池田エライザ「(綺羅莉の)王者感は自分でもかなり盛り上がりましたので見ていただきたいです」「映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット」

特集・インタビュー
2021年06月01日

河本ほむら&尚村透原作による、人気コミックの実写映画版第2弾となる「映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット」が2021年6月1日(火)についに公開。個性的なキャラの中でも圧倒的な存在感を誇る、生徒会長・桃喰綺羅莉を演じる池田エライザさんに、その役作りや独特な撮影現場のエピソードを伺いました。

◆前作の映画に続き、オリジナルストーリーとなるわけですが、もともと原作ファンだった池田さんが脚本を読んだ感想は?

とにかく、ファンとしては桃喰綺羅莉と蛇喰夢子(浜辺美波)が賭場で最初にギャンブルをするのが、このような形だったことに、たまらないものがありました! いつも、まるで宇宙で交信し合っているような2人なので、1対1で戦ったりすると、絶対にしゃべらないと思うんですよ。そういう意味では、視鬼神真玄(藤井流星)という新キャラを挟んでの三つどもえの戦いは面白く、それを演じられることがうれしかったです。

◆そして、約2年ぶりに綺羅莉を演じる上では、どのようなことを心掛けましたか?

綺羅莉を演じる時は、感情が高ぶりそうな時ほど、それを隠そうとするというか抑えていく。インプットするものを、逆の意味合いでアウトプットするといった作業を心掛けます。そしていろんなものを削いで、最低限の動きをして、1つひとつの動きに意味を持たるようにします。私はもともと目や顔を触ったり、動きやリアクションが大きいタイプなので、それをすることがとても大変です。

◆本作では英勉監督が各キャラに対し、“新たなハードル”を与えています。綺羅莉にとっては何だったのでしょうか?

英監督は、いつも私が「どうしよう?」と考えていると「大丈夫!」と励ましてくれる存在ですが、「今回、綺羅莉は動くからね」と言われました。いつもは高みの見物をしているだけというか、もはや別撮り状態だったので、皆さんがいろんなお芝居をしていることをうらやましく感じていたんです。それが今回、綺羅莉なりの最大限の動きというか、歩くことができ、さらにただならぬ空気感を作ることもでき、多少なりともカロリーを消費できたことはうれしかったです(笑)。

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