「またひとつ、芸能界の思い出ができました」トンツカタン・森本晋太郎のネクストブレイク紀行【第69回】

特集・インタビュー
トンツカタン・森本晋太郎のネクストブレイク紀行
2026年01月07日

お笑いトリオ・トンツカタンの森本晋太郎さんがTV LIFEで連載中のコラム「トンツカタン・森本晋太郎のネクストブレイク紀行」。「今年売れる」と言われ続ける中での出来事や本音が綴られた“飛躍を夢見る芸人の備忘録”をwebでも公開します。今回は、『ザ・タイムショックZ』に出演した話。(TVLIFE 2025年12月15日発売号より転載)


「またひとつ、芸能界の思い出ができました」

ネクストブレイク芸人をやっていると、ごく稀にゴールデンの番組に忍び込むチャンスをいただくことがある。今回はあのレジェンド番組『ザ・タイムショック』が雑学問題に特化して3年ぶりにリニューアルされた『ザ・タイムショックZ』という特番に出させていただいた。過去にクイズ番組で爪痕を残した実績もないのだが、それでも呼んでくれるのがテレビ朝日。なぜそんなに呼んでくれるんだ、テレビ朝日。

収録当日、テレ朝に入って楽屋に向かうためエレベーターを待っていると、同じく出演者のQuizKnockの鶴崎さんとたまたま一緒になった。「タイマン森本の東京ホテイソンたける回を見る勇気がない」なんていう他愛もない会話をしながらお互いの健闘を祈って、それぞれの楽屋に入った。

そして迎えた本番。一回戦は1対1で同じ問題に挑戦し、より多く答えられた方が次に進めるというもの。出される問題のジャンルはもちろんのこと、誰と戦うかも知らされない状態で収録が始まったのでドキドキしていると、MCの中山秀征さんが対戦表を発表してくれた。合格発表のように自分の名前を探していると、一番最後に

『鶴崎修功 vs. 森本晋太郎』

と書いてあった。まさかさっきエレベーターでタイマンの話をしていた人とタイマンで戦うなんて。これを目の当たりにしたハナコの岡部さんが僕に対して「こんな噛ませ犬カードがあるのかよ…」と言っていた。不思議と勝ちたいという欲と共に緊張もなくなった。

そこからはノンプレッシャーでリラックスできたからなのか、出番が来て例の椅子に座ってリフトで上昇するのも「テレビで見てたやつだ」と、一般からの参加者みたいな気持ちで楽しむことができた。そしてそれが功を奏したのか、意外にもクイズを12問中11問正解することができ、なんと鶴崎さんと並んでこの日初にして唯一の早押しサドンデスへともつれ込んだ。

完全なるノーマーク人間がいきなりQuizKnockを倒す可能性が出てきたことで、みんなのボルテージが上がっているのがスタジオの天井付近にいながらもわかった。そして「勝てるかも」という考えがチラついた瞬間、鼓動がとんでもないスピードで鳴り始めた。捨てたはずの欲が大きくなって里帰りしてきたのだ。そうなるともう手遅れで、魔法が解けたように手も足も出ず、鶴崎さんに瞬殺された。

それはそれは見事なまでに、クイズでノックアウトされた。念願のゴールデンタイムで、ショックも受けないほどに。


森本晋太郎
●もりもと・しんたろう…1990年1月9日生まれ、東京都出身。お笑いトリオ「トンツカタン」のツッコミ担当。プロダクション人力舎のお笑い養成所・スクールJCA21期を経て、現在はテレビやラジオで活躍中。趣味でもあるツッコミに特化したYouTubeチャンネル「タイマン森本」も好評。初の書籍「ツッコミのお作法」(KADOKAWA刊)も好評販売中!

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