市原隼人、給食マニア・甘利田役は「群を抜いて大変なキャラクター」『おいしい給食 season2』会見

ドラマ
2021年10月08日
©2021「おいしい給食」製作委員会
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10月より順次放送を開始するオリジナルドラマ『おいしい給食 season2』(テレビ神奈川ほか)の記者会見に市原隼人、土村芳、佐藤大志、勇翔(BOYS AND MEN)、山﨑玲奈、綾部真弥監督が登壇した。

『おいしい給食』は、給食マニアの教師・甘利田幸男(市原)と、給食マニアの生徒・神野ゴウ(佐藤大志)による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディ。1980年代のある中学校を舞台に、甘利田と彼を取り巻く子供たち、大人たちのさまざまな人生模様が、食欲をそそる給食バトルと共に紡がれる。2020年3月には「劇場版 おいしい給食 Final Battle」も公開。season2では、劇場版から2年後が描かれる。

主人公の甘利田役を演じる市原は「いよいよ『おいしい給食 season2』が始まります。これはこの作品を好きになってくれたファンの皆様のおかげです。僕はこの作品に関わる全ての人が好きすぎて、こんな感情を抱かせてくれた作品に感謝してます」とあいさつ。

放送を目前に控えた心境については「正直、甘利田を見られることが恥ずかしいです。でも、役者は笑わせるのではなく笑われる職業だと思っているので、皆さんには笑ってドラマをご覧いただければと思います」と語った。

2年ぶりに甘利田というキャラクターを演じることについては「撮影初日の前日はまったく眠れず、キャラクターが強烈なのでつぶされそうでした。群を抜いて大変なキャラクターでした。原作もなく、ゼロからはじまった作品なので、脚本家と共に甘利田というキャラクターを一緒につくっていきました。台本には入っていないのですが、給食が好きな甘利田が楽しみで踊りだしてみたり、給食という初めての会食がテーマということで、生まれたばかりの子供から100歳を越えるお年寄りまで、どうやったら全ての皆さんに楽しんでいただけるかなと常に考えながら演じました」とシーズン2の見どころをアピールした。

初参加の土村は学年主任の宗方早苗役を演じる。「ひと言でいうと楽しい現場でした。市原さんはじめ、監督や皆さんのおかげで私は現場に飛び込んでいくだけという感じでした。皆さんの中に交じらせていただき、温かく受け入れていただきました。そして、作品をスタッフ含め、皆さんが本当に愛しているのを感じられる現場でした」と振り返る。

初共演となる市原については「本当に現場で見ていても市原さんの役はハードだったと思います。甘利田先生として全力投球する姿に学ばせていただきました。現場では明るく盛り上げていただき、私のことも明るく導いてくれて感謝しています」と感謝を述べた。

2年ぶりに神野ゴウ役を演じた佐藤は「また、神野ゴウを演じられると思っていなかったので、まさか今回こうやって演じることができてうれしいです。前回はずっと緊張していたのですが、今回は緊張の中にも安心感を持って演じられたと思います。監督から、前回のゴウより2年後なので、前より大人っぽくしてと言われて、そこは意識して演じました」と明かした。

体育教師の真野浩太役を演じた勇翔は本作からの参加。演じた役については「ひと言でいうと、バカな役ですね。愛されるバカというか、自分の気持ちに素直というか、自分の気持ちを表すだけで自然にコメディになる役でした。現場でも隣にいた土村さんが笑ってしまうくらいで、どうにか役を通して笑わせたいなと思って頑張りました」と現場でのエピソードを明かした。

オーディションで出演が決まり、学級委員の皆川佐和子役を演じた山﨑は「あまりドラマのオーディションに慣れていなくて、オーディション中も緊張していました。合格と聞いたときは思わずマネージャーさんに本当? と確認してしまったくらい、本当にうれしかったです」と役が決まったときの喜びを振り返った。演じた役については「自分にはない面があって、学級委員としてハキハキ先生に意見するところもあるのですが、中学生の女の子らしい女子っぽい面もあって、いろいろな面があって演じるのが難しかったです」と語った。

“給食の思い出”を聞かれると、勇翔は「この作品のように授業よりも、給食が楽しみでした。当時は成長期だったので、食パンなら10枚くらい食べていたら、先生におまえは食べ過ぎだと注意されました」と学生時代のエピソードを明かした。

土村は「私の通っていた学校の給食が変わっていて、あずきかぼちゃの日があって。味付けしてない、甘くないかぼちゃとあんこだけの日があって、これはデザートとして食べればいいのか、当時は困惑しました。なのでこの作品の中でこのメニューが出てきたら、甘利田先生や神野君はどうやって食べたのかなと考えてしまいました」と思い出を披露。

市原は「とにかく給食が好きでした。誰よりも早く食べて、おかわりをしていました。たいして牛乳が好きなわけではないけれど、牛乳じゃんけんにも参加して。とにかく友達と楽しむのに必死でした」と当時を振り返った。

会見の最後には、ドラマ『おいしい給食 season2』の劇場版第2弾公開決定を発表。市原は「テンションをぐっと上げていかないといけないので、撮影中は毎日眠れなかったです。早く皆さんにも見ていただきたいです」と。土村は「映画化でスクリーンでもご覧いただけるということで、映画版にも参加させていただけてうれしいです」と笑顔で語った。

佐藤は「映画化ということで、皆さんに『おいしい給食』をもう1回多く楽しんでもらえるのがうれしいです」と。勇翔は「映画の方が尺が長いので、一つの物語をたっぷりと楽しんでいただけるので、ぜひ見てほしいです!」とアピール。山﨑は「ドラマからさらにグレードアップしていると思うので、楽しみにしてほしいです」と語った。

最後に市原は「まだまだコロナで苦しんでもがいている人が多いと思います。この映画はそんな全ての人に送るエールのような作品です。苦しくて悲しいことや、寂しいことがあっても大丈夫。笑えないことが多いけれど、この『おいしい給食 season2』という作品が皆さんを温かく包み込んで笑わせてくれます。一生懸命で滑稽なほど、笑われながら生きている甘利田を見て、力をもらってください。僕もこの作品が大好きです。この作品が皆さんに届くことを楽しみにしています」と、作品に込めた熱い思いを語った。

イベント情報

『おいしい給食 season2』記者会見
2021年10月7日(木)3331 Arts Chiyoda 内2階 体育館
登壇者:市原隼人、土村芳、佐藤大志、勇翔(BOYS AND MEN)、山﨑玲奈、綾部真弥監督

番組情報

『おいしい給食 season2』(全10話)
2021年10月順次放送スタート
テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12 トゥエルビほか

<キャスト>
市原隼人、土村芳、佐藤大志、勇翔(BOYS AND MEN)、山﨑玲奈、いとうまい子、直江喜一、木野花、酒井敏也

<スタッフ>
監督:綾部真弥、田口桂
脚本:永森裕二

公式サイト:https://oishi-kyushoku2.com/

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