英文学ダークファンタジーの金字塔を映画化「怪物はささやく」6・9公開決定&ショート予告解禁

映画
2017年03月30日

110553_01_R スペインのアカデミー賞として名高いゴヤ賞にて、本年度最多9部門受賞の話題作「A Monster Calls」の邦題が「怪物はささやく」に決定し、6月9日(金)より全国公開されることが決まった。

 原作は、英国史上初の快挙となるカーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞のW受賞を果たし、世界でベストセラーを記録した同名小説「怪物はささやく」。この物語に魅せられた「パンズ・ラビリンス」のプロデューサーが、「ジュラシック・ワールド」最新作などを手掛けるJ・A・バヨナ監督とタッグを組み、妖しくも美しいダークファンタジーを作り上げた。

主人公の少年を「PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~」で脚光を浴びた新星ルイス・マクドゥーガル、その母親役をフェリシティ・ジョーンズ、祖母役をシガニー・ウィーバーが演じる。そして怪物の声をリーアム・ニーソンが演じ、モーションキャプチャーにも挑戦した。

邦題と公開日決定に合わせ、本作のビジュアルとショート予告も解禁された。
ビジュアルは妖しげで巨大な怪物の手とそれを見上げる主人公コナーの怯える顔が描かれ、2人の関係を想像させる。突然コナーの前に現れた怪物は彼の敵なのか味方なのか、興味をそそられるデザインだ。
また、ショート予告では本作の見どころの一つである「圧倒的な映像美」を垣間見ることができる。名優リーアム・ニーソンがモーションキャプチャーに挑みCGで見事に再現された怪物の姿をはじめ、ストーリーのカギとなる<3つの物語>を描くアニメーションは美しく幻想的な雰囲気で、作品に一層の深みを与えている。

2006年に世界中で大ヒットを果たしたダークファンタジー映画の傑作「パンズ・ラビリンス」を思い起こさせる、現実とファンタジーの狭間で揺れる少年の心の闇に焦点を当てた物語は、子供はもちろん大人も思わず夢中になってしまうほど魅力的。これまで見たことがあるような “怪物と子供の友情物語”とは一線を画す、全く新しい怪物と少年のつながりに、激しく切なく胸を揺さぶられる圧巻の感涙物語に仕上がっている。

映画「怪物はささやく」は、6月9日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国公開。

<作品情報>
13歳の少年コナーは、難しい病を抱えた母親と二人で裏窓から教会の墓地が見える家に住み、毎夜悪夢にうなされていた。ある夜、コナーのもとに怪物がやって来て「今から、私はお前に3つの【真実の物語】を話す。4つ目の物語は、お前が話せ」と告げる。しかも怪物は、コナーが隠している“真実”を語れと迫るのだ。頑なに拒むコナー。しかしコナーの抵抗など意にも介さず、その日を境に夜ごと怪物は現れ物語の幕が上がるのだが…。

<スタッフ>
監督:J・A・バヨナ
原作・脚本:パトリック・ネス

<キャスト>
ルイス・マウドゥーガル、フェリシティ・ジョーンズ、シガニー・ウィーバー、リーアム・ニーソン(as 怪物)

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