5つの新展示が誕生「サンシャイン水族館」屋外エリア 7・12リニューアルオープン

エンタメ総合
2017年03月29日

サンシャイン水族館屋外エリア「マリンガーデン」 リニューアル工事のため閉鎖中のサンシャイン水族館の屋外エリア「マリンガーデン」が、7月12日(水)にオープンすることが決定。大規模リニューアルにより、世界初を含む5つの新展示を取り入れ、さらに進化した“天空のオアシス第2章”が完成した。

 1つめのポイントは、幅約12メートルの開放感のある大きくオーバーハングした水槽「天空のペンギン」。目の前には都会のビル群の上空を飛び交うように泳ぐケープペンギンの姿が、見上げれば頭上を羽ばたくケープペンギンの姿が見られる、これまでにないダイナミックな展示となる。この水槽では水中給餌のパフォーマンス「ペンギン・ダイビングタイム」も披露。波や潮流をものともせずに海で毎日魚を獲る、本来の豪快な姿を見ることができる。

 2つめのポイントは、ケープペンギンが本来暮らしている緑の世界を、屋上に再現した「草原のペンギン」。野生のケープペンギンが棲む南アフリカ・ケープタウンには砂浜が広がり、近くには草原も。この展示では、そんな本来の暮らしが再現される。また、給餌のパフォーマンス「ペンギン・フィーディングタイム」も披露。エサをあげながらペンギン道を歩かせることで、ケープペンギンの姿をより近くで見ることができる。

 3つめのポイントは、コツメカワウソの生活に欠かせない緑に覆われた陸地や、急流をイメージした「カワウソたちの水辺」。陸上では草原を駆けまわり、水に入れば、急流の中をスイスイと泳いだり、深く潜って水中で狩りをしたりと、本来の生態に近い環境でいきいきと動き回る、活発な彼らの生活を見ることができる。

 4つめのポイントは、「天空のペンギン」水槽から伸びる全長約30メートルの天空の通路「天空パス」。自由気ままに暮らすモモイロペリカンたちが、来場者の頭上でのんびり休んだり、ぺたぺた歩いたりと、普段は見ることのできないアングルから観察することができる。また、2011年の全館リニューアル時に世界で初めての展示を実現したペリカンの水中での摂餌風景の公開をさらに進化させたパフォーマンスを公開。モモイロペリカンが約10リットルの水を入れることのできる喉袋を大きく膨らませ、長いくちばしで水中の餌を狙う姿を見ることができる。

 5つめのポイントは、アマゾン川に棲むアロワナやドラドが、水上に茂る木々に止まった昆虫や小動物を獲るときに水中からジャンプする姿を見ることができる「きらめきの泉」。この水槽では、水中給餌のパフォーマンス「アロワナ&ドラド・フィーディングタイム」を披露。地球の裏側でまれにしか見ることができない貴重なシーンを楽しめる。

 その他にも、見どころは盛りだくさん。屋外であることをより感じてもらうため、水面の波が光によって映し出されたり、グラスファイバーの光が風にそよいだりと、自然の力を借りることによって一瞬たりとも同じシーンがない特別な空間を演出。

 また、音響クリエイター・katsuyuki seto氏が生み出したこだわりの音響空間は、日本最大級となる25個ものスピーカー設備を使用し、各スピーカーからさまざまな音が流れることで音の3Dの表現。実際にアフリカなどで録音した音素材を基に、独自の音響空間の演出・サウンド制作を行っている。

 都市と自然の調和をテーマに、開放感とやすらぎをイメージした新サウンドスケープは、サンシャイン水族館本館内の音楽も手がけたサウンドアーティスト・井口拓磨氏の作曲。アシカが頭上を泳ぐ水槽「サンシャインアクアリング」やカナロア カフェ周辺に流れる新たなサンシャイン水族館オリジナルの楽曲を作成、より一層心地よい音の環境を演出している。

サンシャイン水族館公式ホームページ:http://www.sunshinecity.co.jp