【#今旬コレクション】冨田侑暉『セラピーゲーム』静真を演じる上で意識したことは?「普段よりも…」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
6時間前

【#今旬コレクション】冨田侑暉

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードを紹介します。第113回はドラマ『セラピーゲーム』(日本テレビ系)に出演中の冨田侑暉さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」冨田侑暉

◆シリーズ累計130万部を超える超人気原作をドラマ化した『セラピーゲーム』。冨田さんは、ゲイのカメラマン・湊(NAOYA/MAZZEL)と記憶のない一夜を過ごしたノンケの獣医学生・静真を演じています。

静真は優しく誠実で、何事にも真摯に向き合う青年です。原作を読んだ時から、そのすてきなキャラクター像を絶対に壊さないようにしたいと思い、撮影中はカメラが回っていない時間も静真らしく丁寧な言葉遣いをしたり、「こういう時、静真ならどうするかな」と考えて行動したりしました。自分で言うのは照れますが、普段よりも“ジェントルマンであること”を意識して過ごしました。一人の人間として、尊敬できるキャラクターだなと思います。

◆カメラの外でも、役に入ったような状態だったのですか?

そうですね。自分が本当に静真として生きていたら…って。初めは、慣れなくてあまりうまくなじみませんでしたけど。NAOYAも、もしかしたら「あれ、急にどうしたのかな?」と思っていたかもしれません(笑)。

◆相手役のNAOYAさんとは以前からプライベートでも交流があったとお聞きしました。どのようにお芝居を作っていきましたか?

現場では休憩のたびに次のシーンの読み合わせをしたり、「このせりふはどういう感情で言っていると思う?」という相談をしたり。お互いに、細かいところまで認識を共有しておきたいという気持ちで、基本はずっとお芝居の話をしていました。昔から仲のいいNAOYAとの共演だったからこそ、より自然な感情をカメラにぶつけられたと思います。恥ずかしさはなかったです。

【#今旬コレクション】冨田侑暉

◆湊と静真の関係性は話数を重ねるごとに親密になっていきますが、印象的なシーンはありますか?

第3話の遊園地のシーンです。2人の距離がさらに近づく大事な回で、心情を繊細に表現しつつも、純粋に楽しんでいた瞬間もありました。ジェットコースターは事前に「かなり怖いよ」と教えていただいていたのですが、2人とも絶叫系は得意で。実際、すごく楽しくて「まだ何周でも行けます!」という感じでした(笑)。劇中では湊と静真なのですが、NAOYAと冨田が透けて見えるシーンでもあったかもしれないです(笑)。

◆このドラマで、ご自身のどんな姿を見てほしいですか? お薦めのキュンポイントもあれば教えてください。

普段の姿とは違う、“大人っぽい冨田侑輝”を見てほしいです。グループ(龍宮城)で活動している時は、ステージ上だと結構バチバチなんですけど、普段はちょっと抜けている部分とかもお見せしていて、そのどれともまた違った部分が静真という役で見られるのではないかなって。キュンポイントは…NAOYAも身長が高い方ではあるのですが、僕は186cmあるのでその身長差ですかね。ハグをする時に湊が静真の胸に顔をうずめるシーンとかはキュンとしてもらえるのかなと思います。

◆ではご自身のことについてもお聞きします。普段、仲のいい人からどんな人だと言われることが多いですか?

メンバーからは「優しい」とか「お兄ちゃんみたい」と言われます。自覚はないですが、やっぱりうれしいですね。第一印象は結構ツンとしているように見られるみたいで、「話すと全然違う」と言われることが多いです。多分、人見知りなのと、初対面の人の前では少しカッコつけて胸をビシッと張っちゃったりするからかも(笑)。

◆なるほど(笑)。今後出演したい作品のジャンルや演じたい役柄はありますか?

刑事モノに出演したいです。ドラマでいうと、『THE LAST COP/ラストコップ』や『MIU404』が好きで、コメディ要素が少し混ざった作品に出るのが夢です。小さい頃、警察官になりたかった時期もあって。制服にも憧れがあるので、いつか役で着られたらいいなと思っています。

【#今旬コレクション】冨田侑暉

◆お芝居の楽しさ、やりがいはどんなところに感じていますか?

演技を通して、日常では出会えないたくさんの感情を知ることができるところです。グループのパフォーマーとして表現する上でもそれが生きてくるんじゃないかなと思います。あと、自分自身ではない別の人間の人生を生きられるのはやっぱり楽しいですね。僕、昔からいろんな人になりたかったんです。さっきは警察官と言いましたが、パイロットとか他にもいろいろ夢があって、なかなか定まらなかったです(笑)。ちなみに僕は撮影期間中もその役のモードを引きずるタイプなのか、ガラッと変わるわけではないけど、ベースのテンション感やマインドは役柄と近い感じになっている気がします。

◆お芝居以外にも挑戦したいことはありますか?

モデルやファッションのお仕事もできたらいいなって思います。もともと洋服は好きで、最近はきれいめの服装に興味を持っています。ついラクなパーカーを着てしまいがちですが、少しずつ大人の階段を上りたい気持ちも芽生えています(笑)。

◆ドラマ後半の見どころを教えてください。

湊と静真の関係に少しズレが生じ、ワクワクとハラハラの展開が待ち受けています。湊の“賭け”から始まった“恋”がどんな結末を迎えるのか、ぜひ最後まで見届けてもらえるとうれしいです。

PROFILE

●とみた・ゆうき…2004年12月7日生まれ。 滋賀県出身。O型。7人組オルタナティブ歌 謡舞踊集団・龍宮城のメンバー。主な出演作 はドラマ『タクミくんシリーズ -Drama-』 『秘密を持った少年たち』など。2026年1月16日(金)より東京・日本青年館ホールにて舞台「therapy game」の上演を控える。

●photo/干川修 text/園山円佳

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