窪田正孝＆本田翼が『ラジハII』の見どころを語る！「伝説の“四角関係”が待ってます」

10月4日（月）から放送スタートのドラマ『ラジエーションハウスII〜放射線科の診断レポート〜』（フジテレビ系）。本日の放送を目前に取材会が開催され、主演を務める窪田正孝と本田翼が登壇した。

本作は2019年4月期に月9ドラマとして放送された『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』の続編。原作は、現在「グランドジャンプ」（集英社）で連載中の同名漫画で、コミックスはシリーズ累計165万部（紙＋電子）を突破している。

前作に続いて、主人公の天才放射線技師・五十嵐唯織を演じるのは窪田正孝。医学界の従来のルールや型にはまらない掟破りとも言える方法で病の原因を探り、レントゲンやCT（コンピューター断層診断）で“視えない病”を診つけ出す“縁の下のヒーロー”とも称される、診断放射線技師を演じる。前作に出演した本田翼、広瀬アリス、浜野謙太らも続投するほか、八嶋智人、髙嶋政宏ら新キャストが彩を添えていく。

そしてこの度、放送スタートを目前に本作の取材会が開催され、窪田と本田が登壇。いよいよ迎えるシーズン2の放送を前に、窪田は「またあの楽しい日々が帰ってくるんだ、2年越しにみんなに会えるんだって、この状況下だからこそより強く喜びを感じました。前作はすごく反響も大きくて、『あの青の！　青い服着てる人だよね？　ドラマ面白いよね〜』って話しかけてもらったりして（笑）。でも、青はこの作品のテーマカラーでもあるのでうれしかったです」と振り返る。

本田も「（放送が決まったと聞いた時は）辛くも楽しい青春が帰ってくるなという気持ちでした。でも、私は窪田君とは違って、周りからは『白衣来てるあれね〜！』って反響で（笑）」と笑顔を浮かべた。

本作の舞台は前作のラストから2年後が舞台となるが、演じる上で意識した点については「唯織は基本、前作から変えていないですね。この2年間の留学生活の中で彼が得た、ちょっとした重みみたいなものはお芝居で表現できたらいいなと思っていましたが、唯織が変わってしまうと作品自体が変わってしまうなと。絶対にそこはぶれてはいけない軸だと思っていたので、変えない勇気を持ってやっていました」と。

本田も「私が演じる杏は、前作ではいっぱいいっぱいで周りにきつく当たってしまうこともある子だったんですが、今作では技師の方々と心を通じ合わせられるようになったりと、かなり変わりましたね。そして、とてもよく悩む女の子になりました。前作では“病院のため”と割り切ってやっていた部分もあったのですが、今作では患者さんのためにどうしたらいいのだろうとずっと考えていたり…」とそれぞれ役柄について明かす。

また、本作において気になる部分のひとつが唯織と杏の恋模様だ。くっつきそうでくっつかない淡い関係がほほ笑ましい2人だが、「シーズン2では少し変化がありますよね。そして伝説の“四角関係”も待ってます！」と本田。「辻村（駿太郎・鈴木伸之）と広瀬（裕乃・広瀬アリス）と、そこは今回かなりの見どころになるんじゃないかな」というと、窪田も「みんな一段とキャラが濃くなったしね」と同意していた。

本作では新キャストとして八嶋と髙嶋が加わったが、チームの雰囲気について聞かれると、本田は「とにかく現場の明るさがパワーアップしました」と。すると、窪田が「でも、八嶋さんが来てくださったことできっと浜謙（浜野）さんは危機を感じてたと思うんですよ。ふざけてもいいポジションを奪われる！　って（笑）。しかも、八嶋さんも八嶋さんで『これ、テストでやったからもう本番ではやらないよね？』ってがんがんハードルを上げていくので、浜謙さんのお芝居がどんどん変わっていってました（笑）」とエピソードを披露する一幕も。

“天才放射線技師”という唯織の役柄にちなみ、「お互いの天才だなと思う部分」に話題が及ぶと、窪田は本田について「超大御所の役者さんにタメ語を使っても許されそうというか（笑）、この人はたぶん何を言っても許される存在ですね。いるだけで現場の空気が柔らかくなる」と賞賛。

対する本田は「窪田君は今回もかなり難しいせりふがたくさんあるのですが、それを当たり前かのようにスラスラ話していて。でも、その努力をした痕跡を全く周りに悟らせないところ」と。ただ「長ぜりふがある日の窪田君の目の下のクマはすごい」と暴露され、窪田も思わず照れた表情を見せていた。

この作品への思いについては「個人的には、伝統ある“月9”というところで主役をやらせていただけたことはすごく大きかったです。撮影を進める中でどうしてもできないことというのもあったし、できることの中で何を見出していくかということをみんなで見つけていくことにやりがいを感じていました。そういう経験を積ませてくれた作品だなと感じています」と窪田。

そして、本田も「私にとっては“ホーム”みたいな感覚です。この作品の撮影はドラマの中でも結構過酷な部類に入ると思うのですが、それを乗り越えられたのはキャストの皆さんの人の良さや温かさで、本当に助けられました。『何かあったら聞くよ』ってスタンスでみんないてくれるし、『ここ苦手なんだよね』とか何でも言いあえる、本当に貴重な場所」とそのチームワークの強さを口にする。

最後は、視聴者へのメッセージとして「『ラジハII』はシーズン1よりもかなりパワーアップして帰ってきます！　ハラハラする部分や『どうなっちゃうの〜！』って部分も結構ありますので、そんなところも含めて毎週楽しく見ていただけたらいいなと思います！」と本田。

窪田も「続編をできるということはなかなかないことだと思いますし、継続できるということが本当にうれしいです。でも、それはやっぱり見て下さる視聴者の皆さんや応援してくださる方々の力があってこそだと思っています。今回から初めて見てくださる方も置き去りにしない作品になっていますし、今まで見て下さった方にはもっともっと楽しんでいただけるのではないかなと。ファンの方々に少しでも恩返しができるようみんなで作ったつもりなので、ぜひ最後まで成長したみんなをみてもらえたらうれしいです」とメッセージを寄せ、取材会は締めくくられた。

2人が出演する『ラジエーションハウスII〜放射線科の診断レポート〜』は、本日10月4日（月）午後9時から放送開始となる。