妹・未知とりょーちんの姿に百音は自問自答を繰り返す…『おかえりモネ』【第4週】

ドラマ
2021年06月05日

百音(清原果耶)と幼なじみたちとの再会が描かれた第3週「故郷(ふるさと)の海へ」が放送を終えた、連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合ほか)。6月7日(月)からは、第4週「みーちゃんとカキ」が放送を開始する。

第3週では、雅代(竹下景子)の初盆にあわせ、地元・気仙沼の実家に帰省した百音(清原果耶)。そこで、漁師になった亮(永瀬廉)をはじめ、幼なじみたちと久しぶりに再会を果たす。

仙台の大学からこっそり逃げ出してきた三生(前田航基)や妹の未知(蒔田彩珠)も交え、お互いの近況や恋の話で盛り上がる彼らの姿はとても微笑ましいものだった。

だが、それだけではない。第3週では、百音の回想という形で、東日本大震災が起こったあの日、2011年3月11日が描かれた。映し出されたのは、赤く燃え盛る気仙沼港と、跡形もなくなった黒い街。

当時、百音は音楽コースを受験した高校の結果発表を見に父・耕治(内野聖陽)と仙台へ行っており、あの津波を経験していなかった。第1週で「私、何もできなかった…」と朝日に照らされる北上川を見ながら涙を流した百音の思いは、すべてがここから始まっているのだろう。大好きだったサックスを吹くことを止めてしまったことも。

第4週では、カキを卵から育てる地場採苗の研究に没頭する未知の姿を見て、圧倒される百音。家業だけでなく気仙沼の漁業の未来まで見据える妹の姿や、夢をかなえて漁師になった亮を見て、自分はどうかと自問自答を繰り返す。

いっぽう、ある日、街に出かけた耕治が見かけたのは、居酒屋に入ろうとする亮の姿。止めようと近づいたところで不意に店から出てきた男、それは亮の父で幼なじみの新次(浅野忠信)だった。新次は昼間から酔っており、ひどくすさんだ様子で、久しぶりの再会となった2人の間には深いわだかまりが…。

そしてその夜、激しい雨が降り、未知のカキ棚を揚げるために船を出した祖父・龍己(藤竜也)にトラブルが起きる。

番組情報

連続テレビ小説『おかえりモネ』
NHK総合ほか
毎週月〜土曜日 前8・00〜8・15ほか

©NHK