『おしゃべり小料理ゆみこ』（MBS ※関西ローカル）が、5月10日（土）午後4時～5時に放送される。
この番組は、有働由美子が小料理屋の女将となり、女将だからこそ聞ける客（ゲスト）の意外な一面をぐいぐい引き出していく、まったく忖度なしのインタビュー＆トーク番組。
通算6回目でレギュラー放送1回目となる今回は、女将の地元・大阪の笑いの神髄・吉本新喜劇の酒井藍座長と島田珠代、『news zero』時代にキャスターとして信頼を寄せた櫻井翔（サプライズゲストで角淳一）が登場。ゆみこ女将がその日のお客様のためだけに考えた一期一会の手料理を振る舞いながら、小料理屋の女将だからこそ引き出せる、ゲストの知られざる一面に迫る。
最初に暖簾をくぐってやってきたのは吉本新喜劇の島田珠代。入店と同時に「ゆみこ、あたし今パンティー履いてますか？」と緊張を切り裂く“パンティーテックス”を披露する。意外にも今回初対面だという2人。いきなりエンジン全開の島田だが、「有働さんが好きすぎて空回りしてる自分がいる」と実は緊張していることを明かす。席に着き、落ち着いた島田が「普段は静かなんです」と話すと女将は「その辺聞きたいわぁ」と本音トークを始めていく。
まずは女将がいつも家で作り、無限に食べられるという「無限ゆみこ」（今回は春キャベツを使用）を振る舞いながら、「珠代さんのキャラクター、娘さんはどんな反応してんの？」と強烈な島田のキャラクターを家族がどう思っているのかと質問。「あたしがテレビ出てきたらイントロクイズくらいの速さでチャンネル変える」と娘の反応を打ち明けつつも、娘と仲が悪いわけではなく「応援しているけど見ていられない」からチャンネルを変えられるといい、それは娘だけでなく島田自身も同じだと言う。
島田はもともと恥ずかしがりだそうで、自分の出番がくるとタオルケットを頭からかぶって、タオル越しに自分を見ているなど意外な一面を明かす。二度の結婚を経験した島田は現在の恋人とのロマンチックな出会いや将来について話すが、そこへ舞台出番のため遅れてやってきた吉本新喜劇座長・酒井藍が登場する。
店内まで響く足音を聞いていた女将と島田は席に着く酒井に「足音がマンモスみたいやった」と迎える。酒井は舞台合間のため、ノンアルコールビールを飲むことに。よく島田に飲みに連れて行ってもらうという酒井は、ちょうど話題に挙がっていた島田と恋人とのラブラブな日常についてもリークし、女将も思わず興味津々で聞き入る。
一方で、酒井の恋愛事情について話を振ると、二十歳頃から恋愛をしていないと過去の恋愛について語りだす。座長として多忙な日々を送る酒井は「彼氏はいらん」と言いながら諦めきれず、最近まつ毛パーマを当てたことを話し、店内は大爆笑に包まれる。
最後に5月10日が誕生日の島田にサプライズでパンプディングを用意した女将。“パンプディング”と“パンティー”をほんのりかかけた？という「古都華のパンプディング」で3人は島田の55歳の誕生日を祝う。
続いて暖簾をくぐってやってきたのは櫻井翔。国民的アイドルで俳優、女将とは『news zero』のキャスターとして共演し、戦友のような間柄。櫻井は女将姿の有働に「ご一緒していた時とは装いが違うので新鮮！」「関西弁濃度が高まってますね」と言いつつカウンターへ。こうして飲むのはおよそ2年ぶりとのことで、話題は自然と『news zero』の話に。
キャスターとして横並びでカメラに向かうことが多かった2人は、対面でお互いゆっくり話すのは珍しく、全幅の信頼を寄せる有働とだからこそできた、極限の緊張感の中での生放送についても振り返る。
櫻井の思い出の味である大あさりを使った「大あさりの浜焼き 香草バター添え」を振る舞いながら「どうやったらこんな良い子が育つん？」「news zero時代、キャスターとして私のことどう思ってた？」「櫻井翔がかなわないと感じたのは誰？」など、多才で完璧なイメージの強い櫻井のベールに包まれた人間味になんとか迫ろうと質問を繰り出す女将。
櫻井は、しっかり者の長男だった幼少期の思い出、基本的には自由に伸び伸び育ったが、ここぞというピンチには手を差し伸べてくれた家族とのエピソード、芸能活動を始めた頃の話などを赤裸々に語る。
女将はよく知り合いから「櫻井さんってどんな人？」と聞かれるそうで、「放送のまんまやで」といつも答えてきたものの、以前櫻井が女将の家で一緒にお酒を飲んでいた時のことを思い出し、酔うと超がつくほどマイペースになる櫻井の知られざる一面を暴露。
また、キャスターとか取材とか関係なく、飲みに行ってゆっくり話をしたい人を聞かれた櫻井は「飲んでみたいじゃないけど、この場をお借りしてお礼を言いたいのは角さん」と意外にも元MBSアナウンサーの角淳一の名前を挙げ、デビュー間もない嵐の大阪城ホールでのコンサートを『ちちんぷいぷい』で取り上げてくれたことに恩を感じていると明かす。
そんな櫻井の元に角がサプライズで登場。暖簾をかき分けて入ってきた角を見た櫻井は数秒フリーズし、箸も思考も止まった後、律儀に立ち上がって約20年ぶりに再会した角にあいさつ。まさか角が来店すると思っていなかった櫻井は「これ、組織ぐるみのサプライズですか？」と目を丸くする。久々のテレビ露出となった角は上機嫌にトークを披露し、女将と櫻井はさびつかない角の話術に聞き入る。
女将（有働由美子）インタビュー
◆久々の共演であらためて“お客様”として来られた櫻井翔さんの印象はいかがでしたか？
有働：全然違いますね。いつも横並びでカメラに向かって、ニュース背負ってやってる感じだったんで…よく知ってるつもりだったんですけど、カウンターの対面で櫻井翔とあんな長い時間じっと話するってことがなかったので、めっちゃ新鮮でした。おもしろエピソードもあんな持ってたんやって。なかなかzeroのときには聞けなかったから、もったいないことしたな～、とか。
◆収録中に櫻井さんに、「キャスターとして私のことどう思ってた？」と質問されていましたが、逆に有働さんのほうから見て『news zero』の時の櫻井さんをどう思われていましたか？
有働：一言でいうと翔君は忍耐強い方。やっぱり生放送なので、いろんなことが起きるし、自分の意にそぐわない流れになることもあるんですけど、私はそれに「ん？」って一瞬感情的になってしまうのに、櫻井さんは絶対にいつも冷静で諦めない。誰かが失敗しても最後まで諦めない忍耐強さが、真似できひんし、そうじゃないとアイドルやって、歌って、ラップやって、ニュースやって、司会やって…はできないですよね。とにかく人のせいにしない方なので。ほんまに完璧なんですよ。あれを何とか崩そうと思ってチャレンジするんですけど、ほんまに完璧やから、何しても崩れない。
◆途中、角淳一さんがサプライズで現れましたが、角さんと有働さんの面識はありましたか？
有働：私が22歳でNHK大阪放送局に入社して赴任した時に、在阪局のゴルフ大会っていうのがありまして、そこではあんまお話できなかったと私は記憶していたんですけど、手取り足取り教えたった、って角さんは言うてはりました（笑）。関西といえば角さん、みたいな方なので、やっぱり緊張しますけど、大阪やからか角さんやからか、あのキャリアであの年齢になられても、なんか全然ツッコみやすいんですよね。めっちゃ無礼なツッコみをガンガンしてしまいました（笑）。
◆島田珠代さんには以前からすごく会いたかったそうですが、きっかけは何だったんですか？
有働：テレビで最初に珠代さんの芸を見て、「いいの今の？ テレビのコンプライアンスの中でありなの？」っていう驚きと、違和感があったんですけれども、2回目見たら癖になって、気づいたら欲しくなる（笑）。昨今のコンプラ、コンプラって言って、誰かが怒るかもしれへんっていうのを気にしてほんまに人として思ってる“弾けたい”とか“言ってみたい”とか、子供も、うんことか…そんなん言うたらあかんってなってる中で珠代姉さんが、しかも同世代の五十半ばにしてやってくれてるのが、あれはどういう心持ちでやってはんのやろうっていうのを単純に聞きたいし、「見たい！」っていう感じでしたね。
◆「私たち似てる」みたいなシンパシーも感じておられたとか。
有働：こじれてる。容姿とかに自信がないけど、表に出る仕事を選んでしまった人は「そんなん割り切ってるよね！」ってみんな思ってると思うし、自分でも思ってるんですけど、どっかに女子でもなく女の子の部分が絶対あって、そこがちょいちょい邪魔する“こじれ現象”が似てました（笑）。生真面目な。昭和の女子あるあるの、こじれてる感じ。
◆今回の番組の見どころをお願いします。
有働：「ゲストの振れ幅がありすぎるやろ！ MBS！」櫻井翔から珠代姉さんと藍ちゃんて。そしてさらに角さんがスパイスで入ってくるっていう…。この混沌としたところと、料理は今日もゲストの皆さんがおいしいって言ってくださいましたけれども、番組を見て笑いながら、合間合間ででてくるお料理が、今夜作るごはんのアイデアの1つになったらいいなと思います。
番組情報
『おしゃべり小料理ゆみこ』
MBS ※関西ローカル
2025年5月10日（土）午後4時～5時
放送後、TVerでも配信
MC（女将）：有働由美子
ゲスト（客）：島田珠代・酒井藍、櫻井翔（サプライズ出演：角淳一）
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