長濱ねる「島の中に一緒にいるような、そんな気持ちになってもらえたら」『舞いあがれ!』

ドラマ
2022年10月11日
『舞いあがれ!』長濱ねる

現在放送中の連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合ほか)で、山中さくら役を演じている長濱ねるからコメントが到着した。

連続テレビ小説第107作は、オリジナル作品『舞いあがれ!』。1990年代から今にかけ、福原遥演じるヒロインの岩倉舞がものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら空を飛ぶ夢に向かっていく姿を描く、挫折と再生のドラマだ。

長濱演じる山中さくらは、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)の祖母・才津祥子(高畑淳子)が作ったジャムを売る店の店員。遠距離恋愛している彼と喫茶店を開くことを夢見ている。

「朝ドラにいつか出演したいと思い続けていて、夢がかなったばかりか、私の故郷である五島列島が舞台で本当に幸せ」という長濱が、本作への思いや収録でのエピソードを語った。

長濱ねる コメント

◆『舞いあがれ!』に出演することが決まったときのお気持ちは?

朝ドラにいつか出演したいと思い続けていて、夢がかなったばかりか、私の故郷である五島列島が舞台で本当に幸せです。初出演なので緊張していましたが、馴染みのある場所でリラックスして臨むことができて五島に助けてもらったような気がしました。

◆ご自身の役柄についての印象や、 演じる上で楽しみにしていること、そして役のここに注目してほしいという点などを教えてください。

さくらは、いるだけで周りが明るくなるようなポジティブな女の子。恋人が帰ってくるか分からない中待ち続けながら、島を盛り上げていきます。でも意識的にポジティブでいるような気がします。私が実際に五島で暮らしていた頃の記憶だと、島には旦那さんが漁師をしているご家庭が多かったので、漁に出たら半年間は帰ってこない家もあったりして、やっぱり島の女性たちが、自分の足で生きて島を守るというたくましさがあると感じていました。

また五島は人の移り変わりが早くて、出会いと別れがとても多いんです。五島からどんどん人が少なくなり島に残る人もどんどん年をとっていく。そんな中でさくらは自分が率先して島を元気に明るくするぞと思っているんじゃないかな。監督が五島は“再生と癒やしの島”とお話しされていて本当にその通りだと感じています。私も上京してからも節目節目で島に帰り、その都度元気をもらいました。さくらは舞ちゃんと親戚というわけでもないですし、同級生でもないんですけど、それでもずっと一緒に楽しく過ごしていて、それが島らしい関係だなと思います。島全体が家族のようで困っていたら手を差しのべるし、自分が困っていたら誰かに助けてもらうということが当たり前の関係。さくらは大雑把な性格ですが舞ちゃんの手をずんずん引っ張って、舞ちゃんの心をこじ開けてどんどん元気にさせていく。さくらも私自身もそんな島のような存在でありたいと思っています。

◆共演者の皆さんの印象はいかがですか?

才津祥子役の高畑淳子さんの五島ことばが完璧なんです! 私のクランクインの最初のシーンが祥子さんの家で祥子さんがジャムを作っているシーンだったんですが、祥子さんがもう五島の人にしか見えなくて、こういう感じの人、島にいるー! と感激したのを覚えています。浦信吾役の鈴木浩介さんも、もういらっしゃるだけで、場が明るくなって本当に島にいるお父さんみたいな感じです。台本読みの段階からすごくもう楽しくて。哀川翔さんと鈴木さんと私でお話する機会があったんですけど、鈴木さんが哀川さんに「釣り行きました?」と聞いていて「この後行くんだよ、何釣れるかな?」という話をしていたのが印象に残っています。

◆放送を楽しみにしている視聴者へのメッセージをお願いします。

このドラマは、東大阪と五島の二つの舞台がありますが、五島編はとにかく明るくエネルギッシュで、視聴者の皆さんも島の中に一緒にいるような、そんな気持ちになってもらえたらうれしいです。私の自慢のふるさと・五島列島の美しい自然の景色や温かい人々を見て、少しでも癒やされて今日も頑張ろう! と思ってもらえたらこんなにうれしいことはありません。ぜひ東大阪編と五島編と両方楽しんでもらえたらいいなと思っています。

番組情報

連続テレビ小説『舞いあがれ!』
NHK総合ほか
毎週月曜~土曜 午前8時~8時15分ほか

WEB

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