桜井ユキが人生どん底のペーパーナース役に 加藤シゲアキ、風吹ジュン、柄本明らが共演『満天のゴール』【コメントあり】

ドラマ
2023年01月21日
『満天のゴール』桜井ユキ

3月25日(土)放送の4Kドラマ『満天のゴール』(BS4K 午後9時~10時29分)で桜井ユキが主演を務め、加藤シゲアキ、風吹ジュン、柄本明が共演することが決定。キャスト陣からコメントも到着した。

舞台は「舟屋」の風景が美しい丹後半島の京都・伊根町。人生どん底状態で帰郷したペーパーナースのシングルマザーと、へき地医療・訪問診療に精力的に取り組むワケありの医師。地元の年寄りたちの「人生のゴール」に向き合う2人と、豊かな自然の中で互いの心に抱え込んだ「傷」を乗り越えようと人生の輝きを取り戻していく人々を描く、「再生」の物語となっている。

桜井ユキ演じる川岸奈緒は、夫に裏切られ東京から故郷・伊根町に出戻ってきたシングルマザー。昔、看護師の資格を取った奈緒だったが、母の死を機に「死」に対し恐れを抱くようになり、夢を諦めていた。そんな彼女は近所の老人の通夜の席で、三上高志(加藤シゲアキ)に出会う。三上はおよそ医者らしくない医者でよそ者だったが、トクじい(柄本明)ら地元の年寄りに慕われていた。

ある日、奈緒は近くに住む元看護師の老婦人・早川順子(風吹ジュン)が三上と関わりがあることに気づく。過去の不幸な事件が元で、二人の間には深い溝があった。早川の死期が迫る中、奈緒はある提案をする。それは奈緒にとっても新たな人生への第一歩だった。

発表にあたり、桜井は「どこか自分にも身に覚えのあるような感情と、この物語の織りなす優しく穏やかな時間、そして香り。どうか丁寧に向き合い、この物語を紡いでいきたいと思っています」と。

加藤は、「台本を読み、過去と未来を見つめる三上というキャラクターの痛みと愛情に心を揺さぶられました。伊根の美しい景色と、医療を通して紡がれる物語を、多くの方に届けられるよう心を込めて演じさせていただきます」と思いを述べている。
桜井、加藤、風吹、柄本のコメント全文は下記に掲載。

桜井ユキ コメント

『満天のゴール』原作、脚本と両方読ませていただいた時、まず頭をよぎったのは幼少期を過ごした祖父母の家でした。どこか自分にも身に覚えのあるような感情と、この物語の織りなす優しく穏やかな時間、そして香り。どうか丁寧に向き合い、この物語を紡いでいきたいと思っています。

加藤シゲアキ コメント

『満天のゴール』写真:森 恒河 [WHITNEY]
『満天のゴール』に参加させていただくことになり、大変光栄に思っております。
私の演じる三上は、地域診療に取り組む医師です。彼がなぜ医師を志し、地域診療に取り組むのか。台本を読み、過去と未来を見つめる三上というキャラクターの痛みと愛情に心を揺さぶられました。
伊根の美しい景色と、医療を通して紡がれる物語を、多くの方に届けられるよう心を込めて演じさせていただきます。

風吹ジュン コメント
『満天のゴール』風吹ジュン

私の年齢的に当然のように、老い先短い老人や病人、そして寝たきりの役がここ数年増えております。
演じ手として内心「もういいじゃない?」と疑問を感じることもしばしば。
そこで出会った『満天のゴール』。
決して甘くない、生と死を丁寧に描き世に放つメッセージとして、その一端を担えるならばと役をお受けしました。
主演の桜井ユキさん、そして加藤シゲアキさんはもちろん、柄本明さんも厳しい真冬の伊根の景色もきっと魅力的で素晴らしいに違いないと今から期待し私も楽しみなドラマです。
どうぞよろしくお願いします。

柄本明 コメント
『満天のゴール』柄本明

どんなことを思っていても、あまり言うことではないのかなと思いますが、素敵な作品になるように一生懸命せりふを言います。幸せな最期とはどういうものなのか、ドラマを見て感じていただけたら幸いです。

番組情報

4Kドラマ『満天のゴール』
BS4K
2023年3月25日(土)午後9時~10時29分

©NHK