月に新歌舞伎座にて上演。

宇野祥平
●うの・しょうへい…1978年2月11日生まれ。大阪府出身。A型。近作は、ドラマ『こんばんは、朝山家です。』、映画「ラストマイル」「罪の声」など。映画「平場の月」が11/14(金)公開。

作品情報

ちょっとだけエスパー
テレビ朝日系 毎週(火)後9・00~9・54

脚本:野木亜紀子
監督:村尾嘉昭、山内大典
出演:大泉洋、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、宇野祥平/北村匠海/高畑淳子、岡田将生

●photo/小澤正朗 text/海老原誠二 hair&make/荒木美穂(ディーン)、松田美穂(高畑)、藤田さくら(宇野) styling/勝見宜人(Koa Hole.inc)(ディーン)、森美幸(高畑)

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025秋ドラマ最新情報まとめグラビア関連記事一覧