恒松祐里インタビュー「りょーちんは明日美の心をずっと叩いている」『おかえりモネ』

特集・インタビュー
2021年06月03日

現在放送中の連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合)で、ヒロイン・百音(清原果耶)の幼なじみ・野村明日美役を演じる恒松祐里さん。保育園から百音といつも一緒の明日美は明るくチャキチャキとした、よくしゃべる女の子だ。

高校卒業後は仙台の大学に進み、現在はイケメンを探しながら学生生活を謳歌中。物心ついたときから“りょーちん”こと亮(永瀬廉)のことを思っており、年イチで告白し続けてきた過去を持っている。

明日美を演じる恒松さん自身も「りょーちんは罪な男」といい、「明日美ちゃんの心をずっと叩いているんだと思う」と。そんな彼や幼なじみメンバーのこと、「私と似ている」という明日美自身について語ってくれました。

恒松祐里インタビュー

◆朝ドラは『まれ』が初出演ですが、今回『おかえりモネ』の出演が決まった時はいかがでしたか?

オーディションの時も明日美ちゃんの役を演じていて、この役をやりたいなと思っていました。しゃべり方のテンポとかテンションの上がり方、明るく見えて意外と考えている時は考えているところとか、陰と陽のバランスが私の性格と似ている気がしていて。
実際にお芝居をやっていて気持ちよかったですし、感覚も掴みやすかったです。これは絶対に受かりたいと、ずっとこの子の役でお芝居できたらすごく楽しいんだろうなと思っていました。オーディションも緊張するというより楽しみながらお芝居ができたので、受かった時はとてもうれしかったです。

◆3週目はついに気仙沼編ですが、幼馴染たちとのシーンで印象的なものはありましたか?

亀島で吹奏楽のセッションをするシーンがすごく楽しかったなあと思います。達成感もあって、幼馴染や吹奏楽部の仲間も含めて全員で頑張ったぞという気持ちになりましたね。
あとは、やっぱりモネと2人で布団に寝転がって本音を語り合うシーンは、ちゃんと繊細に演じようと意識したところでもありますし、実際に心地良い空気感で掛け合いができたので注目して見てほしいシーンです。

◆りょーちんとの関係性や思いについては、どのように感じていますか?

りょーちんは罪な男ですよね(笑)。りょーちんは優しくて、かっこよくて、明日美ちゃんの心をずっと叩いているんだと思うんです。でも本人にはその自覚もないし、明日美ちゃんのことも全然好きにならなそうだし、なんかもう複雑ですね、本当に!(笑)
ドラマで描かれることはないと思いますが、明日美ちゃんにはきっと(振り向いてもらえない)悲しさや悔しさがあったはず。でも全くジメジメしていない性格ですし、意地もあるとは思いますが、そういうのを幼馴染の前では見せないんです。それが明日美ちゃんの強さかなと思います。

番組情報

連続テレビ小説『おかえりモネ』
NHK総合ほか
毎週月〜土曜日 前8・00〜8・15ほか

©NHK