池上彰と宮崎美子が“人間魚雷・回天”の記念館へ あらためて命の尊さに向き合う『池上彰の戦争を考えるSP2025』

エンタメ総合
4時間前
『池上彰の戦争を考えるSP2025』
『池上彰の戦争を考えるSP2025』

『池上彰の戦争を考えるSP2025 命の大切さについて改めて考える』(テレ東)が、8月10日(日)正午~午後0時54分に放送される。

あの戦争から80年たった今、ウクライナとガザの2つの戦争で、35万人もの死者が出ている。世界には、この他にも大きな戦争に発展してもおかしくないような事態が多発している。今年で16回目となる番組では、あらためて命の尊さに向き合う。

昭和19年、敗色が濃厚になった中でつくられた「人間魚雷・回天」。一度発進すると二度と帰ることはできなかった回天は、1.5トンの爆薬を積み、敵艦に突っ込む十死零生(生き残る望みゼロ)の兵器でした。航空機による特攻“神風”、「神の風」に対して回天は「神の潮」となる“神潮特攻隊”と名付けられた。

回天と共に戦死したのは80人。さらに訓練中に亡くなった搭乗員や整備員らを含めると145人が命を落としている。その平均年齢は20.9歳だった。

池上彰と宮崎美子は山口県大津島にある回天の記念館へ。そこで回天にのって特攻死した、塚本太郎さんの“声の遺書”を聞く。戦死した搭乗員で唯一残るという貴重な肉声の中身は…。

また、日本への降伏を要求したポツダム宣言の後に空襲を受けた、山口県岩国市も現地取材。500人という途方もない数の尊い命が失われた現場を歩く。さらに、米軍の岩国基地内にある旧日本軍の戦跡、掩体壕も訪れる。

池上彰 コメント

今回訪ねた大津島は瀬戸内海の静かな島ですが、80年前にここで何があったのかと思うと慄然としました。特攻で命を散らした人の遺書を読み、彼らの思いを私たちはどう受け継いでいけば良いのか、大変考えさせられました。戦争中は命が軽視されていた、という言葉で終わらせることなく、それならば今の私たちは命を大切にしているのか。考えていく必要があると思いました。これから先も“戦後”と言い続けられたらいいなと思います。

宮崎美子 コメント

今回、回天記念館でレプリカとはいえ実際のものを目にしたことで、あらためて戦争は本当に起こったことなんだと実感しました。どれだけの人が戦争の経験を語れずに抱えたまま亡くなっていったのか。今残された私たちが大事にして想像力を膨らませて生きていかないといけないと思いました。私は戦争を知らない世代でそれは非常にありがたいことです。ただ、それがずっと続くように伝えていく使命があると感じました。

金山円プロデューサー コメント

日本はこの80年、平和でした。しかし、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルによるガザやイランなどへの攻撃、インドとパキスタンの軍事衝突、タイとカンボジアの国境紛争など、いま世界にはきな臭さが漂っています。戦争が起これば必ず人の命が奪われます。「死者は〇万人を超えました」…そんなニュースを目にした時、皆さんはどう感じますか?死者数を数字として見てしまうことはありませんか?亡くなった一人一人に大切な人がいて、未来がありました。戦争とはそれらを一瞬のうちに奪ってしまう恐ろしいものなのです。戦後80年目の今年は、あらためて命の大切さに向き合いたいと思います。向き合うことこそが、戦争抑止になると信じて。

番組情報

『池上彰の戦争を考えるSP2025 命の大切さについて改めて考える』
テレ東
2025年8月10日(日)正午~午後1時54分

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MC:池上彰
ゲスト:宮崎美子

©テレビ東京

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