坂口健太郎が百音との関係性を語る「寄り添って見ていてあげたい」『おかえりモネ』

ドラマ
2021年06月11日

現在放送中の連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合ほか)。先日、本作のリモート取材会が開催され、菅波光太朗役の坂口健太郎が登壇した。

「海の町」宮城県・気仙沼に生まれ育ち、「森の町」同・登米で青春を送るヒロイン・永浦百音(清原果耶)が、“気象予報”という天気にとことん向き合う仕事を通じて、人々に幸せな未来を届けていく希望の物語を描く本作。坂口は東京の病院に籍を置きながら、1週おきに登米のよねま診療所へとやってくる医師・菅波幸太朗役を演じている。

常に不愛想で「他人のプライバシーに興味がない」という、ドライな菅波を演じる坂口。「彼の人物像はまだまだ謎に包まれていて、“この人はどういう人なのだろう?”という部分が強く出ていると思います。朝ドラの1日15分という放送時間の中で、少しずつ変化していく菅波の姿を表現していけたら」と演じる上で意識していることを明かす。

主人公・百音を演じる清原の印象については「果耶ちゃんは初めてお芝居をした時から百音の考えていることを真剣に考えている子だなと思います。なので、果耶ちゃんが百音に見える瞬間もあるし、百音が果耶ちゃんに見える時もある」という。

続けて「2人がリンクしているので、どのようなシーンのお芝居をしていても違和感がなくて気持ちがいいんです。それに彼女の透明感や清らかさが、この作品にとてもマッチしていますよね」と絶賛した。

6月14日(月)から放送を開始する第5週では、百音との距離が縮まり、菅波の新しい顔も見えてくるように。「百音の気象予報士試験の勉強を手伝うシーンで見せる、先生然としたテンションの高い彼の姿は見ていて面白いのではないかなと思っています。そうやってある種彼女に巻き込まれながらも、行動を共にすることで変わっていくさまを見守って頂けたら」と見どころを語る。

今後の百音との関係性について聞かれると、「2人がどうなっていくかはまだ分からないですが、きっと“ずっと寄り添って見ていてあげたい”と思っているのではないかな。ただ僕の主観としては、ラブストーリーは両思いになったら物語が完成されてしまう気がするので、片思いの過程が一番好きです!(笑)」と笑顔を見せる場面も。

脚本家・安達奈緒子が手掛ける台本を「いつも楽しみに待っている」という坂口。「『僕だったらこういう反応をするな』と思う部分にほんの少しのスパイスが足されていて、それが菅波のキャラクターになっているんです。劇的な瞬間というのは多くないかもしれませんが、かみ締めることによって味が出てくる物語だと思います」と本作の魅力を語り、会見を締めくくった。

番組情報

連続テレビ小説『おかえりモネ』
NHK総合ほか
毎週月〜土曜日 前8・00〜8・15ほか

©NHK