
トンツカタン森本改め森本しんたろうさんがTV LIFEで連載中のコラム「森本しんたろうのネクストブレイク紀行」。「今年売れる」と言われ続ける中での出来事や本音が綴られた“飛躍を夢見る芸人の備忘録”をwebでも公開します。今回は、『ASOBIEXPO 2026アフターパーティー』でMCを務めた話。(TVLIFE 2026年9月16日発売号より転載)
「あのころのバラエティ」
先日、『ASOBIEXPO 2026』という、アソビシステム所属アーティストやタレントのみなさんが一堂に会するビッグイベントが開催された。もちろん僕はアソビシステム関係者ではないので本編には参加していないのだが、その終演後にABEMAで生配信された『ASOBIEXPO 2026アフターパーティー』のMCを務めさせていただいた。
ライブ会場でもあるトヨタアリーナ東京の大きなスペースに夏祭りのような特設セットを設け、四方を囲うように様々な出店が並んでいた。約100名の出演者が自由に屋台を楽しんでいる姿はさながら僕が学生時代に観ていた『オールスター感謝祭』の休憩時間のようで、他のメディア仕事とはまた違う高揚感を覚えた。
ぱーてぃーちゃんのすがちゃん最高No.1が中継で出店の様子を伝えてくれるパートが何回かあったのだが、その中で焼きそばの屋台を切り盛りしているのがママタルト大鶴肥満だったり、射的屋ではクロちゃんが銃口を向けられて怖がっていたりと、映る画面の全てが景気良くてワクワクした。特に射的ではクロちゃんが元恋人に渡そうとしていた婚約指輪を的として置き、それを新しい学校のリーダーズが4人がかりで発砲しているところに向かって
「これを落とせたら、クロちゃんと結婚できるしんよ〜!」
と本人が言った途端、みんなが銃を置くというシーンは美しささえ感じるほどだった。
その他にもスポンサーが提供した車が会場のど真ん中にあったり、出演者が100万円をかけたダーツに挑戦したりと、全体的に『あのころの平成』を彷彿とするバラエティに参加できたことがとても有意義だった。
思えば僕らが子供のころ食い入るように観ていた番組は良くも悪くもハチャメチャだった。コンプライアンスという概念すら存在しない世界で、多くの人がその場の笑いのために不用意に傷つけられてきた。そこから10年20年の時を経て、少しずつそれらの意識は高まり、配慮が行き届いた番組が増えた。エンタメ界は確実に好転している。
そしてここに僕ら世代が憧れた『よくわからないけどなんかバカバカしくて楽しそう』という平成バラエティの良いところだけを抽出して足せたらとんでもなく楽しいテレビが爆誕するのではないかと今回のお仕事で感じることができたし、そうなる日も決して遠くはないと勝手に信じている。
さすがにそれまでにはブレイクしてますように。
●もりもと・しんたろう…1990年1月9日生まれ、東京都出身。プロダクション人力舎のお笑い養成所・スクールJCA21期を経て、現在はテレビやラジオ、WEB番組で活躍中。趣味でもあるツッコミに特化したYouTubeチャンネル「タイマン森本」、ABCラジオPodcast「MC休止中」も好評。Netflix公式ビデオPodcast「ポッドフリックス -秘密の発信局-」では日替わりMCをつとめる。









