林遣都・吉岡里帆・矢本悠馬ら演じる若き職人たちが“卒業”へ「常に切磋琢磨してきた」『京都人の密かな愉しみ』完結

ドラマ
2022年05月16日
『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 門出の桜』左から)矢本悠馬、吉岡里帆、林遣都、趣里、毎熊克哉

ドラマ『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 門出の桜』(BSプレミアムほか)が、5月28日(土)午後7時30分より放送決定。本作に出演する林遣都、吉岡里帆、矢本悠馬、趣里、毎熊克哉よりコメントが到着した。

2017年にスタートした『京都人の密かな愉しみ』の2ndシーズン『Blue 修業中』では、これまで4回にわたり、外部には閉ざされた京都人の世界の奥深くに入り込み、たくましく伝統を継承しようとする若者たちの苦悩や喜びを描いてきた。その若き職人たちの群像劇が本作『門出の桜』でいよいよ完結する。

舞台は桜の花が咲き、華やぐ春の京都。満開の華やかさと散り際の切なさが交差する街で、それぞれの師匠からそれぞれの方法で巣立ち、一人前の職人として新しい一歩を踏み出す5人の主人公たちの卒業が描かれていく。

本作では、厳しく伝統を守りつつも革新をもしなやかに取り込み、その文化や生活を豊かにしてきた京都人のリアルな機微を、ドラマと美しい桜の風景を交差させつつ、一反の西陣織のように紡ぎあげる。

『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 門出の桜』前列左から)吉岡里帆、趣里、林遣都、矢本悠馬、毎熊克哉

出演するのは、本シリーズの制作中にいずれもブレイクし、日本のドラマ界を担う実力派俳優へと成長した林遣都、吉岡里帆、矢本悠馬、趣里、毎熊克哉の5人。最終回にふさわしい渾身の演技で、京都人版「若者のすべて」を完結させる。

発表にあたり、林は「5年前に始まった『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中』シリーズもいよいよ最終章を迎えました。同世代の愛すべき共演者の皆さんとは、この作品で会う度に互いの成長を確認し、常に切磋琢磨してきたように思います」と振り返る。

吉岡も「桜ほころぶ春の京都、地道に修業をしてきた5人が遂に旅立つ時がやって参りました。四季の移り変わりの中、それぞれの師匠から学び、受け継いできた技術と感性がどんな形で花開くのか楽しみに待っていて下さい」と呼びかけた。2名と矢本、趣里、毎熊によるコメント全文は次ページに掲載。

若林ケント幸太郎役・林遣都 コメント
『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 門出の桜』林遣都

5年前に始まった『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中』シリーズもいよいよ最終章を迎えました。同世代の愛すべき共演者の皆さんとは、この作品で会う度に互いの成長を確認し、常に切磋琢磨してきたように思います。共演を重ねていくうちに、役柄同様、僕たち俳優同士もすっかり気心知れた仲になり、久々に5人が集まった撮影現場には他にはない安心感がありました。
「若林ケント幸太郎」ーこのシリーズが始まる際、源監督に与えていただいた僕のフルネームが入った役名です。監督が当てがきで描き続けてくださったこの役には、俳優としてだけでなく、1人の人間としての僕の“今”が詰まっていると思っています。源監督はじめこの作品に携わった皆様、ずっと作品のファンでいてくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ぜひ、青い職人たちの晴れやかな門出を見届けていただけたらなと思います。

宮坂釉子役・吉岡里帆 コメント
『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 門出の桜』吉岡里帆

桜ほころぶ春の京都、地道に修業をしてきた5人がついに旅立つ時がやって参りました。四季の移り変わりの中、それぞれの師匠から学び、受け継いできた技術と感性がどんな形で花開くのか楽しみに待っていて下さい。みんなの青春が詰まった京都での日々のきらめきと、これからの希望的な未来を感じさせてくれるクライマックスとなりました。ぜひお楽しみください。

松原甚役・矢本悠馬 コメント
『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 門出の桜』矢本悠馬

自分は生まれも育ちも京都で生粋の京都人なんですが、地元のことって知らないことがたくさんありました。京都で暮らしている時、観光客の方を見かけることがあり、当時の自分はわざわざ足を運んでまで来る魅力があるのかなぁと思っていました。しかし東京に住むようになり、自分の出身を聞かれ「京都」と答えると必ず返ってくるのが「いいなぁ、うらやましい」。それで京都に興味が湧き、お寺を回ってみたり、食事を楽しんでみたり、京都の魅力に惹きつけられました。5年間もこの作品に携われて非常にうれしく思います。京都の魅力がお伝えできれば幸いです。

松蔭葉菜役・趣里 コメント
『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 門出の桜』趣里

キャストスタッフさんにお会いするのが毎回楽しみで、本当の同級生と錯覚してしまうぐらい居心地が良く、この5年間、葉菜ちゃんと一緒に成長できたらいいなぁと歩んできた気がしています。毎回、葉菜ちゃん!? という展開に、私自身驚きを隠せませんでした(笑)。今回で最後だなんて、本当に寂しいですが、変わらず5人はどこかで一生懸命、邁進しているはずなのでまた集まって近況報告し合えることを願っています。そして導いてくださった源監督に感謝の気持ちでいっぱいです。楽しんでいただけたら幸いです。

松蔭鋭二役・毎熊克哉 コメント
『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 門出の桜』毎熊克哉

本作に出会って5年、いよいよ卒業の季節を迎えました。大文字保存会の方々と何度も山を登り掃除をして、送り火の準備をするところから鋭二のシーンが始まったというのもあって、演じることよりも、地元の方々と共に呼吸をし、これまで流れてきた時間に思いを馳せることを大事にしながら役と向き合いました。農家の方と交わした野菜の話、祇園祭では山鉾巡行、旅立ってしまった師匠とのシーン、若者5人での雑談…。僕にとって全てが貴重で愛おしく、この先もずっと誇れる作品になりました。若者たちの門出を一緒に見届けていただけたらうれしいです。“僕らの仕事に卒業はない。なんか、カッコええこと言いよったで!”

番組情報

『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 門出の桜』
BSプレミアム・BS4K
2022年5月28日(土)午後7時30分~

©NHK