「グーニーズ」金ローで今夜放送 “レジェンド”ぞろいの制作陣、キャスト陣、吹替キャスト陣を紹介

映画
2021年06月11日
「グーニーズ」©Warner Bros. Entertainment Inc.
「グーニーズ」©Warner Bros. Entertainment Inc.

6月11日(金)の『金曜ロードショー』(日本テレビ系 後9・00~10・54)は、「グーニーズ」を放送する。

1985年12月に日本公開された「グーニーズ」は、(一社)日本映画製作者連盟の記録では、1986年の年間ランキングにカウントされており、(1)「子猫物語」(2)「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(3)「ロッキー4 炎の友情」に続く、4位の配給収入(19.5億円)を記録。その後、テレビ放送でも好評を博したが、ゴールデンタイムでの放送は28年ぶり。『金曜ロードショー』では初めての放送となる。

そんな本作には、制作陣、キャスト陣から吹き替えキャスト陣まで“レジェンド”ばかり。脚本にも原案として携わったスティーヴン・スピルバーグの「グーニーズ」公開前後の活躍はまさに伝説。1971年に「激突!」で注目され、「ジョーズ」(1975年)、「未知との遭遇」(1977年)で一躍人気監督となり、1980年には「E.T.」や「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」など大ヒットを連発した。
その後、1990年代も「ジュラシック・パーク」(1993年)の驚異の映像で世界中を驚かせる一方で、「シンドラーのリスト」(1993年)、「プライベート・ライアン」(1998年)でアカデミー賞監督賞を受賞。最近作「レディ・プレイヤー1」までヒット作を生み続けている。

脚本を務めるクリス・コロンバスは、若い頃からスピルバーグ監督の目に留まり「グレムリン」(1984年)、「グーニーズ」の脚本に抜擢。その後、監督として「ホーム・アローン」(1990年)、「ミセス・ダウト」(1993年)、「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001年)、「ハリーポッターと秘密の部屋」(2002年)等、大ヒットを連発する。本作に登場するブービートラップの“カラクリ”や悪役たちのドジっぷりは「ホーム・アローン」を思い起こさせる。ちなみに、チャンクが警察に電話するシーンでは、「グレムリン」を思わせるせりふも出てくる。

監督を務めたリチャード・ドナーも、「オーメン」(1976年)、「スーパーマン」(1978年)等を手掛けた、当時大人気のヒットメーカー。「グーニーズ」の後も「リーサル・ウェポン」シリーズ(1987年)を大ヒットさせ、最近では「X-MEN」シリーズ(2000年~)の製作総指揮を務めている。

主人公のマイキー役のショーン・アスティンは、当時14歳で本作が映画デビュー作。2001年から「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで、主人公フロドの従者・サムを演じている。

マイキーの兄・ブランド役のジョシュ・ブローリンは、当時17歳。本作で映画デビューを果たした後もキャリアを重ね、2008年にはアカデミー助演男優賞にもノミネート。最近では「アベンジャーズ」シリーズで、最強の敵・サノスを演じている。

ちょっと生意気なマウス役のコリー・フェルドマンは、「グーニーズ」の直前に「グレムリン」「13日の金曜日-完結篇」(1984年)にも出演しており、当時(13歳)から売れっ子子役だった。さらに「スタンド・バイ・ミー」(1986年)では眼鏡のテディ役を好演。その後、不遇な時代があったが、今でも俳優として活動中。ちなみに、チャンク役のジェフ・コーエン(当時10歳)は、その後、弁護士になっている。

今回の吹き替えは、以前のテレビ放送版で放送。マイキー役は『一休さん』(一休さん)や『キテレツ大百科』(キテレツ)などの藤田淑子、ブランド役には『機動戦士ガンダム』(アムロ・レイ)や『名探偵コナン』(安室徹)などで有名な古谷徹、チャンク役には「となりのトトロ」(メイちゃん)、『それいけ!アンパンマン』(てんどんまん、ちびぞうくん)の坂本千夏。さらに『ドラゴンボール』孫悟空役で日本を代表する声優・野沢雅子がマウス役を演じている。

『金曜ロードショー』
日本テレビ系
「グーニーズ」
2021年6月11日(金)後9・00~10・54

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