5月20日（土）にグランプリファイナルが放送される『THE SECOND～漫才トーナメント～』（フジテレビ系 午後7時～11時10分 ※生放送）の組み合わせ抽選会と記者会見が行われた。
『THE SECOND～漫才トーナメント～』は、“結成16年以上”の漫才師たちが渾身のネタでしのぎを削る、新たなお笑い賞レース。今年2月の「選考会」を皮切りに、3月の「ノックアウトステージ32→16」、4月の「ノックアウトステージ16→８」を経て、現在勝ち残っているのは、スピードワゴン、三四郎、超新塾、ギャロップ、テンダラー、マシンガンズ、 囲碁将棋、金属バットの8組。この8組が、5月9日（火）に行われた組み合わせ抽選会と記者会見に出席し、銀シャリと宮司愛海アナが司会を務めた。
抽選会では1組ずつくじを引き、大会のトーナメントネタ順を決定。抽選の結果、第1試合は金属バットVSマシンガンズ、第2試合はスピードワゴンVS三四郎、第3試合はギャロップVSテンダラー、第4試合は超新塾VS囲碁将棋に決まった。
抽選会後に行われた記者会見では、対決する2組ごとに話を聞くことに。まずは、第1試合で対決する金属バットとマシンガンズが登場。マシンガンズとの対戦について、金属バットの小林圭輔は「武器ダービーをなんとか制したいと思います」と。トップバッターへの気持ちについては友保隼平が「最悪です（笑）。もう一回やり直しましょうよ」と不安をあらわに。また、参加した理由として小林は「あんたらが開いたからや！」と会場の笑いを誘った。すると友保は「僕は違います。世の中で少しでも多く子供の笑顔が見たいからです」とドヤ顔。これに銀シャリの橋本直が「やかましいわ！」とツッコんだ。
一方、マシンガンズの滝沢秀一は、参加した理由を聞かれ「無理だろと思って最初は出ないつもりだったんです。そしたらマネージャーが無理やり入れたんですよ。だからそれがなかったと思うとゾッとします。ここまで来れると思ってなかったので。全部の大会で負けると思っていたので、それが逆に良かったかもしれないですね」とコメントした。続けて滝沢は、「うちの子供が金属バットのファンだったりするので、やりにくいですね（笑）。僕たちは賞レースに出るのが初めてなので、子供が小学校の友達全員に（マシンガンズが大会に出ると）言っていて、生放送当日うちでライブビューイングみたいなのをやるんです（笑）」と告白。これに橋本が「これはフジテレビで密着してもらいたいですね」と反応した。さらに、意気込みを聞かれた西堀亮は、「この出場者の中で絶対に俺が一番貧乏なんです。この『THE SECOND』っていうのは、報われない人たちを救済するというテーマがあるでしょ？ そう考えたら俺らが優勝するのが一番合ってる！ 趣旨に！」と主張。「俺は今日電車で来たぞ！ タクシーや車で来てるやついたな！ そういうのひっくるめて俺が一番趣旨に合ってる！」と声を上げた。
次に登場したのは第2試合で対決するスピードワゴンと三四郎の小宮浩信（相田周二は欠席）。小沢は三四郎との対決について「三四郎は、僕らが10年くらい前から主催しているライブに1回目から出てくれていて。長い付き合いだし不思議でドキドキしちゃうね」と話し、小宮も「感慨深いですね」と同意。続けて小宮は「テレビに出る前からご飯をおごってもらったりお世話になっていて、ずっと“東京の先輩”みたいなところがあるので、感慨深いですね。真剣勝負なので、超えられなかった先輩の壁を乗り越えたいです」と。
また、参加を決めた理由について小宮は、「『M-1グランプリ』の結果も振るわなかったし、皆さんご存じ『まっちゃん待っててね』という一世を風靡した出来事があったので（笑）。賞レースで松本人志さんの前でネタをすることがなかったし、今回この大会で松本さんが何かやってくれたらいいなと思っていた矢先、アンバサダーをやってくださることになって。それはちょっと感慨深いところはありますね」と回答。これに小沢は「おまえすごい感慨深いな（笑）」と笑っていた。さらに、欠席した相方の相田はどう言っていたのかと問われた小宮は「最初に僕が出ようって相田に聞いたとき、『よっしゃ、じゃあ（賞金1000万円の中で）900万の車買うわ』って言っていて、早い早いと（笑）。まだ賞金も決まってない状態なのに」と話し、橋本が「あとなんで折半せえへんのかなと思って」と指摘。小宮が「そう、こっち100万!? って。ネタ作ってるのこっちなのに。感慨深いわ！」と答えると、橋本は「それ間違ってます！」とすかさずツッコミを入れた。
続いて第3試合のギャロップとテンダラー。ギャロップの林健は「こんな大会が始まるという中で、僕らくらいの芸人が出えへんってなったら『なんやねんおまえら！』ってなるじゃないですか。そりゃ出ますよ。でもそのときにここまでのことになるとは思ってなかったです」と大会の規模やファイナル進出に驚いている様子。毛利大亮は「テンダラーさんは、上まで行けば絶対に当たる怖いお兄さんやって思っていました」と対戦相手への印象を明かした。そんな中、林は「芸人さんたちが劇場で会うたびに『優勝してください』ってめちゃくちゃ言ってくれるんです。でも一般の人からは一切ない（笑）」と笑いを誘った。
一方、モニター中継で登場したテンダラーの浜本広晃は「初舞台かっていうくらい緊張しました」と大会予選でのネタ披露の心境を告白。大会出場を決めた理由については「楽しそうやな、ワクワクするな、やってみようかという感じで参加しました」と明かした。対戦相手のギャロップについては「ファイナルの中でギャロップは一番近い存在」と話し、“師弟対決”になるとのこと。
最後に登場したのは第4試合の超新塾と囲碁将棋。大会出場を決めた理由を聞かれ、超新塾のタイガー福田が「普通に道歩いてて、壁紙が貼ってあったのでええな、行こう言うて」と話し、イーグル溝神が「機種変やないんやから！」とツッコミ。これに橋本は「5人で完結するのやめてください（笑）」、鰻和弘も「お話させてください」とタジタジ。続けて対戦相手の囲碁将棋に関して、イーグル溝神が「接点がほぼない。でもさっきちょっと話していたら、知り合いの歯医者さんが一緒でした」と意外な接点を告白した。さらに、「あと、囲碁将棋って漢字が並んでるじゃないですか。僕ら老眼なんでQRコードにしか見えないですね」と笑いを誘っていた。
一方、囲碁将棋の文田大介が「予選で32組が決まったときに、みんなが一番当たりたくないなと思っていたのがジャルジャルさんなんですよ。そのジャルジャルさんを倒したっていう…」と話し、根建太一も「ジャルジャルさんは優勝候補筆頭だって芸人はみんな思っていたんです」と驚いていた。橋本も「あの戦いのニュースはとどろきましたよね」と。さらに文田は「この大会が開かれると分かったときにTwitterで一番最初に『出る』って言ったのは僕なので、趣旨にのっとってます」とアピール。これに橋本が「趣旨趣旨って、これ『THE 趣旨』じゃないんですよ」とツッコんだ。
最後に記者から「この大会があると最初に聞いたときどのような気持ちでしたか？」という質問が。超新塾のイーグル溝神は「もう一度チャンスがあるという大会が出来たことがすごくうれしくて、僕らは即出場を決めました。『M-1』のときに結果を残せてなかったのもありますし。この『M-1』のとき、人数が多いのもあってスケジュールが合いづらくて、それがネタ作りや後半の練習で大変になってくるだろうなと。そんなときに、6人組の1人が『やっぱちょっと無理だ』と脱退してしまったんです。その後5人組になってから初めてのネタ披露がこの『THE SECOND』の予選なんですよ。5人組になってからの初舞台が『THE SECOND』。これで結果を残せないと、辞めた方も報われないかなと思って、頑張りました」とコメント。橋本は「YouTube見てるのかなと思いました。記者の皆さんのパソコンを打つ手も進んでますよ！」と感動していた。
そして、囲碁将棋の根建は「『M-1』を卒業した後、どの大会にも出る資格がないときに、『囲碁将棋が優勝を本気で意識したライブ』というのを立ち上げたんですよ。いつか出られる大会ができるんじゃないかなと思いながら2、3年やり続けて、そして今回こういう大会が出てきたので、誰よりも優勝を意識している自信はあります」と意気込み。文田は「個人どうこうよりも、来年以降もこの大会が続くように、後輩に残したいです。8組で良い大会にしたいです」と語った。
なお、この会見の様子は番組公式YouTubeでも配信されている。
番組情報
フジテレビ開局65周年×吉本興業110周年 特別番組
『THE SECOND～漫才トーナメント～』グランプリファイナル
フジテレビ系
2023年5月20日（土）午後7時～11時10分 ※生放送
司会：東野幸治、宮司愛海（フジテレビアナウンサー）
『THE SECOND～漫才トーナメント～』アンバサダー：松本人志
リポーター：小室瑛莉子（フジテレビアナウンサー）
「グランプリファイナル」出場者：
スピードワゴン（井戸田 潤、小沢一敬）
三四郎（小宮浩信、相田周二）
超新塾（イーグル溝神、タイガー福田、サンキュー安富、ブー藤原、アイクぬわら）
ギャロップ（林健、毛利大亮）
テンダラー（白川悟実、浜本広晃）
マシンガンズ（滝沢秀一、西堀亮）
囲碁将棋（文田大介、根建太一）
金属バット（小林圭輔、友保隼平）
公式HP：https://www.fujitv.co.jp/the-second/
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