瀬戸康史が“女装美男子”に!芳根京子主演『海月姫』で月9初出演

ドラマ
2017年12月07日

『海月姫』 芳根京子主演の新月9ドラマ『海月姫』で、瀬戸康史が“女装美男子”鯉淵蔵之介を演じることが分かった。瀬戸は月9初出演となる。

『海月姫』は、人気漫画家の東村アキコによる同名大ヒット漫画をドラマ化。クラゲを愛しすぎてしまった筋金入りの“クラゲオタク女子”が、ある日、蔵之介に出会い、それをきっかけに新しい自分、新しい生き方を見つけていく物語。さらに蔵之介、その弟と三角関係になり、自分には一生縁がないと思っていた恋を知る姿をギャグを交えて描く。

 瀬戸が演じる蔵之介は、ファッションセンスを極め過ぎて、女装まで行き着いてしまったオシャレ美男子。与党の最大派閥を率いる大物国会議員の鯉淵慶一郎と舞台女優の愛人との間に生まれた子で、男であることから将来、政治家にするために、蔵之介だけが鯉淵家に引き取られた。

 蔵之介は自由奔放な一方、周りには流されない確固とした信念を持ちながら、舞台女優である母の血を色濃く受け継いだ女性のような端麗な顔立ちで、付き合った女性は数知れないプレイボーイとして成長。そんな蔵之介が女装をするようになった理由はファッションとして楽しむ以外に実は2つあり、1つは女装をするような息子を見て、政治家にしようとする父の意図をくじき、大好きなファッションの業界に関わっていくため。もう1つの理由は、物語が進むにつれて徐々に明らかになっていく。

 そんな蔵之介は、芳根京子演じる月海に出会い、これまで自分が付き合ってきたエリートやオシャレな人間たちとはまったく違う世界を知り、どんどん月海に興味を抱いていく。そして、月海の隠れた魅力に気づき、ファッションやメークでそれを引き出そうとする。

 蔵之介に、ファッションとメークという魔法をかけられ、別人のように愛らしくなった月海は、ある日、蔵之介の弟の鯉淵修と出会う。慶一郎の本妻の息子である修は、国会議員の父の秘書を務め、蔵之介とはまるで正反対な人間。超堅物な童貞エリートの修だが、愛らしい月海にひと目ぼれ。月海も修が頭から離れない様子で、そんな2人の姿を目の当たりにした蔵之介は、月海への思いに気づく。そして、オタク女子×女装男子×童貞エリートという、ややこしい三角関係の幕が上がる。

<瀬戸康史 コメント>
◇ドラマの話を聞いた際の感想を教えてください。

「『海月姫』は以前から読んでいたので、女装男子・蔵之介が『自分で大丈夫だろうか?』という思いと、『こんな役なかなかできる機会はない。演じたい!』という2つの思いがありました。しかし、お話はテンポがあって面白いですし、ギャグ的な要素も強いけれど、共感できるようなキャラクターたちの心情もしっかり描かれているので、ビジュアルだけではなく芝居という部分でも視聴者の皆さんに満足していただける作品になると確信しています。僕にとっては挑戦となる作品です」

◇難役に挑むにあたり、役作りで行っていることや参考にしたいことがあれば教えてください。

「お話をいただいてから女子力を磨き続けています。そのおかげもあってか、今は女装をすることに、まったく抵抗がありません(笑)。しかし、役者として当たり前のことなので、自分の顔にあったメークの仕方や立ち居振る舞い、毛の処理など…ベストを尽くして撮影にのぞみます!」

◇視聴者に向けて意気込みをお願いします。

「蔵之介が女装をするのはファッションに興味があるというのはありますが、実の母を感じたいのだと思います。そして、さまざまなしがらみから抜け出せ、嫌なことも忘れられ、自分を解放できる“自分が自分らしくいられる場所”をいつも探しているのではないでしょうか。僕も親友といる時は似たような感覚になります。そんな複雑な心境も透けて見えるよう演じていきたいと思います。映画『ミックス。』でもご一緒した石川監督の年齢問わず役者を信じて同じ目線でぶつかってくださる男気、芳根さんの吸収力の高さとそれをすぐさま表現できてしまう瞬発力、他にも今作に参加するステキな演者の皆さんと芝居ができることが本当に幸せです。ブルーマンデーなんか吹き飛ばしてまた一週間頑張れる!蔵之介や月海たちの姿に一歩踏み出す勇気をもらえる、そんな作品をお届けします!」

<原作・東村アキコ コメント>

「瀬戸くんが蔵之介役を聞いたときには、“えっ…蔵子やってくれるの!? ありがてええええ!!!!!! ”とアシスタントさんとみんなで感謝感謝でした。瀬戸くんの女装、本当に可愛いと思います!期待大です!!」

『海月姫』
フジテレビ系
2018年1月スタート
毎週月曜 午後9時放送

<出演者>
芳根京子、瀬戸康史 他

<スタッフ>
原作:東村アキコ「海月姫」(講談社「Kiss」所載)
脚本:徳永友一
編成企画:渡辺恒也
プロデュース:小林宙
演出:石川淳一
制作:フジテレビ/共同テレビ

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