『閻魔堂沙羅の推理奇譚』第1回のゲストは小関裕太!「映画のような余韻があるドラマ」

ドラマ
2020年10月30日

<小関裕太 インタビュー>


◆今回、よるドラ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』に出演することが決まったときのお気持ちは?

2019年に放送された『だから私は推しました』を見たのがきっかけで「よるドラ」枠のファンになったので、「あ!ようやく関われるのか」という気持ちになりました。
「よるドラ」の作品はどれも違う特色があると思うんですけど、共通しているのはドラマの題材や描き方が“攻めている”点だと思います。僕自身、日頃から“攻めている作品に携われる役者でありたい”と思っているので、気合いが入りましたね。
それと、僕は小さい頃に『天才てれびくんMAX』に出演させていただいて、学校で過ごす時間よりもNHKでスタッフさんや共演者の皆さんと過ごす時間の方が長かった印象があるんです。だからNHKは僕にとってホームグラウンド的な場所で、作品に参加するときはいつも“楽しいものが待ってるんだろうな”というワクワク感もありますね。

◆ご自身の役柄についての印象や、役のここに注目してほしいという点は?

(浜本尚太という役は)頑張っているんだけれど報われない人なんだなぁって感じました。本人は必死なのになかなか成果が出なくて悩んでいて、でもその悩んでいることに本人が慣れてきてしまって「すみません」とか「ごめんなさい」が口癖になっている。
そんな彼が閻魔堂で沙羅と向き合って、そして自分の死とも向き合って、少しずつ成長していくのが第1回の見どころです!

◆収録に参加されてみて、現場の印象はいかがでしたか?

コロナ禍の外出自粛もあって、今回の作品が本当に久しぶりの現場でした。だから第一に撮影できることがうれしかったですね。
新しい作品、新しいスタッフ・キャストの皆さんと物作りをできるということが、これまでは当たり前に感じていたけれど、やっぱり当たり前じゃないんだなぁというのを実感しました。

◆主演の中条あやみさんとは2017年公開の映画「覆面系ノイズ」以来の共演かと思います。前回の共演からの変化やお互いの成長について教えてください。

今回の作品は2人で向かい合うシーンが多かったので、現場でもよく作品の中身についてはもちろん、どうやって演じたいかについて話をしていました。中条さんに関しては、前回の共演よりも主演らしさが増したような気がしました。
今回の作品はセリフがすごく長いのですが、中条さんがすごく落ち着いたたたずまいで現場にいてくれて、なおかつ、しっかりとお互いのコミュニケーションも取れたので、僕はすごく自由にやらせてもらえたと思います。

◆放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

死後の世界から物語が始まるというファンタジー的な設定と、自分の死に隠された謎を推理していくというミステリーの要素、その掛け合わせの中で、それぞれのエピソードに登場するキャラクターが自分の過ちを実感したり、成長する姿が描かれています。
面白さやポップさの中に心に残るメッセージも込められているので、映画のような余韻があるドラマだと思っています。
視聴者の皆さんには、ぜひ新しい世界観に入り込んでほしいなと思います!

<番組情報>

『閻魔堂沙羅の推理奇譚』
NHK総合
2020年10月31日(土)放送スタート
毎週土曜日 後11・30〜(全8回)

<第1回あらすじ>

閻魔堂沙羅(中条あやみ)は、死者を天国に送るか地獄に送るかを決めるあの世の裁判官。そんな彼女の元に1人の若者・浜本尚太(小関裕太)がやってくる。食品会社の社員で、冷凍室で棚が荷崩れして頭を打って気絶。誰にも発見されず凍死した。
沙羅は浜本に「事故ではない殺人」と口を滑らしたところ、浜本は天国行きを拒んで生き返りを懇願する。すると沙羅は浜本に提案する…。「ゲームする?自分を殺した犯人を当てるのが条件です」

©NHK

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