波瑠が月9ドラマ初出演で初主演 共演に田中圭、岸優太、北村匠海、岡崎紗絵『ナイト・ドクター』6月スタート

ドラマ
2021年04月27日

『ナイト・ドクター』

女優の波瑠が、6月スタートの月9ドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系 毎週(月)後9時~9時54分)で月9初出演にして初主演を果たすことが分かった。共演には田中圭、岸優太(King & Prince)、北村匠海、岡崎紗絵が集結。波瑠と岸、北村、岡崎は本作が初共演となる。

本作は、夜間救急専門の「ナイト・ドクター」結成のために集められた、年齢も性格も価値観も全く異なる医師たちが、夜は命に、昼はそれぞれの人生に向き合いながら唯一無二の絆を紡いでいく完全オリジナルの青春群像医療ドラマ。

2024年度から施行される医師の働き方改革により「原則960時間」までの時間外労働の上限が勤務医に適用され、深刻な人手不足が叫ばれる日本の救急医療。数年後に迫った改革だが、革新的な対応策はいまだ見つかっていない。本作では“昼夜完全交代制”を試験的に導入した病院を舞台に、夜間救急専門の医師「ナイト・ドクター」たちにスポットを当てる。

主演の波瑠が演じるのは、「いつでも、どんな患者でも絶対に受け入れる」という強い信念を持つ医師・朝倉美月。柏桜会あさひ海浜病院で夜間勤務専門の救急医を募集していることを知り、自分の信念を実現できる場所だと思い応募。ナイト・ドクターとして働くことに。

病院の近くにある寮に住み、意気揚々と働き始めるも、思い描いていた理想とはかけ離れた過酷な現実が美月を待ち受けていた。美月は負けず嫌いで行動力があり歯に衣着せぬ性格のため、周囲を戸惑わせることもあるが、他人の心に寄り添うことができる優しさを持ち合わせている。向上心が高く、救命に対して誰よりも熱い思いを持っているが、思い入れが強い分、冷静さを欠いたり感情的になったりしてしまうことも。

一方で、そんな美月の熱意は次第に周囲のナイト・ドクターの意識を変えていく。そして職場だけでなく、美月は私生活でも仲間たちを翻弄していく。また、休日を一緒に過ごす恋人もいる美月は、公私ともに順調に思えたが…。

田中圭が演じるのは、かつて美月と同じ救急にいた先輩医師で、ナイト・ドクターの結成により美月と再会する成瀬暁人。上から目線で口が悪く、クールでドライな現実主義者。自分にも他人にも厳しいストイックな性格で、医療現場で唯一必要なことは確固たる技術だと信じている。

かつては美月のように患者思いの一面があったが、ある出来事がきっかけで患者と距離を置くように。自分の過去の経験から、とことん患者に向き合う美月はシビアな判断を求められる救命医に向いていないと感じており、事あるごとに美月に転科を勧める。

しかし、美月や若い医師たちが懸命に患者に向き合う姿を見ながら、忘れかけていた医師としての姿を思い出していく。また、同じ寮に住みながら多くの時間を共に過ごすことで、成瀬の人生にも変化が現れる。

田中の月9ドラマ出演は『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(2017年10月期)以来、約4年ぶりとなる。

岸優太が演じるのは、両親を早くに亡くし、病気がちの妹の面倒をひとりで見ている元内科医の深澤新。妹を元気にするために医者になったが、美月や成瀬のような医師としての強い信念は持てずにいる。柏桜会あさひ海浜病院で内科医として働いていた深澤は、救急診療で働く同僚がハードワークでボロボロになっている姿を見て「救急医は絶対にやりたくない」と思っていた。

そんな矢先、ナイト・ドクターとして働かないかと院長から持ちかけられる。妹が昔からこの病院で世話になっていることもあり、院長の願いを引き受けることに。技術もやる気も自信もない深澤だったが、美月たちの姿勢に次第に感化されていく。

プライベートでは、妹との2人暮らしが長いため家事が得意。仕事優先で私生活がボロボロな美月の面倒を何かと見ることに。

岸は本作がフジテレビ系ドラマ初出演となる。

北村匠海が演じるのは、ナイト・ドクターの桜庭瞬。明るく人懐っこい性格で、くせ者ぞろいのナイト・ドクターの中でいつも元気に振る舞う桜庭は、チームのムードメーカー的存在。

そんな桜庭は、さまざまな科を転々としていた研修医だったこともあり、救急で運ばれてくる重症患者の処置などやったこともなく、初めての救急の現場で右往左往。救急医になることが夢だった桜庭だが、今まで救急の現場に立たなかったのには桜庭自身が抱える問題や桜庭の家族も関係していた。

北村の月9ドラマ出演は『信長協奏曲』(2014年10月期)以来、約7年ぶり。月9レギュラー出演は本作が初となる。

岡崎紗絵が演じるのは、美月の同僚のナイト・ドクター、高岡幸保。高飛車だが、頭の回転が速く、医師としての責任感も兼ね備えているため一目置かれている存在。とはいえ、人生を仕事だけにささげるのは絶対に嫌で、プライベートにも一切手を抜かない。どんなに忙しくてもいつも見た目に気を遣い、女子力を保つための努力を怠らない。

また、交際中の彼は若くして成功したレストランの経営者で、高学歴高収入イケメンの3拍子そろったハイスペック男子。世の羨望を集める恵まれた女性に見えるが、実は心に葛藤を抱えている。

岡崎が月9ドラマにレギュラー出演するのは『トレース~科捜研の男~』(2019年1月期)以来、2年6か月ぶりとなる。

波瑠 コメント

「台本をとても面白く読ませていただきました。いろんな医師が躍動している印象を受け、その中にいる朝倉美月という役を演じさせていただくことが光栄な気持ちと、命を扱う作品なので、気を引き締めて挑まなければいけないなと思いました。病院が舞台ではあるけれど、ただお仕事だけを描いていくのではなく、そこにある人間関係や、それぞれがどんな思いで命と向き合っているのか、細かい人間模様も描いていけたらと思います。今大変な思いをされている医療従事者の方々、そして病院に悲しい思い出がある方もたくさんいると思います。そのような方々で苦しい状況のまま時間が止まってしまっている方がいれば、その時間を少しでも進められる、未来に背中を押してあげられるメッセージが作品に込められれば良いなと思います。日々撮影に挑んでいますので、楽しみに待っていてください」

田中圭 コメント

「昨年も野田(悠介)プロデューサーの『アンサング・シンデレラ-』に出演させていただいて、すごくすてきな作品でした。今回またご一緒することになり、“懲りないな~”と思いました(笑)。“また医療モノをやるの?”と。台本を読んで面白いなと思いましたが、医療ドラマの台本が面白いということは、撮影が大変だということも同時に伝わるんです。“懲りないな”とは思いつつ、医療モノと青春群像というバランスがとても良い作品だと思ったので、医療モノだけど医療モノではない、青春群像もあるけど、それだけではない、見たことない作品に仕上がるのではないかなと思います。コロナ禍で、命と向き合ってくださっている方がたくさんいる中で、そんな方々のことを忘れてはいけないと思います。こんな状況の今こそ、視聴者の方には、“命と向き合う”ということがどういうことなのか、僕らを通して感じてほしいし、演じている僕ら自身も良い刺激になっています。この5人の、合っているのか合っていないのか分からない関係性や、それぞれのキャラクターの行く末を楽しく見守っていただければと思います」

岸優太(King & Prince)コメント

「出演のお話を聞いたときは、マネージャーさんを疑ってしまいました(笑)。まさか自分が医療ドラマに出られるなんて、夢にも思っていなかったです。月9ドラマはジャニーズの大先輩がたくさん出演されている枠なので、“ついにきた!”という気持ちとともに緊張感でいっぱいでした。メンバーに伝えたときには自分のことのように喜んでくれて、会うたびに“今日は撮影どうだった?”と気にしてくれています。この作品は、医療現場のひっ迫感、命の尊さをしっかりと伝えながら、1人が悩んでいるときはチームでフォローをする5人の絆も細かく描かれていて、さまざまな視点で刺激を受けられるドラマになっています。お医者さんの役を演じ、おこがましいですが、体感させていただくことで、日々奮闘されている医療従事者の方々への感謝の気持ちが自分の中で大きくなっていくのを感じています。その思いを大切にしながら撮影に臨んでいきたいです」

北村匠海 コメント

「今は医療というものが僕たちにとって、これまで以上に近い存在になっていると思います。実際に、医療従事者の方々が戦っている姿を、この作品を通して、そして僕らを通して何か伝えられたら、少しは貢献できることがあるかもしれないと思い、作品に挑んでいます。演じていてナイト・ドクターというのはとても過酷な現場だと感じます。この作品の特徴だなと思ったのは、患者さんの処置が終わり、スタッフステーションの窓から見えるのが朝日なんですよね。昇ってくる朝日を見て、張り詰めていた表情から、“あ~終わった”とほっとひと息つく表情まで、細部がきちんと描かれている作品だなと思います。医療ドラマとしての面白さもたくさんありつつ、個性豊かでキャラクターの立った5人が織り成す会話劇も見どころで、そんな5人のヒューマンストーリーも楽しんでいただけたらと思います」

岡崎紗絵 コメント

「人の命に直接関わる職業なので、台本を読んでいて気が引き締まりました。夜間専門の医者というのがあってもいいのか、そういったことを提示している作品でもあり、私自身が初めて救急医療や医者の働き方について向き合うので楽しみでもあります。コロナ禍の今、医療現場はとても大変な時期で、医療従事者の方にも、そうではない方にも、大変な時期だからこそ届くもの、伝わるものがあるのかなと思い、見た方が前向きになれる作品になればと思いながら演じています。ナイト・ドクターになった5人にはそれぞれいろいろな思いや事情があるので、そんな5人の成長を見届けていただけたらと思います」

プロデュース 野田悠介(フジテレビ第一制作部)コメント

◆企画意図

「“誰もが働きたくない夜間の救急に集まった5人の医師たち。なぜ彼らはここで働くことを選んだのか”。2024年に医師の働き方改革が施行される中、救急医の人手不足を解消する革新的な対策がないことを知り、今回の『ナイト・ドクター』を企画しました。実際の病院では、当直は新米の医師に押し付けられる場合が多く、腕のある一流の医師ほど、夜中にわざわざ働きたがらないのが現状です。ただ、患者は昼も夜も問わず運ばれてきます。夜間専門の医師がいれば、昼夜を交代制にし、労働時間と夜の病院を守ることができます。夜の病院で戦う彼らを通して、夜間救急の過酷さも少しでも伝えられたらと思っています。そして医師としての側面だけではなく、1人の人間として、病院以外の物語も紡いでいきます。夜の病院で出会った彼らの、友達でも家族でもなく、ただの同僚とも少し違う、5人の青春群像劇にもご注目ください!」

◆キャスティングについて

「このドラマを盛り上げるべく、今をときめくすてきな5人に集まっていただきました! 波瑠さんは美月のような内に秘めた芯の強さと優しさを感じ、努力してもかなわない現実があっても、それを跳ね返し、貫き通す信念を表現していただけると思いました。田中圭さんは『アンサング・シンデレラ-』に引き続き、ご一緒できて本当にうれしいです。成瀬という口が悪く、技術にしか興味がなく一筋縄ではいかない人物をどう表現していただけるか楽しみです。岸優太さんは深澤と似たような天然さやピュアさを合わせ持っていると思い、歳の離れている妹の優しい兄の一面と、医師としての未熟さを等身大で演じていただけると思いました。北村匠海さん演じる桜庭は、人懐っこい性格でムードメーカー的存在だが、心に“ある陰”を抱えています。明るさの中に、人には見せない諦めにも似た感情を抱える桜庭を、北村さんなら演じ分けていただけると思いました。岡崎紗絵さんは、幸保のようなかわいらしさとクールさを合わせ持ち、仕事も私生活も一流でいたい勝ち気な女性を表現していただけると思いました。それぞれ個性豊かなキャラクターを、この5人ならば体現していただけると感じお願いをしました。医師として、1人の人間として、どう成長していくのか。夜の病院で戦う5人の青春群像劇、ぜひご期待ください!!」

<第1話あらすじ>
深刻な人手不足が叫ばれる日本の救急医療。過重労働を強いられ、医師1人あたりの時間外労働時間は膨らむ一方。特に夜の救急医療の現場では、経験豊富な医師は少なく、専門外の治療はできないなどの事情もある。しかし、そんな状況とは関係なく、ひっきりなしに運ばれてくる夜間の重症患者。こんな状況では、患者の命を奪う医療ミスも起きかねない。そんな崩壊寸前の救急医療を立て直すべく、「柏桜会グループ」の分院「柏桜会あさひ海浜病院」では、試験的に大規模な勤務体系の改革が実施されようとしていた。それは、医者の当直を全面廃止しながらも、“24時間365日どんな患者も受け入れる”体制はそのままに、夜間勤務だけを専門に行う救急医チーム「ナイト・ドクター」を新設することだった。「ナイト・ドクター」結成のために集められた朝倉美月(波瑠)、成瀬暁人(田中圭)、深澤新(岸優太)、桜庭瞬(北村匠海)、高岡幸保(岡崎紗絵)の5人の救急医たち。年齢も性格も価値観も、何もかもが全く異なる5人の医師たちが“どんな患者も断らない”をモットーに「ナイト・ドクター」として働き始める。

『ナイト・ドクター』
フジテレビ系
2021年6月スタート
毎週(月)後9時~9時54分

<出演者>
波瑠、田中圭、岸優太(King & Prince)、岡崎紗絵・北村匠海 他

脚本:大北はるか(『ラジエーションハウス~放射線科の診療レポート~』『グッド・ドクター』)
プロデュース:野田悠介(『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』『コード・ブルー特別編-もう一つの戦場-』)
演出:関野宗紀(『ラジエーションハウス~放射線科の診療レポート~』『ハラスメントゲーム』)、澤田鎌作(『監察医 朝顔』『悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~』)
制作・著作:フジテレビ

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/NightDoctor/
公式Twitter:@nd_fujitv
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