和多田美咲、渋谷区長らがハチ公アニメに期待「ハチを渋谷区全体のシンボルに」『SHIBUYA♡HACHI』記者発表

TVアニメ『SHIBUYA♡HACHI』記者発表左から）ナナナ、渋谷区区長の長谷部健、和多田美咲、一般財団法人渋谷区観光協会代表理事の金山淳吾、HACHI　©SHIBUYA♡HACHIアニメ製作委員会

毎週土曜に放送中の『イニミニマニモ』内でTVアニメ『SHIBUYA♡HACHI』（テレ東／関東ローカル　午前7時～）が4月6日（土）からスタート。このたび、記者発表に渋谷区区長の長谷部健、一般財団法人渋谷区観光協会代表理事の金山淳吾、HACHI役の声優・和多田美咲が登壇した。

本作は、渋谷駅前のシンボル“忠犬ハチ公像”として、まちを見守り続けて来た“HACHI”が現代の渋谷で動き出し、渋谷に集まる愉快な仲間たちと繰り広げるゆるく楽しい日常を描くストーリー。

長谷部区長は、渋谷区にとってハチがどのような存在なのかと聞かれ、「ハチは、ずっと渋谷駅でみんなを見守っている存在です。アンケートをとっても、“渋谷といえばハチ公”とスクランブル交差点に並んで上位に出てきますし、今は海外も含めて多くの人がハチ公に注目してくれていると思います。その一方で、地元の人にとってもハチは守り神のような存在。日々銅像を掃除する人もいますし、いろいろな人の思いが集まってくるんです。ハチ公はご主人さまの帰りをけなげに待つ忠犬として愛されていますが、ペットを愛する人たちが今は大変増えてきていますし、ペットを飼う人にとっても象徴のような銅像になっていると思います。さらに多くの人に共感の輪を広げていけたらいいなと思います」とハチ公への思いを語った。

金山理事は「渋谷駅周辺で活動されている方にとってはハチ公というのは地域のシンボルだと思うのですが、渋谷区ってすごく広くて。広尾、笹塚、幡ヶ谷、表参道、恵比寿、代官山といういろいろなエリアがあるんです。その地域の方たちにも愛されるような仕組みを作れないかなと思い、ハチ公をキャラクター化して、どの世代の方にも使ってもらえる、目にしてもらえるシンボルになればという思いでこのキャラクターを作らせていただきました」とハチのキャラクターについて言及した。

続けて、「今、渋谷区は観光客の方が多くて、ハチ公との記念撮影というのは渋谷に来たときの最初のアクションになっているんじゃないかなと思います。でも実は、渋谷を観光都市として見始めたのはここ10年くらい。なので、まだまだ『渋谷に来たらこのお土産買いたいよね』というところは未成熟な部分があるんです。この作品が動画配信も含めて世界中に届くといいなと思っていますし、渋谷に来ていただいた際は、ハチ公銅像で写真を撮って、ラブハチのグッズをお土産として買っていただけたらうれしいです」とアピールした。

さらに、アニメでハチを演じる和多田がハチのカラーをイメージした衣装で登場。和多田は「小学生の頃にハチ公の物語の小説を読んでいて、もともとすごく大好きだったので、オーディションの段階から『アニメやるんだ！』とすごくうれしかったです。小学生の時に豆柴を飼っていたのですが、そのペットにハチを重ねるくらいハチに思い入れがあったので、今回ハチ役になったと聞いた時は驚きました」と出演が決まった際の心境を告白。

また、「現代の渋谷に当時のハチがやって来るという組み合わせが面白い。出てくるキャラクターたちは現代を生きているので、そことのマッチが面白いですよね。私も渋谷によく行くので、普段見ている渋谷の景色をアニメで見つけるとうれしくなります」と作品の印象を明かした。

そして、主題歌を担当するバーチャルシンガーのHACHIからのコメントも到着。作品の主人公と同じ名前で縁を感じたというHACHIは「渋谷の街を歩き回るような楽しい気分で楽曲を歌わせていただきましたので、アニメとあわせて楽しんでいただけるとうれしいです」と楽曲を紹介した。