松重豊・仲村トオル・岸谷五朗が一癖も二癖もある班長に『横山秀夫サスペンス 第三の時効』

ドラマ
2021年11月29日
©横山秀夫/集英社・テレビ東京
上段左から)岸谷五朗、松重豊、仲村トオル

11月29日(月)後8時より、松重豊が主演を務める『横山秀夫サスペンス 第三の時効』(テレビ東京ほか)が放送される。

原作は本格ミステリーにして警察小説の最高峰との呼び声も高い横山秀夫の連作F県警シリーズの同名小説。山梨県警本部の強行犯捜査係を舞台にした“県警史上、最強”と謳われる捜査チームで班長を務める刑事の生きざまを通して、事件の真相に迫る本格警察ドラマだ。

主人公、捜査第一課強行犯捜査二係・通称“二班”の班長、公安出身で「冷血」とあだ名される楠見昌平(くすみ・しょうへい)を、松重豊が演じる。時効まであと1か月の傷害致死事件。時効成立=「負け」目前の捜査を、班長・楠見はあえて請け負う。だがそこには時効を巡る、巧妙な罠があった。

2020年放送の『沈黙のアリバイ』『モノクロームの反転』の2作品に引き続き、捜査一係“一班”の班長・朽木泰正(くちき・やすまさ)には仲村トオル。“一班”に対抗心を燃やしつつ、ともに強行犯捜査係を引っ張る、“三班”の班長・村瀬恭一(むらせ・きょういち)には、岸谷五朗が出演。それぞれ一癖も二癖もある3人の班長の競演も見どころの一つだ。

さらに、警察関係者として吉沢悠、岩松了、平田満、事件の被害者の妻を演じるともさかりえ、その娘役に平祐奈など、演技派キャストが集結。「第三の時効」が意味する驚くべき真相、事件から20年全ての謎が明らかになる。

今回の発表に際して、主演の松重は「冷徹に振り切った人物なので、これまで演じてこられたおふたりの班長との対比が楽しみです。主演ではありますが、観て頂く方が全く感情移入できないであろう楠見という人間に翻弄されてみてください」とメッセージを寄せた。松重、岸谷、仲村からのコメントは下記を参照。

松重豊 コメント

ドラマ版の『クライマーズハイ』以来となる横山秀夫さん作品で、重厚な人間ドラマを堪能しました。
冷徹に振り切った人物なので、これまで演じてこられたおふたりの班長との対比が楽しみです。
主演ではありますが、観て頂く方が全く感情移入できないであろう楠見という人間に翻弄されてみてください。

岸谷五朗 コメント

事件そのものの面白さも当然あるが、横山さんの描く警察内部の人間関係が「臭ってくるような生臭さ」で表現されているのがとっても魅力的です。
久しぶりにライバル関係にある朽木(仲村トオルさん)に会い、自分の役である村瀬も蘇ってきて、そこに松重さん演じる楠見が交わると、とっても愉快な瞬間が現れて緊張感の中、演じていて幸せでした。私自身も完成を観るのが楽しみです。

仲村トオル コメント

今まで演じてきた横山秀夫先生原作ドラマの役の中でも、昨年、緊急事態宣言があけたばかりの、さまざまな意味で厳しい状況で撮影した「笑わない男」朽木は、とても思い入れのある役です。
今回、松重豊さん演じる楠見が明らかにする「第三の時効」の真相によって、驚きと共に、ほろ苦く心地よい余韻に浸って、テレビドラマの力を感じてもらえると思います。
ぜひぜひ、ご覧ください。

番組情報

月曜プレミア8『横山秀夫サスペンス 第三の時効』
テレビ東京ほか
2021年11月29日(月)後8・00〜9・54

公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/premiere8_drama/

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