重岡大毅、初の父親役に「パパって呼ばれると底力が湧いてきます」『#家族募集します』

ドラマ
2021年07月08日

『#家族募集します』

7月9日(金)スタートの金曜ドラマ『#家族募集します』(TBS系 毎週(金)後10・00~10・54)のオンライン制作発表が行われ、主演のジャニーズWEST・重岡大毅のほか、木村文乃、仲野太賀、岸井ゆきのが七夕にちなんだ浴衣姿で登壇した。

『ごめんね青春!』以来7年ぶりにTBSドラマ出演となった重岡は「楽しいことも壁にぶち当たることも、いろいろあったので、その苦い青春を今回で取り返しにきた感じ。監督やスタッフさんが当時と同じ方もいて、成長した姿を見せようかなと思って頑張っています」と意気込んだ。

初めてのGP帯での主演、さらに初の父親役となる赤城俊平を演じるにあたっては「あんまり気張らずにっていうのは第一に思ってますね。変なエンジンかかりすぎるとやっぱりうまくいかないこともあったりするかなと思うので、あまり意識せずにいつも通りやってますね。父親役ですけど、息子の陽君がすごく僕を父親としていさせてくれる瞬間がたくさんある。カットがかかっても、パパと駆け寄ってきてくれるので、それがうれしいですし、パパって呼ばれると底力が湧いてきます」と明かした。

小学校教師でシングルマザーの桃田礼を演じる木村は「一番自分で自分を自由じゃない状況に持っていちゃってる人なんですけど、現場がすごく楽しいんです。なので、つい私もその楽しいに乗っかってしまうんですが、やりますよって言われたらみんなの流れを止めに行くというか、ちょっとぶった切るポジションでもあるので、心苦しいなと思いながらやっています」と苦労を明かした。

母親役については「長い時間一緒にいるので、疲れてしまうかな? とか、お芝居のペースを守れるかな?と不安がいっぱいあったんですけど、“にじや”に集まるみんなのように、誰かがしんどそうだったら、誰かが変わって相手してっていうのを皆さんが自然にやってる感じがして、1人の負担がない現場だなって思ってます。子供たちも誰かだけじゃなくて、みんなに平等に甘えに来てくれるので、本当にみんなで育てているのが実感できています」と明かすと、重岡が「確かに」と同調した。

家族を募集するきっかけとなった小山内蒼介を演じる仲野は「元気でアホで、とにかく明るい太陽みたいなやつでいれたらいいなと思いながら演じています」と役柄を説明。また「番宣でゲッターズ飯田さんに占ってもらったんですが、僕だけ精神年齢が10歳という結果が出てしまいまして(苦笑)。4人の中で最年少だと発覚したんですが、設定では4人の中で一番お兄さんなんですよ。その説得力を出すのに苦労してます。ですが、蒼介の勢いがないとこういう展開にはなっていかないので、とにかく元気よく突き進んでいこうと思ってます」と語った。

夢を追いかけるシングルマザーで、シンガソングライターの横瀬めいくを演じる岸井は「本人は素直に生きているだけだと思うんですけど、発言とか行動が少し突飛に映るシーンもあるんですが、すごく素直な人」と役柄を説明。

今回、歌やギターにも挑戦する岸井が不安そうに「順調…です」と明かすと、重岡が「現場に音楽があるとすごくいいですよ」とフォロー。岸井は「歌うシーンの時に不安そうな顔をしているとみんなが励ましてくれるので、頑張れます」と語った。

撮影の裏話について問われると、重岡は「子供たちは朝からトップスピードで、元気いっぱい。そのピュアな部分に引っ張られている現場かもしれないです。子供が雰囲気を作っちゃうこともあるので。“ワンチーム”っていうのがはやっていて、子供たちもやってくれる」と明かした。

重岡と仲野は初共演。お互いの印象を聞かれると、重岡は「初めて会った感じがしないんです」と打ち明け、仲野は「しげしげが笑わせてくれるので、楽しいですよ」と。重岡は「同世代っていうのが大きいんだと思うんです。格闘技が好きという趣味も合うんです」と明かした。

同世代の岸井は「現場は一緒になってはしゃいでいますね。本当に(2人が)精神年齢が低いから、そこに入ると後で楽屋に入ると疲れたとなっちゃう」と語った。

7月9日放送の第1話の見どころについて、重岡は「性格も価値観も違う人たちが家族になっていくお話。両親がいて、兄弟がいてというのが家族だと思うんですけど、そこじゃない人たちが家族になっていく姿、必死に生きていこうとする姿は家族に見えました。人に見せられない弱いところとかもさらけ出して一緒に生きていくっていうところは1話からあるので、特に1話のクライマックスに向かっていくところはぜひ見ていただきたいと思います」と。

木村は「お2人(重岡と仲野)のテンポのいい会話が結構ポイントになっているなと思っていて。いつものトーンで、アドリブかと思うぐらい自然にせりふを言い合うから、せりふの中で悲しいことを言っていても、きっとこの2人なら乗り越えられるんだろうなって思える会話を繰り広げてくれるので、この物語の要でもあるのかなと思います」と。この賛辞を受けて、重岡と仲野は「今日はよく寝れるな」とうれしそうに語った。

そして、会見当日が七夕ということで、短冊に願い事を書くことに。重岡は“笑顔の絶えない現場でありますように”と書き、「楽しい現場が好きなんですよ。なので引き続き元気で明るい現場になって、それが映像に乗っかると思うので」と語った。

続いて木村が“みんなで笑えますように”、仲野が“楽しい夏になりますように”、岸井が“毎日晴れますように”とそれぞれ願い事を披露した。

ここで、子供たちが登場し、短冊に書いたことを発表することに。俊平(重岡)の息子・陽を演じた佐藤遙灯は“パパとゲームする!”と願い、重岡が「腕相撲とか指相撲をやるのが楽しいみたいで。全部パパが勝ってるんだよね。ゲームいっぱいしような」とパパぶりを見せた。

続いて、礼(木村)の娘・雫を演じる宮崎莉里沙は“れいママがおもしろいことをいっぱいしてくれますように”と願い、めいく(岸井)の息子・大地を演じる三浦綺羅は“めいくママとたくさんいれますように”と、緊張気味に発表し、2人のママをメロメロにさせていた。

この様子を見ていた仲野が「本当にかわいいし、こんなの書かれたらうれしいだろうなと思いますね。いいな~」とうらやましがると、重岡が「後で太賀君にも書いてあげて」と子供たちにお願いし、「はーい」と返事が聞こえてくると、仲野は「全員俺の家族だから」と笑顔を見せた。

最後に重岡は「皆さんにも家族がいて、いろんな思い出とか温かい出来事とかがあったと思うんですけど、このドラマを見ていただけると、“家族ってこうだな”“うちもそうだった”っていう、家族愛、優しさの本質に触れられるドラマじゃないかなと思っています。まずは1話を見ていただきたいなと思います」とアピールし、会見を締めくくった。

金曜ドラマ『#家族募集します』
TBS系
2021年7月9日(金)スタート
毎週金曜 後10・00~10・54
(初回15分拡大)

この記事の写真

©TBS