『タイムトラベラー永野』（テレビ朝日 ※関東ローカル）が、12月28日（日）午後11時35分～深0時30分に放送される。
この番組は、芸人・永野が過去と現在をタイムトラベラーとして行き来するアカデミックバラエティ。永野は、昭和・平成の流行を記者にふんして、AIとCGで当時の映像に入り込みながら、原宿カルチャー＆新宿・歌舞伎町の“過去”と“現在”を縦断。流行の最当時を前線と、その時代を生き抜いてきた人々に体当たり取材し、その変遷に迫る。
番組では、昭和にブームを巻き起こしたローラー族の“今”に迫り、令和の歌舞伎町で多様なニーズに応えたコンセプトカフェや女装体験、さらには謎の格闘技との遭遇など、永野のディープなロケが連発していく。取材していく中で、気づけば人間の熱に巻き込まれていき、多様な人間模様を目の当たりにする。
70年代、原宿の歩行者天国でディスコを踊る「竹の子族」やロカビリーを踊る「ローラー族」などが現れブームを呼んだ。そんな時代を席巻した「ローラー族」の現在に迫る。
探っていくと茨城県・水戸市に「Keep（キープ）」という名で活動しているロックンロールチームがあることが分かり、永野が潜入取材。リーゼント姿が似合う代表の樋口裕行さんに直撃し、永野は「“ワル”がやっているイメージがあるんですが…」とビビりながらも、「踊ってもらえませんか？」とムチャぶり。今のチームを作り上げてきた樋口さんにはさまざまな過去が…。昔の文化や風習を後世に残したい、その思いを胸に活動する中での苦労話が語られる。東京と地方の差を感じた過去や長年愛してきたロックンロールを「水戸でこれからも続けてほしい！」という思いから、水戸がロックンロールの中心地となったストーリーも。
さらに、永野もローラー族スタイルに変身し、普段行われている練習場に潜入。そこには現役バリバリの会社員から高校生までさまざまなメンバーが。「だまされてないですよね？」と疑いながらも、踊りを楽しんでいるチームに永野が密着していくと「みんな真面目すぎる、悪い子はできない」「想像してたのと全然違う」と想像を超えた練習風景に驚きっ放し。見守っていた代表・樋口さんも練習に乱入し、「口だけかと思ったら、こんなに踊れるの!?」と永野を驚かせるダンスを見せる。そして「一緒にやろうぜ」と誘われ、永野も飛び入り参加するが、ラッセンネタにダメ出しされてしまうひと幕も。
次に迫るのは、新宿・歌舞伎町の“過去”と“現在”。昭和の歌舞伎町といえば、男性の欲望を満たす場所のイメージが強くあったが、令和の歌舞伎町はどう変わったのか。今のディープな夜の歌舞伎町の全貌に迫る。
多様なニーズに応えているお店が多い歌舞伎町ということで、まずは女性客にも人気があるセクシーなサキュバスをテーマにしたコンセプトカフェに潜入。「芸能界に入って一番楽しい仕事かもしれない」と堪能する永野。そこに「永野さんにお会いするの初めてじゃないんです」と暴露するサキュバスが登場。「えっウソでしょ？」と永野が驚く展開が…。「かわいい女の子がいっぱいでドキドキします」と推し活で来店する女性客も多数いる、多様なニーズに応えたお店の実態を公開する。
さらに、女装専門のメイクサロンにも潜入。60代の男性の女装エピソードに「えーっ」と驚きっ放しの永野。ついには永野も女装に挑戦し「自分で言うのもなんですが、きれいですよね」と想像以上の仕上がりに自画自賛。その完成度に同行したガイドも「本当に分からなかった」と仰天する。
その勢いのまま女装イベントに潜入し、参加者に取材を決行。「人生明るくなった」「生きがいができた」と女装によって人生が好転した参加者の言葉に胸を打たれる場面も。
さらに、キックボクシングジムで謎の格闘技も発見。「皆さんにとって歌舞伎町はどんな街ですか？」という問いに、歌舞伎町で生きる人々の人間模様が見えてくる。
永野はロケを振り返り「人間交差点。ここまで人間の温もりを感じる番組はない」とコメント。そんなタイムトラベラーとなった永野は「もし過去に戻れるなら、高校3年生に戻って“お笑いを目指すな！”って自分に言いたい」と発言。水戸で出会ったローラー族の人々や、歌舞伎町で人生を楽しみ直す人たちを目の当たりにし「正直ちょっとうらやましかった」としみじみと語った。
番組情報
『タイムトラベラー永野』
テレビ朝日 ※関東ローカル
2025年12月28日（日）午後11時35分～深0時30分
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