あなたは人間の本性を見抜けるか『ルース・エドガー』5・15公開

エンタメ総合
2020年03月11日

 17歳の黒人の高校生ルースの知られざる内面に迫り、人間の謎めいた本質とアメリカの現実をえぐるサスペンスフルなヒューマンドラマ『ルース・エドガー』(原題:LUCE)が5月15日(金)より全国公開する。本作のポスタービジュアルと予告編が解禁された。

 本作は人間の謎めいた本質、アメリカの理想と現実をえぐり、全米で絶賛されたサスペンスフルなヒューマンドラマ。2019年のサンダンス映画祭でプレミア上映されるや批評家の絶賛を博し、全米の賞レースで20を超える賞のノミネートを達成した。深刻な矛盾をはらんだアメリカ社会の現状をリアルにえぐり出し、人間という存在そのものに鋭く切り込み、人種、容姿、階級、学歴、思想、信仰…人間の“価値”は何によって決定されるのかを問いただしている。誰からも称賛される少年の“知られざる真実”をめぐって展開するサスペンスフルなストーリーは、観る者の好奇心をかき立てるにとどまらず、私たちの内なる潜在意識を揺さぶり、先入観を根底から覆していく。

 日本版のポスタービジュアルでは、高校生ルースが大勢の観客に向けて演説する後ろ姿が、本国ビジュアルに付け加えられている。顔の左半分は隠された意味深なルースの表情と壇上に立つルースの後ろ姿。どちらもルースの顔ははっきりとは提示されない。まさにルースという謎めいたキャラクターの表裏、二面性が伝わるビジュアルとなっている。

 予告の冒頭、大勢の人々の前で演説するルース。アフリカのエリトリア出身のルースは、アメリカに渡り、白人の養父母(ナオミ・ワッツ&ティム・ロス)に育てられ、“ルース・エドガー”という名前に改名した。優秀な高校生に成長したルースの生活は順風満帆だった。しかし、ルースのロッカーから違法で危険な花火が見つかったこと、提出したレポートに「意見の対立は銃で解決する」という表記があったことから、 ルースと同じアフリカ系の女性教師ウィルソンに目を付けられることに。果たしてルースは完璧な優等生か、それとも恐ろしい怪物なのか? 予告編も緊迫の心理スリラーの展開を予見させる。

『ルース・エドガー』
5月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
  
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