ムロツヨシ、主演“街ぶら”ドラマでリアル体験「移動はほとんど徒歩(笑)想像以上に楽しかった」

ドラマ
2021年03月27日

『全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの』

3月28日(日)から6夜連続で放送されるドラマ『全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの』(フジテレビ)で主演を務めたムロツヨシのクランクアップインタビューが到着した。

本作は、漫画家・清野とおるが今まで足を踏み入れたことのない街を実際に歩いた経験から作られた“大人の街ぶら冒険”ストーリー『全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの』をドラマ化。人気劇団「ヨーロッパ企画」が全エピソードの脚本を担当し、キャストにも数多く参加する。

ドラマで訪れる街は、上中里(東京)、国道(神奈川)、霞ヶ関(埼玉)、山田(東京)、久留里(千葉)の5か所。そこで繰り広げられる物語は、その街で実在する場所が舞台になり、そこに暮らす人たちをモデルに俳優たちが演じていく。

コロナ禍ということで、最少人数かつ撮影も速やかに行うという異例の制作体制となった本作。しかし、次第にチームワークも高まり、クランクアップ当日は奇跡的に巻き、ムロも「すばらしい!気持ちいい終わり方でございます」とスタッフをねぎらった。

最後に撮影したのはバッティングセンターで、セイノ(ムロ)が複雑な思いを胸にバットを振りまくるというシーン。オールアップを迎え、スタッフが拍手を送る中、プレゼントを渡されたムロは感謝の気持ちを述べると、「次は首都圏を飛び出し、北海道、九州、四国、沖縄…タイ、台湾…そこには知らない街がたくさんあります! 次回はこのようなご時世ではないときに、もっと自由な撮影の仕方で切磋琢磨して楽しいものを作りたいと思います」と続編に意欲を見せた。

ムロツヨシ インタビュー

◆撮影を振り返っていかがでしたか?

「あっという間でした。スタッフさんが大人数の組ではなかったのがいいところだったと思います。皆さんの機動力でやってこられましたね、仲間意識、団結力、チームワーク…とてもいい関係が築けたのではないでしょうか。もう少し時間的に余裕があればな、とも思いましたが、このご時世ですので撮り切ることを最優先に考えました」

◆撮影前と後でイメージが違ったことは?

「ひとつの街を皆で移動するのですが、ほとんど徒歩でした(笑)。それが想像以上に楽しかったです。“街ブラ”ドラマとしての新しい形だったな、と。撮影で役者は『俳優部』とか、カメラマンさんたちは『撮影部』など、部で呼ばれたりするのですが、今回は皆が部であって楽しくわいわいやれたのが良かったですね」

◆逆に期待どおりだったことは?

「スケジュールを見て“そうなるな”と思ったのは、テストなき芝居の世界。通常は“段取り”をやって、テストを何回かやって、本番、となりますが、テストをほとんどやりませんでした。決めきった芝居ではなく、その場で出た芝居を採用したことです。そこが面白く見えたらいいなー、と。僕もあまり経験のないことですが、ドキュメンタリーとまでいかなくても、新鮮味のあるものが出ていると思います。画面を通して伝わったらうれしいです!」

◆訪れた街の思い出を少しずつ教えてください。

「1話の上中里では、喫茶店『サン』のお父さんに、カメラが回っていないところで話しかけていただき楽しかったです。撮影場所を貸してくださっただけでなくご厚意に感謝ですね。

2話の国道は、私の地元・鶴見の近くなんです。駅前の焼き鳥屋さんのご夫婦がすごくいい方で、落ち着いたらひとりでぷらっと飲みに行きたいな、と思っています。

3話の霞ヶ関では、スパイスのお店を訪れ、そこで働いている方に出演していただいたんです。その方のお芝居が最高でした。皆さんの人柄もすてきで、スパイスの香りにやられて、その日から3日間、タイ料理を食べ続けました。

4話の山田は、最初牧場の匂いがすごいと思ったら、すぐに慣れました。牧場の皆さんには、場所が変わっても牛を連れてきてくれるなどたくさんご協力いただきました。

5話・6話の久留里では、役者仲間の中川大志君とラーメンを食べるシーンが印象的でした。ずっと食べ続けるので、その日の夕食は抜いて臨みました。でもその味がおいしくて。麺をおかわりしてしまいました。どの街も地元の方のご協力あっての撮影でした。本当に感謝しかありません!」

『全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの』
フジテレビ
2021年3月28日(日)深0時30分~1時
2021年3月29日(月)深0時25分~0時55分
2021年3月30日(火)深1時05分~1時35分
2021年3月31日(水)深0時35分~1時05分
2021年4月1日(木)深0時35分~1時05分
2021年4月2日(金)深1時05分~1時35分

<出演>
ムロツヨシ

<ゲスト>※登場順
黒田福美、高杉亘、平泉成、高橋ユウ、ビートきよし、高橋ひとみ、新川優愛、伊吹吾郎、モト冬樹、東幹久、久保田磨希、温水洋一、中川大志

<原作>
清野とおる『全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの』(大洋図書)

<エンディングテーマ>
電大『よかった』(Line Drive Record)

<脚本>
上田誠(ヨーロッパ企画)
酒井善史(ヨーロッパ企画)
永野宗典(ヨーロッパ企画)
橋本尚和(ヨーロッパ企画)

演出:吉村慶介(共同テレビ)、佐藤さやか(共同テレビ)
企画・プロデュース:安永英樹
プロデューサー:竹内康人(共同テレビ)、勝田久美子(共同テレビ)、栁川由起子(共同テレビ)

制作協力:共同テレビ
制作著作:フジテレビ