山下智久、海外ドラマ初主演作『神の雫/Drops of God』が撮了「俳優としてだけでなく人間としても成長できた」

ドラマ
2022年07月07日
Huluオリジナル『神の雫/Drops of God』

山下智久が海外ドラマ初主演を務めるHuluオリジナル『神の雫/Drops of God』がクランクアップを迎え、山下からコメントが到着した。

本作は、世界中で愛され、日本のワインブームにも火を付けた伝説的大人気漫画「神の雫」(作・亜樹直 画・オキモト・シュウ/講談社)を実写ドラマ化。仏英日の多言語ドラマシリーズとして、世界随一のグローバルテレビジョンスタジオ、レジェンダリー・テレビジョン1(アメリカ)と高品質なテレビ番組を世界中の視聴者に届ける独立系製作配給会社のダイナミック・テレビジョン2(アメリカ)、フランス国営放送局グループのフランス・テレヴィジオン、そしてHulu Japanの4社が共同製作。2023年に世界同時放送&配信(予定)、日本ではHuluで独占配信される。

今回のドラマシリーズにおいての大きな挑戦は、原作漫画で物語の中心となっている“神咲雫”という男性キャラクターがフランス人女性・カミーユになっていること。そして主人公を山下智久が演じる聡明なワイン評論家・遠峰一青としている部分だ。

物語は、世界的に有名なレジェ・ワインガイドの創設者/著者であり、ワイン学の権威でもあるアレクサンドル・レジェが東京の自宅で息を引き取るところから始まる。9歳の時に両親が離婚して以来、アレクサンドルに会っていなかった一人娘のカミーユ(フルール・ジェフリエ)は、彼が遺した膨大なワインコレクション<専門家いわく“世界一のワインコレクション”>を相続するためには、アレクサンドルの弟子・一青(山下)との対決に勝つことが条件だと知る。アレクサンドルの遺書には「一青は“魂の息子”」とあるが、果たしてアレクサンドルと一青の関係は…。複雑な家族関係、相続、そしてワインへの愛が2人の若者を宿命の対決へと導いていく。

本作は、2021年8月にフランスでクランクインし、その後、イタリア、日本などにも渡りながら約10か月にわたって撮影が行われた。コロナ禍により撮影はたびたび困難に見舞われ、日本への入国が難しい時期には、一部バンコクでの撮影も実施。配信時期も当初は2022年を予定していたが、2023年に変更となった。

それでも当初の予定通り、最後は日本で無事に撮了。山下は「約10か月に及ぶ、長期の撮影を通して海外で生活をしながら現地のスタッフと仕事ができたことで、俳優としてだけでなく、人間としても成長できた作品」と撮影を振り返る。製作総指揮のクラウス・ジマーマンも「かなり長かったですが、充実していました」と語り、「チーム、役者と家族になったような気持ちです。とてもよい経験でした。唯一無二の作品になると思います」と自信を見せている。

ガストロノミー(美食学)と高級ワインの世界、そして家族の宿命を描いた壮大な人間ドラマとなる本作。山下は、プライベートでもワインをたしなむようになったそうで「家族の愛やワインの魅力に触れていただければうれしい」と語っている。

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